2021年10月14日、月刊誌『ミスター・バイクBG』の11月号が全国の書店およびオンライン書店で発売されます。主なコンテンツは以下の通りです。

【特集】多田憲正さんに捧ぐ 時代を創ったZ1&GPZ900R

究極を意味する文字が用いられた、カワサキZ1。その動力性能は1972年の登場時、世界の頂点に君臨しました。Z1の存在が今でも人々の心を捉えて放さないのは、機能性と見事に融和して仕上げられた、完璧なスタイリングも大きな理由になっています。

そして、1984年にレーシングの名を冠したGPZ900Rが登場し、スポーツモデルは一新。来るべき超高速対応モデルに相応しい性能とデザインを有していました。

生まれた年が11年以上も違う2台の姿は、正に時代を物語っています。実は、この2モデル両方に、あるカワサキのデザイナーが携わっていたのです。

Z1とGPZ900Rがもたらしたものは何だったのか。改めてその魅力を、走りと造形の両面から探ります。

市川 仁が絶版車を斬る
HONDA CBR250RR(1992)

画像: 市川 仁が絶版車を斬る HONDA CBR250RR(1992)

1気筒あたりの排気量は、たった60ccあまり。これを4つ並べて一つのエンジンとした4サイクル4気筒250ccモデルは、ある意味日本メーカーの技術の粋といえるものでした。

1980年代から起きたパワー競争により、各クラスが一気にハイメカニズム化。その中で4ストローク250ccの「最も速さを追求したモデルたち」は、4気筒となり遂にはDOHC4バルブまで発展しました。

「超」と呼ばれる回転域で最高出力を発生させる傾向において、その特徴や魅力をいかんなく発揮したのが、ホンダCBR250R/RRシリーズ。回すほどに面白いと言われるエンジンの特性は? 足周りは? 今回もサーキット走行にて検証します。

THE〝FACTORY STOCK〟
1972 KAWASAKI 350SS S2T

画像: THE〝FACTORY STOCK〟 1972 KAWASAKI 350SS S2T

現在も世界中にファンがいるカワサキマッハ(SS)及びKHシリーズ。その中でも特に印象深いのは、一番最初に世に出た500SSでしょう。

最高速度200km/h、ゼロヨン加速12.4秒は「世界最速」として圧巻でした。その一方で、特にマニアの間で凄いと言われているモデルがありました。500SSの3年後に登場した350SSです。

初期型500SSの最高出力は60PSで、リッターあたり120PS。一方350SSは45PSで、換算すると145PS。この数値は驚異的でした。同クラスのライバル(2スト)よりも7~9PSも出力が高く、さらに車重は軽かったのですから。じゃじゃ馬という愛称は350SSからも生まれたのです。

今回の車両はその2代目となるS2T。マッハは初期型について語られる事が多いですが、この2型も魅力に満ちていますよ!

マニアックバイクコレクション

バイクに関するニュースなどでは、どうしても絶対的な速さが話題になりがち。しかし、実際の市場では速い=ベストセラーとは必ずしもならなかったりします。公道車としていろいろと使う中で「総合的に性能が優れている」「使い勝手がいい」「スタイルが好みに合う」といった車両が、売れていたり。こういったモデルは実は数が多く、現在の中古車市場ではかなりお買い得なものもあります。他にはスーパースポーツでも、デザイン的に日本人にウケなかったものも。今回は筆者オススメの5台を紹介。

そろそろ本気で注目したい’90S&’00S

画像: そろそろ本気で注目したい’90S&’00S

普段1970年年代や1980年代のモデルを採り上げる事が多いミスター・バイクBG。しかし考えてみれば、登場から40~50年も立っている「ビンテージバイク」なのです。

年々と車両が見つかりにくくなってきているのは事実。一方1990~2000年以降のモデルといえば、今や絶版車界を牽引し始めているといえる存在。現行モデルにはないエンジンレイアウトや車体構成のモデルも数多く、若い人を中心に関心が高まっています。市場価格もまだ求めやすく、車両の数も豊富。

そこで、バイヤーズガイドとして連載開始。同年代をリアルに体験してきたライダーが解説しますよ! 第一弾はヤマハXJR400シリーズです!

「雨は これから」東本昌平 第72話「まだ青ネギを植える」

悟ってなんかいない。実際ヘマばかりしている。それも良しと……してくれ。

画像: 「雨は これから」東本昌平 第72話「まだ青ネギを植える」

『ミスター・バイクBG』2021年11月号/定価:630円(税込)

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