近年問題視されているスマホホルダーの利用によるカメラ機能の損傷。かねてからマウントシステムを展開するサインハウスもこの問題に対応する新製品を発表した。
文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海

サインハウス「マウントシステム バイブレーションガード」テスト&レポート

SYGN HOUSE MOUNT SYSTEM VIBRATION GUARD

税込価格:5,280円(バイブレーションガードのみ)

振動によるスマートフォンのトラブルを予防

ハンドル回りにスマホをマウントしてナビアプリを利用したり、インカムと接続してハンズフリー通話や音楽を聴くことが一般化してきた。こうした使用形態に伴って増えてきたのがスマホ本体のトラブル。アップル社の公式サポートページでも光学式手ぶれ補正機能を搭載したiPhone(主に6以降)については、防振マウントの使用を推奨している。

そこでアルミ削り出しの美しいマウントで多くのファンを持つサインハウスは、既存のマウントシステムに組み合わせる振動吸収ユニットを開発。防振ゴムを上下のアームで挟み込み、車体から伝わる高周波振動を低周波振動に変換してスマホへのダメージを抑えてくれる。オートバイの車体振動を抑制する「ラバーマウント」と同様の振動対策手法だ。

実際に触ってみると、防振ゴムの変形量はかなり大きめ。このため大排気量の単気筒/2気筒車ではアイドリング時にブルブルと震えるが、走行中の回転域になるとスッと振動が消える。ギャップ通過時の衝撃も吸収してくれるから、エンジン振動の大きい車両以外でも確実にメリットを享受できる。

サインハウスのホルダーに追加する構造なので、同社のマウントを使っているならすぐにでも装着したほうがいいし、iPhoneユーザーならマウントシステム一式をサインハウス製に変える選択肢もありだと思う。

画像: バイブレーションガードの装着により、スマホホルダーが360度どの方向にも動いて振動を吸収する。写真は最大に変型させた状態。

バイブレーションガードの装着により、スマホホルダーが360度どの方向にも動いて振動を吸収する。写真は最大に変型させた状態。

画像: サインハウスのマウントシステムはホルダー(A)、アーム(B)、ベース(C)の3点構成。バイブレーションガードはAとBの間に入る。

サインハウスのマウントシステムはホルダー(A)、アーム(B)、ベース(C)の3点構成。バイブレーションガードはAとBの間に入る。

画像: サインハウスのマウントシステムは高強度アルミ材から削り出されている。充分な剛性と圧倒的な精度、美しさが特徴だ。

サインハウスのマウントシステムは高強度アルミ材から削り出されている。充分な剛性と圧倒的な精度、美しさが特徴だ。

画像: ホルダー、アーム、ベースの3つを組み合わせ、単品で揃えるよりも価格を抑えたのが「ABCスマホセット」。写真のブラック仕様(ABC-9:税込2万6400円)はΦ25.4mmハンドル専用の限定色。

ホルダー、アーム、ベースの3つを組み合わせ、単品で揃えるよりも価格を抑えたのが「ABCスマホセット」。写真のブラック仕様(ABC-9:税込2万6400円)はΦ25.4mmハンドル専用の限定色。

画像: 【公式動画】MOUNT SYSTEM スマートフォンホルダー専用振動吸収ユニット「VIBRATION GUARD」 www.youtube.com

【公式動画】MOUNT SYSTEM スマートフォンホルダー専用振動吸収ユニット「VIBRATION GUARD」

www.youtube.com

文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海

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