腰上オーバーホールに要所を押さえて快走化

多彩なバイクシーンの中で、クラシカルなバイクライフについての提案を得意とする滋賀のモトレガシー。同店によるカワサキZRX1200Rカスタムだ。

「この車両は、当社代表の鈴木と旧知のお客さんがオーナーさんで、FCRキャブレターでも入れようかというご相談で入庫されたんです。その時に走行距離も5万kmを刻んでましたので、エンジン腰上をオーバーホールするとともにZZR1200のピストンやヨシムラカムを組んで、リフレッシュメニューを施しました。キャブレターは交換せずに、純正CVKをパワーフィルター仕様にした上でセットアップしましたが、乗りやすくてパワーも後軸150psほど出ています。

足まわりもフロントフォークにオーリンズスプリングを組んで、リヤショックもオーリンズに換えて。スイングアームは純正ですがこれを福岡のペガサスさんで“タイプR補強”を施してもらいました。かなりしゃきっとした乗り味になっています」と、同店の担当・立石さん。FCRに換装して得ようと考えたこと以上の効果を、リフレッシュとライトチューンで得た格好だ。

画像: 腰上オーバーホールに要所を押さえて快走化

「当店としてはこうしたリフレッシュを兼ねたメニューでの仕様はお勧めです。ZRXシリーズは最近入庫する、あるいは見かけることが増えたようです。DAEGは価格が少し高いですが、1100/1200はこなれてますから、車両を手に入れた上で、この車両のように手を入れて楽しむにはいいモデルだと思いますよ」とも。

冒頭、モトレガシーが掲げる“クラシカル”は、言い換えれば正統、スタンダードという位置付けにもできる。今となってはZRXもその位置付けに入ってきた。ならばこの車両のような作りを、まずは、の見本にしてみたい。

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スクリーンはMRAスモークに変更されるが、これをマウントするビキニカウルや、燃料タンクほかの外装はZRX1200Rの純正そのままだ。

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ハンドルバーにはセンターブレースを追加。メータは中央上にヨシムラ・プログレスメーターも追加している。ステアリングステムもノーマルのままだ。

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左右マスターシリンダーはともにニッシン・ラジアルポンプに変更して操作感を高める。スロットルもアクティブ製ハイスロットルに。

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ダブルタイプのシートは純正のパターン表皮から、タックロールタイプに変更し前端とサイドのホワイトパイピングも追加している。

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フロントフォークは純正φ43mmの内部スプリングをオーリンズに換え、ブレーキキャリパーはブレンボに換装して、パワーとバランスさせた。

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リヤショックもオーリンズに換装。スイングアームは純正アルミトラスに、ペガサス・タイプR補強(ノーマルのエンド部内側上下をつなぐプレート、上下中間部をつなぐ角材。さらに下パイプ前側からタイヤ直前の左右連結パイプに向けたV字の計5カ所)を施している。

取材協力:モトレガシー

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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