ウインターグローブは保温性を重視するあまり操作性がないがしろになることがある。「冬でもスポーツ走行を楽しみたい」と思っているライダーにぴったりの新製品がクシタニから登場した。
文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海

クシタニ「GPゼスト ウインターグローブ」|テスト&レポート

画像: KUSHITANI K-5589 GP-ZEST WINTER GLOVES 税込価格:18,700円 サイズ: S、M、L、LL、XL カラー: ブラック、ブラック/レッド、ブラック/グレー

KUSHITANI K-5589 GP-ZEST WINTER GLOVES

税込価格:18,700円
サイズ: S、M、L、LL、XL
カラー: ブラック、ブラック/レッド、ブラック/グレー

スポーツライディング対応のウインターグローブ

寒い時の走行では指先が冷えて痛みや痺れが出て、ブレーキやスイッチ類の操作に支障をきたす。そこで寒風を手指に伝えない断熱性と体温を逃がさない保温性を得るため、通常のグローブにはない中綿を入れたり、風を通さないフィルムをインサートするなどの工夫を凝らしてあるのがウインターグローブ。

とは言っても暖かさと引き換えに操作感覚は確実に低下する。事実、レーシングライダーは寒い時期でも雨でもウインターグローブを使わないし、「ウインターグローブを着けるくらいならハンドルカバーを装着した方がマシ」というライダーも少なくない。

クシタニのGPゼストウインターグローブは、レース用グローブでも豊富なノウハウを持つので、それを随所に活かし、防寒性と操作性を絶妙にバランスさせた作りが特徴。

グリップを握る手のひら部分とレバーを引く指の内側部分の中綿が薄めになっているのは、操作感の鈍化を防ぐため。走行風を受けて冷える手の甲側は、プロテクターとして機能する革を重ねることで防寒性を高めている。もちろん通常のグローブに比べればレバーやスイッチ操作の感覚が鈍るが、5分も経たないうちにウインターグローブであることを忘れてしまうレベル。

冬場のスポーツライディング、サーキット走行はもちろん、ツーリングでもストレスフリーな仕上がりだ。

画像: 中綿がグローブ内でズレることがないので微妙なスロットル操作を妨げない。レバー操作の反力もしっかり伝わってくる。

中綿がグローブ内でズレることがないので微妙なスロットル操作を妨げない。レバー操作の反力もしっかり伝わってくる。

画像: メイン素材は山羊革と牛革。裏地は保温性の高いマイクロフリースで、その間に防風透湿フィルムがサンドイッチされている。

メイン素材は山羊革と牛革。裏地は保温性の高いマイクロフリースで、その間に防風透湿フィルムがサンドイッチされている。

画像: スポーツライディング対応だけにカフは長め。2本のアジャスターで素早くしっかりとフィットさせられる。

スポーツライディング対応だけにカフは長め。2本のアジャスターで素早くしっかりとフィットさせられる。

画像: 人差し指と親指の指先にスマホ画面のタッチ操作を可能にする電導素材が貼られているのが親切。

人差し指と親指の指先にスマホ画面のタッチ操作を可能にする電導素材が貼られているのが親切。

画像: 冬用グローブだけど操作性も高い! スポーツ走行に適した、クシタニ「GPゼスト ウインターグローブ」をインプレ

テスター太田安治の欲張りリクエスト

運動量の多さで体が暖まるスポーツ走行、サーキット走行にちょうどいい保温力。グリップヒーター併用なら一桁の気温でも大丈夫そう。欲を言えば防水にして欲しいけど、操作性が悪化するならこのままでいい。

文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海

画像: 【公式動画】KUSHITANI クシタニ K5589 GPゼストウインターグローブ www.youtube.com

【公式動画】KUSHITANI クシタニ K5589 GPゼストウインターグローブ

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