コスプレ=コスチュームプレイは、なりきり。それをバイクの世界に広めたのはドレミコレクションが展開する各車両用、各種に渡る外装セットだろう。だがそこには、単に外観を変えるだけでないメリットがある。それを支えるのは、純正同様のクオリティにあるようだ。

ゼファーに「コスプレ」外装でメリットをプラス

年数が経ったバイクでは、内部パーツや消耗品と同様に、外装も気になってくる。常に外気や日光にさらされているから紫外線による焼けや湿気による錆、飛び石など異物が引き起こすキズやヘコみ、割れ。場合によっては取り付け用ボスの破損なども考えられる。カスタムでも同じことが起こる。そうしたものを眼前にしたとき、どう考えるか。

普通に考えられるのは、同じ外装パーツを用意することだろう。ただし、年式の古いモデルほどそれが難しくなってくる。ほしいカラーリングやほしい年式のものが廃番になる。それでも形が同じなら他のカラーや年式で対応するだろうが、いずれは全カラー・全年式で廃番化してしまう。 中古で探す方法もあるが、それにしても人気モデルの人気カラーは価格が上がる。ゼファーシリーズのファイナルエディションに採用された火の玉カラーはその例。良品ならなおさらだろう……。

画像: ▲「Z2スタイル」をまとったゼファー1100。マフラーもドレミ製4本出しに変更、本来角型のカムカバーもドレミ丸型ヘッドカバーとして、Z2に近づけている。「Z2スタイル」はゼファー1100/750/400/χで展開、角型の「FXスタイル」はゼファー750/400/χでの展開だ。 handl-mag.com

▲「Z2スタイル」をまとったゼファー1100。マフラーもドレミ製4本出しに変更、本来角型のカムカバーもドレミ丸型ヘッドカバーとして、Z2に近づけている。「Z2スタイル」はゼファー1100/750/400/χで展開、角型の「FXスタイル」はゼファー750/400/χでの展開だ。

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画像: ▲ゼファー750にドレミ製「Z2スタイル」外装セット/シートを装着した例。少しボリュームの強いゼファー750から、同じ空冷750でスリムなZ2に変身。タンクはスチール、他は純正同様のABS樹脂製だ。 handl-mag.com

▲ゼファー750にドレミ製「Z2スタイル」外装セット/シートを装着した例。少しボリュームの強いゼファー750から、同じ空冷750でスリムなZ2に変身。タンクはスチール、他は純正同様のABS樹脂製だ。

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そこで注目したいのが、ドレミコレクションが展開する外装セットだ。長らく空冷Zシリーズのリプロパーツやカスタムパーツを手がけてきたドレミが、Zの再来として現れたゼファーシリーズを手がけていくうちに「ユーザーさんは格好いいバイク、つまりZ2がほしいということに気がついて」(ドレミコレクション代表・武 浩さん)開発・生産したもの。

「Z2スタイル」「FXスタイル」と名付けられたセットはその名の通りにゼファーシリーズを丸タンクのZ2の、あるいは角タンクのFXの姿に変えてくれた。バイクのコスプレができるのだ。

画像1: ゼファーに「コスプレ」外装でメリットをプラス
画像2: ゼファーに「コスプレ」外装でメリットをプラス
画像: ▲ゼファー750を元にドレミ外装セットと同シートを装着した他の例。いずれも同じ車両で上は「Z2スタイル」をヨシムラAMAカラーにペイント、中と下は「FXスタイル」で中はZ750FXカラー(エンブレムも)、下はZ1000Mk.IIカラー。複数の外装を持って楽しむこともできるわけだ。

▲ゼファー750を元にドレミ外装セットと同シートを装着した他の例。いずれも同じ車両で上は「Z2スタイル」をヨシムラAMAカラーにペイント、中と下は「FXスタイル」で中はZ750FXカラー(エンブレムも)、下はZ1000Mk.IIカラー。複数の外装を持って楽しむこともできるわけだ。

それだけに終わらず、この外装セットは新品で販売されている。しかも、武さんの「純正同等に付けられて、質も純正同等以上」という考えによって、純正互換、いわゆるフルボルトオン(ボルトを使わない部分もあるが)で付くのだ。

つまり、劣化した外装の代わりに使える。燃料タンクは純正同様のスチールだから車検にも対応するし、マウントも純正に同じ。サイドカバーやテールカウルは純正の取り付けボスで付けられる。

画像: ▲ドレミ製外装セットはスチール製燃料タンク、ABS樹脂製サイドカバー/テールカウルといった素材以外でも純正同等以上を狙う。

▲ドレミ製外装セットはスチール製燃料タンク、ABS樹脂製サイドカバー/テールカウルといった素材以外でも純正同等以上を狙う。

ドレミキットを使うことで新品の純正を大事に取っておくという話も聞かれたが、逆にこのように劣化した純正品の代替で使ってしまうのも、十分にあり。外装だけで完結するから、他の部分=ハード面は自由に楽しんでもらえればいいとも武さんは言う。外装キットにはそんなメリットもあるのだ。

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

※本企画はHeritage&Legends 2020年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

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