電動バイクブランドなってから初の、ライブワイヤーの新モデル「ライブワイヤー ワン」が7月8日に公開されることが予告されていましたが、ライブワイヤー ワンの実態はやはり、予想どおりハーレーダビッドソンブランドから登場したライブワイヤーの改良版でした。注目すべきはそのプライスタグです。なんと、ライブワイヤー ワンは従来のライブワイヤーより、7,800ドル≒85万8,819円もお安くなっているのです!
文:宮﨑健太郎(ロレンス編集部)
※この記事は「ロレンス」で2021年7月10日に公開されたものを転載しています。

公称出力は旧ライブワイヤーと変わらず105hpでした・・・

先日紹介したライブワイヤー ワンの記事のなかでは、海外の著名メディアからの情報を元にライブワイヤーは ワンは旧ライブワイヤーよりも約45%パワーアップしているかも? とお伝えしました。しかし、ライブワイヤーのウェブサイトに紹介されるスペックを見ると、最高出力105hp、最大トルク86 ft. lbs.(アメリカ本国仕様)という内容は、旧ライブワイヤーと同一でした・・・。

リリースでは、「進化したソフトウェアとハ ードウェアにより、ライブワイヤー ワンはライブワイヤーの経験に基づいて構築され、ライブワイヤーブランドの新しいアイデンティティを反映しています」と記されていますが、具体的に何が変わったのかは記されてはいませんでした。このあたりがどうなっているのか知るために、実車を確認するのを楽しみにしたいですね。

画像: ライブワイヤー ワンに搭載される、リベレーション・パワートレイン。0-60mph≒96.56km/h加速は3秒、そこから80mph≒128.7km/hまで要する時間は1.9秒です。そして最高速は177km/hが公称値です。 www.livewire.com

ライブワイヤー ワンに搭載される、リベレーション・パワートレイン。0-60mph≒96.56km/h加速は3秒、そこから80mph≒128.7km/hまで要する時間は1.9秒です。そして最高速は177km/hが公称値です。

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画像: 2021年型ライブワイヤー ワンは、予想されたとおりハーレーダビッドソンから販売されていた旧ライブワイヤーの基本設計を踏襲しているようです。ただ、ブランドとしてのライブワイヤーを強調するため、旧モデルにあったハーレーダビッドソンのエンブレム・・・バー&シールドは隠されることになりました。 www.livewire.com

2021年型ライブワイヤー ワンは、予想されたとおりハーレーダビッドソンから販売されていた旧ライブワイヤーの基本設計を踏襲しているようです。ただ、ブランドとしてのライブワイヤーを強調するため、旧モデルにあったハーレーダビッドソンのエンブレム・・・バー&シールドは隠されることになりました。

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26%という大幅値下げは、旧ライブワイヤー所有者的にはモヤる・・・かも?

新型ライブワイヤー ワンの最大の注目点は、その価格と言えるでしょう。ハーレーダビットソンブランドで発売された2019年型ライブワイヤーが2万9,799ドル≒328万円だったのに対し、2021年型ライブワイヤー ワンは2万1,999ドル≒242万2,200円から・・・と7,800ドル≒も85万8,800円安くなっているのです!

画像: 既存のライブワイヤーよりも、大幅にプライスを下げたライブワイヤー ワン。2万1,999ドルという価格は、アメリカを代表する2輪EVブランドのひとつ、ゼロ・モーターザイクルズの人気モデル、SR/Rと奇しくも同一です・・・。 www.livewire.com

既存のライブワイヤーよりも、大幅にプライスを下げたライブワイヤー ワン。2万1,999ドルという価格は、アメリカを代表する2輪EVブランドのひとつ、ゼロ・モーターザイクルズの人気モデル、SR/Rと奇しくも同一です・・・。

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ライブワイヤー ワンの旧モデルからの大幅値下げは、ライバルたちとの価格競争をにらんだ戦略的なものを感じますね・・・。複雑な心境なのは、ハーレーダビットソンブランドの旧ライブワイヤーを購入した方達ではないでしょうか? しかし将来、ハーレーダビットソンのエンブレムをつけたライブワイヤーは、プレミアム価格がつくようになるかもしれません? ライブワイヤーオーナーの皆様は、それを期待しましょう!?

なおハーレーダビットソンは、ライブワイヤー ワン公開とともに「ハイブリッド・オムニチャンネル」という新しい小売モデルを発表しました。従来の実店舗のほか、オンラインストアやSNSを通じてライブワイヤー ワンを購入できる・・・わけですが、これはメジャーメーカーによる初めての試みになり、それが成功するかどうかも注目したいです。

画像: 本国仕様のライブワイヤー ワンは、アメリカの家庭用110V電源で満充電まで11時間、そして公共の急速充電(J1772コネクター)を使えば60分までその時間を短縮できます。ハーレーダビットソンのライブワイヤーの日本仕様は、日本で普及しているCHAdeMO(チャデモ)に対応していましたが、ライブワイヤー ワンはどうなるのでしょうか? www.livewire.com

本国仕様のライブワイヤー ワンは、アメリカの家庭用110V電源で満充電まで11時間、そして公共の急速充電(J1772コネクター)を使えば60分までその時間を短縮できます。ハーレーダビットソンのライブワイヤーの日本仕様は、日本で普及しているCHAdeMO(チャデモ)に対応していましたが、ライブワイヤー ワンはどうなるのでしょうか?

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またハーレーダビットソンは、実店舗展開の方もライブワイヤーブランドのために強化することを発表しており、カリフォルニア、テキサス、ニューヨークの各州にライブワイヤーの新ディーラーを12店舗開設する予定です。そして没入型のブランド体験を来場者に与える・・・という「ライブワイヤー・エクスペリエンス・ギャラリー」を、今年の秋冬にオープンさせることも予告しています。

はたして日本では、ライブワイヤーブランドのディーラーを展開するのでしょうか? そのあたりのことも気になりますね・・・。引き続き、伝統のアメリカンメーカーから誕生した最新ブランド、ライブワイヤーの動向に注目していきたいです!

画像: An Electric Brand is Born: Introducing LiveWire www.youtube.com

An Electric Brand is Born: Introducing LiveWire

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文:宮﨑健太郎(ロレンス編集部)

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