MotoGP第12戦イギリスGPで、MotoGPクラス初の3位表彰台を獲得したことが話題のアプリリアですが、先日アプリリアから商品レンジ拡大・・・電動バイクマーケット参入を意味する、新型電動スクーター「eSR2」が発表されました!
文:宮﨑健太郎(ロレンス編集部)
※この記事は「ロレンス」で2021年8月30日に公開されたものを転載しています。

アプリリアの電動化は、MTディストリビューションとのコラボでスタート!

アプリリアのeSR2は、MTディストリビューション社とのライセンス契約により生まれた電動スクーターです。MTディストリビューション社は1977年に音楽やビデオの業者向け販売のため創業した会社で、43年以上の活動のなかで世界的なホームエンターテイメント業者に成長しました。

2013年からは多角化に取り組み、事業の3本柱のひとつに電動モビリティを据えることになっています。その事業部門のMT E-モビリティは、自社ブランドとしての「アルジェント E-モビリティ」を展開するとともに、国際的に著名な他ブランドともコラボして製品を設計・製造しています。

画像: ドゥカティ アーバン E-モビリティの製品は、MT E-モビリティが参加して生まれたプロジェクトの代表例です。 www.ducatiurbanemobility.com

ドゥカティ アーバン E-モビリティの製品は、MT E-モビリティが参加して生まれたプロジェクトの代表例です。

www.ducatiurbanemobility.com

ドゥカティ アーバン E-モビリティで、すでにイタリアを代表するブランドであるドゥカティと協力関係を築いているMT E-モビリティですが、このたび同じイタリアのアプリリアとも組んで、ライセンス契約によりアプリリアブランドの電動スクーターをデビューさせるに至ったわけです。

画像: アプリリアeSR2は、いわゆるキックボードスタイルの立ち乗り電動スクーターです。 www.aprilia.com

アプリリアeSR2は、いわゆるキックボードスタイルの立ち乗り電動スクーターです。

www.aprilia.com

eSR2の特徴は、デュアルフロントサスペンション、専用アプリ、10インチホイール、350Wブラシレスモーター、アルミ合金フレーム、レーシンググラフィック・・・などなどで、ロードレース活動に熱心なアプリリアのブランドイメージを活かした、スポーティなデザインに仕上がっています。

価格は599ユーロ≒7万7,634円とのことです!

デュアルフロントサスペンションは、バンピーな路面でも衝撃や振動を和らげる効果を発揮。専用アプリ(Google PlayおよびApp Store)は、WhatsAppチャットでリアルタイムに技術サポートを受けることができる「バーチャルガレージ」機能を備え、車両状態、バッテリー充電量や走行距離などをモニターすることも可能です。

350Wブラシレスモーターに組み合わされるのは288Whのバッテリーで、1回の充電で最大25kmの走行が可能になっています。10インチタイヤを制動するブレーキは、フロントがドラム式、リアが電気式となっています。

画像: eSR2は前後にLEDライトを採用。夜間走行時の視認性についても配慮し、安全な電動スクーターであることを目指しています。 www.aprilia.com

eSR2は前後にLEDライトを採用。夜間走行時の視認性についても配慮し、安全な電動スクーターであることを目指しています。

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日本でのデリバリーは未定ですが、欧州では大規模小売店、主要家電量販店、主要オンラインショップで販売するという、ユニークな販売方式を採用しています。価格は599ユーロ≒7万7,634円とリーズナブルで、アプリリアファン以外の客層にも、魅力的な電動スクーターと言えるでしょう!

文:宮﨑健太郎(ロレンス編集部)

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