月刊誌『ミスター・バイクBG』の2022年1月号が全国の書店およびオンライン書店で発売されました。主なコンテンツは以下の通りです。

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【特集】Blue Evolution
SUZUKI RG250Γ/GSX-R750

1980年代中期、市販モデルのパワー競争が段々と激しさを増してきたなか、両モデルは世に現れました。

世界グランプリマシンで使われていたフレーム素材、車体構成、そしてルックス。世界耐久選手権を勝ち取った耐久レーサーと瓜二つの姿。

RG250ΓとGSX-R750は市販スポーツモデルの姿そのものを一変させ、当時のライダー達の心を瞬く間に捉えました。ここから、よりレーシングマシンと密な関係の「レーサーレプリカ」が次々と登場するようになったのです。

画期的なモデルの登場から30余年。その姿は現在でも輝きを失わず、ライダー達に問いかけます。「どうだ、乗りこなしてみる気はあるかい?」その走りを、サーキットはもちろん、ストリートでも堪能したくなります。きっと、改めて見えてくるものがあるはず!

市川 仁が絶版車を斬る
kawasaki Ninja250R(2012)

画像: 市川 仁が絶版車を斬る kawasaki Ninja250R(2012)

現在の250ccクラスのロードスポーツは、2気筒エンジンを搭載したモデルが多数となっています。軽くてコンパクト、驚くほどの動力性能というよりも、バランスの良い扱いやすさ。そして求めやすい価格設定。こういった要素が、若者を中心に好評を得ているのかもしれません。

その「良さ」を最初に提唱したといえるのが、カワサキのNinja250R。デビューは2008年。市場の人気は大型車が中心となり「250は売れない」と言われていたなか、見事そのジンクスをひっくり返して人気車になったのでした。

言い換えれば、新たな250スポーツの時代を作った牽引者。その魅力は何なのか、サーキット走行で検証します!

THE〝FACTORY STOCK〟
1985 SUZUKI RG400Γ HK31A

画像: THE〝FACTORY STOCK〟 1985 SUZUKI RG400Γ HK31A

特集に登場したRG250Γ、GSX-R750の他にも、1980年代中期にスズキは驚きのモデルをリリース。その代表格が、RG400Γ/500Γでした。

その中味は何と「レーサーのRGΓ500を公道仕様にした」と言えるもの。エンジンの開発時はレーサー用を使い、市販車としての要素を盛り込んだのです。

実現するには様々な制約や必須の装備があるのですが、見事にRGΓ500と同じエンジンレイアウトに。

シリンダーの位置関係は同じで、エアクリーナーボックス付きのロータリーディスクバルブ吸気方式も実現。フレームワークや足周りも同様の仕様が盛り込まれており、このモデルをベースに全日本選手権を戦うプライベーターも数多くいたほど。

二度と生まれることはない名車。何と新車と同様のコンディションで現存しています!

マニアックバイクコレクション

スズキは思い切りよく驚きのモデルを出すメーカーとしても有名。特に1980年代はいろいろな「はっちゃけた」モデルが登場しました。

モトクロッサーに保安部品を付けたといえる、驚きのダッシュ力を見せた2ストオフロードモデル。メーカーカスタムといえる限定アメリカンモデル。レプリカスタイルではない、お洒落な感じの4スト250cc4気筒モデル。未来的なフォルムにセクシーさも感じさせるデザインの、4スト400cc4気筒モデル。今からでも頑張って探せば、多分見つかります。

Nitty Gritty 現行車ニチギチレポート
Bon Voyage 空冷四発

絶版車好きライダーが一目置く、空冷直列4気筒というエンジンレイアウト。技術の進化の話をすると、今や中大型モデルの冷却方式は「水冷が当たり前」となるのですが、「空冷っていいいよね」という声は根強いんですよね。

そんな好みに現行車として応えてくれたのが、ホンダのCB1100EX。何とわざわざ空冷エンジンを新設計したのです。が、ついに2021年末にファイナルエディションが登場(瞬く間に予約完売)。もしかしたら、もう二度とニューモデルとしては出てこないかもしれない、空冷直列4気筒。現代モデルとしてのテイストを、確認してみました。

「雨は これから」東本昌平 第74話「焦らばまわる上り馬」

全てが上手くいく奴なんか、いやしない。同じ事を繰り返す……。それでも陽はまた、昇ってくる。

画像: 「雨は これから」東本昌平 第74話「焦らばまわる上り馬」

別冊付録「絶版道カレンダー2022」

画像: 別冊付録「絶版道カレンダー2022」

『ミスター・バイクBG』2022年1月号/特別定価:680円(税込)

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