多くのオンロードバイクに採用されているチューブレスタイヤは、パンクをしても応急処置を施せば、一時的に走行できるようになる。ツーリングに携行しやすいコンパクトなパンク修理キットと、その使い方を詳しく紹介しよう。
文:太田安治/写真:柴田直行

デイトナ「パンク修理キット」の特徴

画像: DAYTONA パンク修理キット メーカー希望小売価格:税込4,785円 1カ所のパンク修理に必要不可欠かつ最低限のアイテムがセットされている。刺さった異物を抜くためのプライヤーまたはペンチも加えておいた方がいい。

DAYTONA パンク修理キット

メーカー希望小売価格:税込4,785円

1カ所のパンク修理に必要不可欠かつ最低限のアイテムがセットされている。刺さった異物を抜くためのプライヤーまたはペンチも加えておいた方がいい。

初めてでも驚くほど簡単にパンク修理ができる

いつ遭遇しても不思議ではないトラブルがパンク。ゆえにソロツーリングのベテランは修理キットを持参していることが珍しくない。デイトナのパンク修理キットはオンロードモデルのほとんどが採用しているチューブレスタイヤ用で、穴を塞ぐ帯状のシール材とラバーセメント(接着剤)、専用工具、空気充填用エアボンベをセットにしたもの。

直径1.5mmの釘が刺さったスクーターのタイヤで試してみたが、作業自体は難しくないし、所要時間も30分程度。慣れれば15分ほどで作業できそうだ。

説明書によると、17インチタイヤの場合、付属のエアボンベ3本を使って入るのは120kpa程度ということだからガソリンスタンドなどでの補充は必須。修理後2週間が経過し、走行約200kmの段階で空気圧低下はないが、あくまでも応急修理なので改めてショップでチェックしてもらうこと忘れずに。

画像: 収納ケースにきれいに収められているのでツーリングバッグに入れてもガチャ付かない。

収納ケースにきれいに収められているのでツーリングバッグに入れてもガチャ付かない。

デイトナ「パンク修理キット」の使い方

画像: 異物を抜いた後、T型リーマーを差し込んで何回か上下にストロークさせて穴を広げる。刃物やガラスで切れている状態は修理不可。

異物を抜いた後、T型リーマーを差し込んで何回か上下にストロークさせて穴を広げる。刃物やガラスで切れている状態は修理不可。

画像: 帯状のシール材から青いフィルム状のシートを剥がす。このシート材とラバーセメントは補修部品として税込990円で購入できるので繰り返し使用可能。

帯状のシール材から青いフィルム状のシートを剥がす。このシート材とラバーセメントは補修部品として税込990円で購入できるので繰り返し使用可能。

画像: T型フックの先端にシール材を通し、ラバーセメントを塗る。セメント量が少ないとシール材がちぎれやすくなるのでケチらずにたっぷり塗ることが重要。

T型フックの先端にシール材を通し、ラバーセメントを塗る。セメント量が少ないとシール材がちぎれやすくなるのでケチらずにたっぷり塗ることが重要。

画像: パンク箇所にT型フックを真っ直ぐ差し込んでから引き抜くと、シール材がタイヤ内側からパンク穴を塞ぐ仕組み。シール材はフック先端から自然に外れる。

パンク箇所にT型フックを真っ直ぐ差し込んでから引き抜くと、シール材がタイヤ内側からパンク穴を塞ぐ仕組み。シール材はフック先端から自然に外れる。

画像: タイヤ表面側に残ったシール材を同梱されているカッターで切り取る。走行によって徐々に削れるので、根元ギリギリまで切らなくても大丈夫だ。

タイヤ表面側に残ったシール材を同梱されているカッターで切り取る。走行によって徐々に削れるので、根元ギリギリまで切らなくても大丈夫だ。

画像: 修理作業は以上。エアボンベにホースとバルブを接続し、空気を充填すれば走行可能になる。ボンベは補修用(2本入り:税込1,760円)も用意されている。

修理作業は以上。エアボンベにホースとバルブを接続し、空気を充填すれば走行可能になる。ボンベは補修用(2本入り:税込1,760円)も用意されている。

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