昔ながらのTOTモンスターのイメージで作り込む

1973年の初代Z1から’77年のZ1000まで続いた丸タンクのカワサキZ。続く進化型として’79年に登場したZ1000Mk.IIでは角タンク仕様となった。その750cc版がZ750FXだ。この車両はそれを元に、シゲテック・小山さんが手を入れたもの。

画像1: 昔ながらのTOTモンスターのイメージで作り込む

「これは兄貴のバイクなんですよ(笑)。5~6年前の、まだ買いやすい値段の頃に買って、足まわり中心に手を入れたものです。モチーフはTOT(テイスト・オブ・ツクバ)モンスタークラスのマシン。今時の前後17インチホイール、これもいいんですけど、17インチ車で履いているようなタイヤの太さではなくて、昔ながらのカスタムZの18インチスタイル。それで普段は街乗りして、ゼッケンを付けたらTOTに出られるようなイメージ。兄貴も同じ考えで、それで行きました。

TOTの前身、TOF(テイスト・オブ・フリーランス)。その時代から同レースの中心にあったモンスタークラスのレギュレーションは、前後18インチホイール、フロントフォークもφ39mmまで。それに倣いつつ普段は街乗り。そのままツクバサーキットにやってきて、保安部品を外してレースに出るというスタイル。この車両には確かにTOTモンスターのグリッドにいても自然と言える雰囲気がある。

画像2: 昔ながらのTOTモンスターのイメージで作り込む

「モンスターエヴォリューションクラスでZに乗ってて速かった佐伯さんの車両にあやかって」(小山さん)と、ペイントも佐伯さん本人=ロッズデザインに依頼。ステムは18インチ化に合わせてオフセットを適正化するためにZ650に置換したり、ホイール自体も18インチに合う3本スポークのPMCソードを履くなど、形や雰囲気だけでなく、機能も押さえる点はさすがだ。電気系もPMCハーネスやウオタニコイル、PAMSパーツで一新されている。エンジンはノーマルで撮影時以降に手を入れると言うが、現状でも十分。

元々、「遠くにツーリングに行くのが好きな兄貴が、出先で何らかのトラブルで止まってしまって困らないように」という気持ちも入ってのこの手の入れ方。参考にしていいのではないだろうか。

▶▶▶ヘリテイジ&レジェンズが取材した最新のカスタム・バイクはこちら!

Detailed Description 詳細説明

画像1: Detailed Description 詳細説明

メーターまわりはノーマルで、ステアリングステムはかつてZ18インチ化の定番だったZ650用への換装により、オフセットを60→50mmに適正化してある。

画像2: Detailed Description 詳細説明

エッジとフレア(KAWASAKIロゴ部にも施される)、キャンディカラーを駆使したペイントはロッズデザイン・佐伯さんによるものだ。

画像3: Detailed Description 詳細説明

キャブレターはTOTモンスタークラスのレギュレーション(FCR/TMR除外)に合わせたCRスペシャルでφ31mm、マフラーはザッパー製を装着。

画像4: Detailed Description 詳細説明

エンジンは現状でノーマルだが、#1/#2気筒の圧縮が落ち気味なので、そろそろ手を入れるとのこと。本文の通り、電装まわりはきっちり一新されている。

画像5: Detailed Description 詳細説明

フロントフォークはノーマルのφ36mmで、インナースプリングや内部の変更を行う。フロントブレーキはブレンボ4ピストンキャリパー(ブラック化)+サンスターディスクの組み合わせ。前後ホイールはPMCソードで、2.75-18/4.75-18サイズを選択した。

画像6: Detailed Description 詳細説明

スイングアームはノーマル鋼管丸パイプの下にもう1本細身のパイプを入れたAMAスーパーバイクスタイルで、リヤショックのフレームレイダウン加工と合わせて小山さんこだわりの部分。ショックはナイトロン。タイヤはコンチネンタル・コンチロードアタック2 CRを履く。

取材協力:シゲテック

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

▶▶▶ヘリテイジ&レジェンズが取材した最新のカスタム・バイクはこちら!

This article is a sponsored article by
''.