MTシリーズの頂点に立つフラッグシップモデルのMT-10が大きく進化した。異彩を放つ、インパクトなるスタイリングはより流麗なものとなり、メカニズム面では電子制御関連をフル投入。パワーも、パフォーマンスもアップしての登場だ!
文:オートバイ編集部

ヤマハ「MT-10/SP」の特徴

YAMAHA MT-10/SP
欧州仕様・2022年モデル
写真はSP

総排気量:998cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:835mm
車両重量:212kg(SPは214kg)
発売時期:2022年秋以降

電子制御を充実させてMTシリーズの旗艦が円熟進化!

ヤマハのスポーツネイキッド・MTシリーズの最上級モデルであるMT-10は、2016年に初代が登場したスーパーネイキッド。シリーズ共通の「トルク&アジャイル」をテーマに、スーパースポーツのYZF-R1譲りのCP4エンジンを搭載。「意のままに操れるストリート最強のスポーツ性能」と「多用途で楽しめる機能」というコンセプトをミックスして誕生した。

今回初めての本格的なモデルチェンジにあたり、新型のMT-10は、「MT-king’s Dignity(MT〜王としての尊厳)」をコンセプトに、スタイリングのリファインや電子制御デバイスのアップデートなどを受けている。

この新型MT-10、ヨーロッパでは2022年2月から発売を開始する予定。日本向けモデルも導入予定で、発売時期は2022年秋以降になるという。

パワーアップやIMUで走りを磨き抜いて登場

フレームをはじめとする車体周りは従来モデルに準じた内容だが、フロントブレーキのマスターシリンダー変更など、細かな熟成が図られた。エンジンはR1をベースにしたCP4エンジンの最新仕様で、もちろんユーロ5規制をクリアしている。

吸排気系の改良などによって、最高出力は従来モデルから約5PSアップした165.9PSで、ストリートでの走りに合わせてトルク特性も改善された。多彩な電子制御デバイスも、6軸IMUを搭載することで、高機能で精度の高い最新スペックへとグレードアップしている。

従来モデルと同様に上級仕様の「SP」も設定。オーリンズ製電子制御サスペンションを採用するが、新型は改良を受けたもので、さらにアンダーカバーなどの専用パーツを装着する。欧州での発売は、スタンダードより少し遅れて2022年中頃の予定だ。

新型MT-10 
すでにモデルチェンジした「MT-09」や「MT-07」にも似た、MTらしさと新しいディテールを融合したスタイル。従来よりスリムで引き締まった印象だ。

新型MT-10  
最高峰モデルらしい存在感と共に、スポーティな雰囲気も漂わせる。長距離走行でも快適なように、ポジション設定は人間工学を取り入れたデザイン。

画像: 2022 Yamaha MT-10: The definitive Master of Torque www.youtube.com

2022 Yamaha MT-10: The definitive Master of Torque

www.youtube.com

ヤマハ「MT-10」のカラーバリエーション

ボディカラーはシアンストーム、アイコンブルー、テックブラックの3タイプが欧州では発表されている。

シアンストーム

アイコンブルー

テックブラック


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    アイコンブルー
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    テックブラック
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    シアンストーム
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    アイコンブルー
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    テックブラック
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