読者投票によってその年の人気ナンバーワン現行車を決める「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー」。2021年の投票を8月10日まで受け付けております!今回お気に入りの3台を紹介するのは、『アドベンチャーズ 2021』編集長の山口銀次郎。アドベンチャーバイクを知り尽くす男が選んだ国産車とは!?
以下、文:山口銀次郎

『アドベンチャーズ 2021』編集長・山口銀次郎が選んだイチオシのアドベンチャーモデル

7月29日に発刊した、国内外のアドベンチャーモデルを特集したムック本『アドベンチャーズ 2021』編集部の山口です。この本は、それぞれのメーカーが様々な解釈で打ち出すアドベンチャーモデルを、実際に試乗インプレッションし、各部装備から詳細スペックまで紹介しています。

そんな、数多くのアドベンチャーモデルに触れる機会が多かった私が、まったくもって独断と偏見、そして個人的好みと使用用途を鑑みた、オススメしたいアドベンチャーモデル3台を紹介したいと思います。


第1位:スズキ「Vストローム650XT ABS」

画像: ▲ライダー:岩瀬孝昌

▲ライダー:岩瀬孝昌

スポーツモデル譲りの骨格とVツインエンジンによって、通常走行をする舗装路での相性は抜群! 下道だろうが高速道路だろうが、日本の道路事情に於いて大満足のパッケージとなっている。

それではアドベンチャーモデルではなくとも良いかも? と、思われるかもしれないが、しっかりアドベンチャーモデルとしてのルックスやポジションが確立されており、フレンドリーさや扱いやすさは格別で、冒険心をくすぐるキャラクターであることは確かだ。

数値では表現が難しいXTのワイヤースポークホイールも雰囲気満点で、しなやかな身のこなしに貢献しているのでは? と、ニヤニヤしてしまう。私のバイクに求める車体やエンジンのサイズ感、そして使い勝手がバッチリ合致したアドベンチャーモデルが、このVストローム650XT ABSだった!


第2位:ホンダ「NC750X」

画像: ▲新型が2021年2月に登場!

▲新型が2021年2月に登場!

割り切った低中回転域に太いトルクを発生させるチカラの演出や、通常の燃料タンクの位置に配置された収納スペースといった意匠など、その独自性と使い勝手の良さに興奮してしまった。

普段からエンジン高回転域を使用しないでマッタリ走行をする自分にとっては、とってもフィーリングの合うエンジン特性で、どこまででも気持ち良くトリップ出来る気がする。私は小荷物派なので気にすることはないが、大荷物をタンデムなどに括ってロングランをする人にとっては、タンデムシートを開けての給油は煩わしいかもしれない……。


第3位:カワサキ「ヴェルシスX 250 ツアラー」

画像: ▲ライダー:太田安治

▲ライダー:太田安治

とっても軽快なアドベンチャーモデルといえば、ベルシスX250の印象が強い! とにかく車体は軽快で、エンジンが元気! 車体の薄さもスリムで、他のアドベンチャーモデルの大きさに「圧倒されてしまう」と言う方にはオススメしたいモデルとなっている。

エンジンは、ライバルモデルと比べて高回転域でもうひと伸びある感じで、パワフルさが魅力だ。また、高回転域を常用する場合でも、不快な振動や唸りがないので、高速道路走行でも快適に走行できる。

文:山口銀次郎/写真:柴田直行、南 孝幸、西野鉄兵

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