Z900RS SEやZシリーズの50周年記念モデルたちは、いずれもカワサキの栄光の歴史の原点となるモデル・Z1、Z2の往年のカラーリングをオマージュしたもの。この記事では「火の玉」「イエローボール」をまとった歴代のマシンを振り返る。
まとめ:オートバイ編集部

特別な年に採用する栄光のボディカラー

Zを語るとき、必ず登場する伝説のカラーが「ファイアーボール」「火の玉」と呼ばれる、オレンジとブラウンのカラーリング。同じパターンをイエローとグリーンで構成した「イエローボール」も同様で、どちらもZの系譜で最も大切にされているカラーだ。

カワサキはこのカラーリングをアニバーサリーモデルやファイナルモデルといった特別なモデルにのみ採用し、初代モデルでの採用はZ1、Z2にしかなかったが、2018年登場のZ900RSだけは、例外的に初代モデルに採用された。

そして今回、Z50周年の節目の年に再びこの「栄光のボディカラー」が再び登場することになったわけだ。

Z1・Z2

900 SUPER4(Z1) 1972年

言わずと知れたZシリーズの初代モデル。このZ1に採用された「火の玉」カラーが、50年の長きにわたって継承され、伝説を作っていくことになるのだ。

画像: 900 SUPER4(Z1) 1972年

900 SUPER4(Z1・欧州仕様) 1973年

欧州仕様では、火の玉と同じグラフィックでイエローとグリーンの配色とした「イエローボール」が登場。

画像: 900 SUPER4(Z1・欧州仕様) 1973年

750RS(Z2) 1973年

Z1の人気を受けて国内でも発売された750RS(Z2)にも火の玉カラーが採用された。初代モデルで火の玉を採用したのはZ1、Z2とZ900RSのみ。

画像: 750RS(Z2) 1973年

ZEPHYR χ

ファイアーボール、イエローボールが最も多く採用されたのがゼファーχ。1999年のゼファー10周年記念モデルで火の玉を採用したのを皮切りに、2006年にはイエローボールが、2007年にはブラック×レッドの火の玉が登場。2009年のファイナルエディションで、再び火の玉カラーが採用されるのである。

ZEPHYR χ 1999年

画像: ZEPHYR χ 1999年

ZEPHYR χ 2006年

画像: ZEPHYR χ 2006年

ZEPHYR χ 2007年

画像: ZEPHYR χ 2007年

ZEPHYR χ FINAL EDITION 2008年

画像: ZEPHYR χ FINAL EDITION 2008年

ZEPHYR1100

ゼファーχに次いで火の玉/イエローボールの採用が多いのが、ゼファー1100の3回だ。2002年の1100デビュー10周年目に火の玉カラーを初採用、その後2006年にはブラック×イエローのイエローボールを投入。翌2007年のファイナルエディションで、再び火の玉カラーを採用している。

ZEPHYR1100 2002年

画像: ZEPHYR1100 2002年

ZEPHYR1100 2006年

画像: ZEPHYR1100 2006年

ZEPHYR1100 FINAL EDITION 2007年

画像: ZEPHYR1100 FINAL EDITION 2007年

ZEPHYR750

ゼファー750は2006年にイエローボールが登場。火の玉カラーは写真のファイナルエディションと1998年のスポークホイール仕様・RSで採用。

画像: ZEPHYR750

Z900RS

2018年登場のZ900RSは、デビュー時にいきなり火の玉カラーを採用。これはZ1/Z2以来のことで、カワサキとしては非常にまれなケースだ。

画像: Z900RS

まとめ:オートバイ編集部

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