カスタムシートの老舗「K&H」(ケイアンドエイチ)がホンダ「CT125・ハンターカブ」のハイシートとローシートを開発した。その名も「そら豆シート」。ただ単にシート高の変えただけではないプロフェッショナルのこだわりをお伝えしよう。
文・写真:山口銀次郎/モデル:岩瀬孝昌

K&H「そら豆シート」をテスト&レポート

画像: K&H そら豆シート 税込価格:4万4000円 ハイシート:ノーマルシート比20mmアップ ローシート:ノーマルシート比10mmダウン

K&H そら豆シート

税込価格:4万4000円

ハイシート:ノーマルシート比20mmアップ
ローシート:ノーマルシート比10mmダウン

本格オフロード走行を想定したアイディア満載

その名が示すような「そら豆」を連想させる愛らしいフォルムのK&H製そら豆シートは、シートベース一体型の交換用シートとなっている。

開発にあたっては、実走行を繰り返しアイディアを盛り込み、多くのユーザーの声をフィードバックし、チューニングパーツとしての機能性を兼ね備えている。もちろん、細部にわたるこだわりの仕立ては美しく、ドレスアップパーツといってもよいだろう。

セカンドバイクとしてハンターカブを所有する、アドベンチャーモデルユーザーの声を基に開発がスタートしたというそら豆(ハイ)シート。実践的なオフロード走行を想定した形状とスタンダード比20mm高のシート厚を形成する。

フラットな面が多いスタンダードシートの座面に比べ、丸みを帯びている座面が特徴的で、ダイナミックな体重移動を欲する際の自由度が格段に上がっている。また、シート前部が延長されボリュームを持たせることで、内腿でのホールド感を向上。ニーグリップができないカブ系では、これが大きな違いとなるのだ。クロスカブでのモトクロスコースにおけるレース経験が何戦かある私にとって、そら豆シートの前部のボリューム感は、絶対的に有利になる武器と認識してしまった。

停車時など足出しを考慮したシート形状となっているため、実際には20mmアップのシート高となっても足つき性自体はスタンダードと比べても遜色ないものとなっている。もちろん、ローシートにおいてもハイシート同様の形状となるため、10mmダウンのシート高は、実測値以上に足つき性が向上している。

燃料タンク上ならではのシート幅の広さや、ニーグリップができないハンターカブにとってそら豆シートは、操作系のアップデートにはもってこいのカスタムアイテムといえよう。

画像: ノーマル状態のCT125のシート高は800mm。写真は、左が20mmアップのハイシート、右が10mmダウンのローシートを装着している。モデルの身長は172cm。

ノーマル状態のCT125のシート高は800mm。写真は、左が20mmアップのハイシート、右が10mmダウンのローシートを装着している。モデルの身長は172cm。

シートのステッチはAタイプとBタイプがある

画像: 写真はAステッチのローシート。グルリと側面を回るパイピングレイアウトとなる。

写真はAステッチのローシート。グルリと側面を回るパイピングレイアウトとなる。

画像: こちらはBステッチのローシート。パイピングが後端から側面で弧を描き落ちるデザイン。

こちらはBステッチのローシート。パイピングが後端から側面で弧を描き落ちるデザイン。

セミオーダーで表皮のカラーを変更可能

画像: セミオーダーにて表皮カラー&ステッチカラーを変えられる。ステッチはAタイプ。20mmアップのハイシートだ。

セミオーダーにて表皮カラー&ステッチカラーを変えられる。ステッチはAタイプ。20mmアップのハイシートだ。

文・写真:山口銀次郎/モデル:岩瀬孝昌

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