機能やデザインの進化で世界を深めるパーツ群

赤×白のいわゆる“研二君仕様”Z2カラーが施されたこのカワサキ・ゼファー750、各部にはベビーフェイスのNCパーツが装着されている。このうち、ステップとサイレンサーブラケットは同社が2020年の夏にゼファー750用に新発売したパーツだ。スーパースポーツを主とした現行スポーツ車適合パーツが多い印象が強かった同社からこうした主要パーツが新たに出てくるのには、ユーザーの要望を受け止めて、という要素が大きい。

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各パーツを見てみると、「パフォーマンスステップ」は4ポジションの設定で、ベビーフェイス製パーツに共通したシンプルで機能的なデザイン。このベースプレートに取り付けられるようにした専用サイレンサーブラケットも用意される。

汎用パーツでは、「サイレンサーハンガー」が目を引く感じだ。これは、ツインショックの上側=フレーム側の取付部を利用してサイレンサーがマウントできるパーツで、2ピース構造としているため、セット長も変えられる。

「レースコンセプト・ハンドルキット」はマウント部となるフロントフォークからのオフセット量を減らして、操作のダイレクト感を高めているが、ここでは「アップタイプフロントオフセット」モデルをセットしている。

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フレームスライダーやショートパーツも含めて、これらはベビーフェイスがレース活動から得たノウハウを投入、つまりゼファー現役時代(登場した1990年頃には、バイク用NCパーツというのはまだ一般的ではなかった。生産終了は2006年だが、各種パーツが充実するのはこの後のことだ)にはなかった機能や形状も盛り込んだと解釈していい。こうした進化型パーツがまだまだ出てくることでまた、ゼファーの世界は深められるのだ。

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レースコンセプト・ハンドルキット(汎用品)のうち、ここで装着されるのはセパレートハンドルのバー位置がフロントフォークの前側に来る「アップタイプフロントオフセット」。フォーククランプ(フォーク側に装着されるゴールドのパーツ)中心からハンドルバー中心の高さは45/35/25mmが選べ、角度も0/5/10度がある。ここではφ41mm/35mmUP/10度と260mm長のバーを組み合わせている。

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フロント側エンジンマウント部にはフレームスライダーを装着。ジュラコン製スライダー本体を削り出したアイテムで、エンジンを保護する。

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FCRφ35mmキャブレターをネット付きファンネル仕様で装着。排気系はフルチタンの4-1で、エンジンにはオイルクーラーも備える。

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フレームのリヤショック取り付け部に共締めされているのは同社のサイレンサーハンガー(汎用)でサスペンション側取り付け穴はφ8mm、サイレンサー側はφ10mm。取り付けセット長は180-250mmと225-300mmが選べる(右のみ対応、マフラーにより要オフセット変更)。

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ゼファー750用パフォーマンスステップキットはノーマル位置に比べ①35mmバック×20mmアップ、②40mmバック×20mmアップ、③42.5mmバック×32.5mmアップ、④47.5mmバック×32.5mmアップ(参考値)の4位置が選べる(上で説明している専用サイレンサーブラケット取付け時は上側の2ポジション[③④]は使えない)。カラーはブラック/ゴールド/シルバーの3色が用意されている。

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フロントまわりはφ41mmのノーマルフロントフォークに、キャリパーサポートを介してブレンボ2ピストンキャリパーをセットする。

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リヤまわりはゼファー750スイングアームに下側スタビライザ-を追加し、リヤショックはオーリンズを装着。ドライブチェーンはRKだ。

取材協力:ベビーフェイス

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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