「ネオスポーツカフェ」シリーズの旗艦にして、スポーツCBのトップモデルでもあるCB1000Rが進化した。各部を見直して一層洗練されたスタイリングに進化したのに加え、今回からスマホ連携機能も採用。高級車らしい、充実進化を遂げての登場だ。

ホンダ「CB1000R」2021年モデルの特徴

画像: Honda CB1000R 2021年モデル 総排気量:998cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:830mm 車両重量:213kg 発売日:2021年3月25日 メーカー希望小売価格:税込167万900円

Honda CB1000R
2021年モデル

総排気量:998cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:830mm
車両重量:213kg

発売日:2021年3月25日
メーカー希望小売価格:税込167万900円

これまでの魅力を活かしたアップデートを敢行!

ホンダ・CB1000Rは、モダンテイストのカフェレーサー風スタイルに強固なスチール製フレーム、CBR1000RRベースのパワフルなエンジン、高精度なSFF-BP倒立フォークなどスポーティなメカニズムを組み合わせる新世代スポーツCBシリーズのトップモデル。これまでも高レベルのパフォーマンスと存在感を示してきたが、今回デビュー以来初のモデルチェンジを迎えた。

とはいえ、もともとの素性の良さ、ポテンシャルの高さもあり、基本メカニズムは従来型から継承。大きく手が入ったのはスタイリングで、絶妙なデザインのタンクに象徴される凝縮感のある台形プロポーションを活かしながら、スラント形状のヘッドライトやシュラウドなどをデザイン変更して流麗なイメージをプラス。機能面では、音声入力による操作も利用できる「ホンダ・スマートフォン・ボイス・コントロール」も新採用された。

ホンダ「CB1000R」2021年モデル 足つき性・ライディングポジション

シート高:830mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

基本的にライポジは従来のものと同様。ワイドなハンドルとやや前傾した上体で、ネイキッドとしてはスポーティなポジション。シートはやや高めで、身長170cm以下だと、足つきはかかとがやや浮く感じ。

タンデムチェック

画像: ライダーの身長:176cm/パッセンジャーの身長:164cm

ライダーの身長:176cm/パッセンジャーの身長:164cm

パッセンジャー・国友愛佳の感想

タンデムシートの広さと肉厚は充分で、ヒザの曲がりもきつくはないのですが、座面の前後長が短く、テールカウルを切り落としたようなデザインなので、タンデムはライダーに密着する必要があります。

ホンダ「CB1000R」2021年モデル 各部装備・ディテール解説

画像: 従来モデルのイメージをベースに、ヘッドライトをはじめ、ラジエーターシュラウド、エアクリーナーカバーのデザインを変更。

従来モデルのイメージをベースに、ヘッドライトをはじめ、ラジエーターシュラウド、エアクリーナーカバーのデザインを変更。

画像: シートレールやリアフェンダーはスリム化され、合わせてホイールのデザインも変更して、これまでより軽快な印象を感じさせている。

シートレールやリアフェンダーはスリム化され、合わせてホイールのデザインも変更して、これまでより軽快な印象を感じさせている。

画像: 新型CB1000Rは、薄型LEDヘッドライトの前面を大きくスラントさせるのと同時に、涙滴型ケースとライトガイドにより、フロントマスクを印象的にしている。

新型CB1000Rは、薄型LEDヘッドライトの前面を大きくスラントさせるのと同時に、涙滴型ケースとライトガイドにより、フロントマスクを印象的にしている。

画像: 5インチサイズのカラーTFT液晶メーターは、小さいサイズの中で機能や情報別にレイアウトを整理し、表示エリアを最適化して視認性や操作性を高めた。

5インチサイズのカラーTFT液晶メーターは、小さいサイズの中で機能や情報別にレイアウトを整理し、表示エリアを最適化して視認性や操作性を高めた。

画像: CBR1000RR用がベースの998㏄水冷直4エンジンは最高出力145PS。豊かな低中速トルクを活かしたアグレッシブさを狙ったチューニング。

CBR1000RR用がベースの998㏄水冷直4エンジンは最高出力145PS。豊かな低中速トルクを活かしたアグレッシブさを狙ったチューニング。

ヘアライン加工を施されたシュラウドは小型化。各部のパーツは金属素材ならではの美しさを活かしたディテールが与えられている。

スイングアームマウントのリアフェンダーの形状変更によりテール周りがシンプル化され、パワーを凝縮したコンパクトなシルエットが際立つ。

片持ちプロアームに分離加圧式リアサスを組み合わせて、高い路面追従性を実現。ホイールのデザインも新しくなっている。

ショーワ製SFF-BP倒立フロントフォークによって、街乗りからワインディングまでの様々な道で軽快で上質なハンドリングを実現する。

シート周りは短くタイトに切り詰められ、マスの集中化を実現すると共に見た目にも軽快。シートの快適性は犠牲になっていない。

寒冷時のライディングでも手を温める操作性に優れたグリップヒーターを標準装備。手元のスイッチ操作で5段階に温度を調節できる。

ホンダ「CB1000R」2021年モデル 主なスペック・価格

全長×全幅×全高2120×790×1090mm
ホイールベース1455mm
最低地上高135mm
シート高830mm
車両重量213kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量998cc
ボア×ストローク75.0×56.5mm
圧縮比11.6
最高出力107kW(145PS)/10500rpm
最大トルク104N・m(10.6kgf・m)/8250rpm
燃料タンク容量16L
変速機形式6速リターン
キャスター角25゜
トレール量100mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C(58W)・190/55ZR17M/C(75W)
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格167万900円(消費税10%込)

文:小松信夫/写真:南 孝幸

This article is a sponsored article by
''.