国産アメリカンブームと言えば、1985年に初代レブルが登場し、カスタムの文化が定着。その後、1988年にスティード、ビラーゴ250が登場して一大ブームなったことをイメージするが、しかし、それより以前の70年代後半〜80年代前半に、4メーカーでアメリカンスタイルの50ccモデルを投入していた。この記事では、当時の50ccアメリカンを厳選して紹介しよう。

「50ccアメリカン」の選択肢が豊富だった70年代後半~80年代

画像: SUZUKI マメタン (1977年)

SUZUKI マメタン
(1977年)

個性派ゼロハンライダー向けチョッパースタイル

50ccクラスで見事なチョッパースタイルで生み出されたアメリカンタイプのスポーツバイクがマメタン。

676mmの低いシート高に、のけぞるほどのゆったりとしたライディングポジションを採用。新開発されたパワーリード方式の2サイクル50cc単気筒エンジンは5.5馬力。5速ミッションを組み合わせて、パワフルな走りを実現している。大きめのフューエルタンクの容量は5.5リットルで、長距離走行を可能にした。

画像: SUZUKI GN50E (1981年)

SUZUKI GN50E
(1981年)

一方、GN50Eはゆったりしたサイズの車体に7馬力とクラストップレベルの高出力エンジンを搭載。メッキパーツを多用した造りで質感も上級モデル並み。


画像: YAMAHA RX50SP (1980年)

YAMAHA RX50SP
(1980年)

スペシャルはアメリカンの称号

7馬力を発揮するGT50系の空冷2ストローク単気筒49ccエンジンを搭載。ゼロハンクラスとしては大柄な車体に、タンデムシート風のロングシート後部には小物入れを装備する。

写真はキャストホイールモデルだが、スポークホイール仕様もラインアップされた。兄弟車にRX80スペシャルがある。


画像: Kawasaki AV50 (1983年)

Kawasaki AV50
(1983年)

LTDではないカワサキのアメリカン

カワサキのアメリカンと言えば、Z250LTDやZ400LTDなど「リミテッド」がキーワードだが、その名前を持たず、スタイルをアメリカンに仕上げたゼロハンがAV50だ。

チョッパーの段付きシートのようなデザインに、プルバックハンドル、スズキのマメタン同様フルサイズではないが、だからこそ、ポップな雰囲気を持つモデルとなった。


画像: Honda MCX50 (1982年)

Honda MCX50
(1982年)

当時のホンダは50ccであってもとにかく本格メカを投入する

MBX50と同時期に発売されたアメリカンタイプのMCX50。スーパーシティカスタムと名付けられたこのモデルは、最先端の若者に響かせようとトライしたのか、「テクノ・フィーリングで新登場」という謎のキャッチコピーを持っている。

今見ると個性が際立つデザインのMCX50だったが、ホンダは1986年に王道のアメリカンスタイルを採用したジャズを発売し、戦略を変更していく。

画像: Honda JAZZ (1986年)

Honda JAZZ
(1986年)

まとめ:オートバイ編集部
この記事は月刊『オートバイ』2022年1月号特別付録「RIDE」に収録したものを再編集して掲載しています。

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