走る方も見る方も取材する方も感染拡大に気をつけようぜ!

月刊オートバイ5月号も無事発売されたこの週末、栃木県・ツインリンクもてぎでは全日本ロードレース開幕戦が行なわれます。まだまだ新型コロナウィルスの感染拡大には要注意ですが、プロ野球も始まったし、日本のスポーツイベントは「感染拡大防止対策」をしっかりやって、注意しながら開催していく、という方向に進むようです。

開幕戦の舞台となるツインリンクもてぎでは①マスク着用 ②体温チェック ③各施設でのアルコール消毒 ④密集を避けるために隣の人との間隔をとる ⑤各施設それぞれの入場制限 をベースに拡大対策を実施するようです。僕らメディアの人間も気をつけます!

ゼッケン問題<https://www.autoby.jp/_ct/17414873>をはじめ、いろいろとルールが変わっていく全日本ロードレースですが、すでに事前テストが行われている全日本ロードでは、あれ?あのカラー誰?ゼッケン、誰だっけ?ってシーンがあちこちで(笑)。あらためて開幕戦のエントリーを下に掲載しておきます。ちなみにタイトル写真は、ST1000からJSB1000にスイッチする、ゼッケン「634」じゃないハルクプロホンダ名越哲平です。

画像1: 走る方も見る方も取材する方も感染拡大に気をつけようぜ!
画像: 中須賀克行 鈴鹿8耐にYARTから参戦した時以来の「7」です

中須賀克行 鈴鹿8耐にYARTから参戦した時以来の「7」です

画像: アステモホンダはマシンのカラーリングに赤ゼッケンがマッチしてキレイです! ちなみに赤ゼッケンは前年度ランキング10位以内の証!

アステモホンダはマシンのカラーリングに赤ゼッケンがマッチしてキレイです! ちなみに赤ゼッケンは前年度ランキング10位以内の証!

画像: 加賀山ユッキーは「71」じゃなくて「10」 それでもゼッケンじゃないチームキャラクターナンバーとしての「71」は健在です

加賀山ユッキーは「71」じゃなくて「10」 それでもゼッケンじゃないチームキャラクターナンバーとしての「71」は健在です

JSB1000の見どころは、2020年チャンピオン野左根航汰のWSBK挑戦により、ゼッケン1不在のチャンピオン争い。下馬評では、中須賀克行(ヤマハファクトリーレーシング)と清成龍一(アステモホンダドリームSIR)の戦いに、誰が割って入るか――。このふたりの大事なところは、中須賀のゼッケンは「1」でも「21」でもなくて「7」だってこと。開幕戦にはヨシムラSERT MOTULの渡辺一樹もスポット参戦します。これもゼッケンは14です。

画像2: 走る方も見る方も取材する方も感染拡大に気をつけようぜ!
画像: JSB1000からST1000にスイッチの渡辺一馬 伊藤真一監督は「アッという間にニューマシンに乗りこなしました やっぱ一馬センスある!」って驚いてました

JSB1000からST1000にスイッチの渡辺一馬 伊藤真一監督は「アッという間にニューマシンに乗りこなしました やっぱ一馬センスある!」って驚いてました

新設2年目のST1000は、エントリーも増えてにぎやかになりました。事前テストから好調なのは、2020年チャンピオン高橋裕紀(日本郵便ホンダドリームTP)に、JSB1000からのスイッチである渡辺一馬(アステモホンダドリームSIR)。デビュー2年目で成績安定が望めるCBR1000RR-Rが強そうですが、もてぎの事前テストでは、ST600からのスイッチである岡本裕生(BLUcRUニトロレーシング 51ガレージYAMAHA)が1000ccデビューとは思えないタイムを出しています。ココ注目ですね。J-GP3チャンピオン村瀬健琉(TeamTKR)もST1000にスイッチです。

画像3: 走る方も見る方も取材する方も感染拡大に気をつけようぜ!
画像: 小山知良も「71」じゃない、ランキング順の「3」 赤いマシンは赤ゼッケンがよく似合います

小山知良も「71」じゃない、ランキング順の「3」 赤いマシンは赤ゼッケンがよく似合います

ST600の注目は、ニューマシンCBR600RRでしょう。このニューマシンに乗るのは、ST600キングの小山知良(日本郵便ホンダドリームTP)、荒川晃大(モトバムホンダ)、國峰啄磨(TOHOレーシング)らホンダ系トップチームの面々。ここに長尾健吾(NCXXレーシング&善光会 TEAMけんけん)、横山尚太(ガレージL8レーシングヤマハ)、佐野優人(チームバイタルスピリット)、阿部恵斗(Webikeチームノリックヤマハ)らYZF-R6勢がどう絡んでくるか、ですね。

画像4: 走る方も見る方も取材する方も感染拡大に気をつけようぜ!
画像: 尾野弘樹がJ-GP3に帰ってきました もうベテラン組に入っちゃうのかな 若手の優しい高い壁に!

尾野弘樹がJ-GP3に帰ってきました もうベテラン組に入っちゃうのかな 若手の優しい高い壁に!

軽量クラスJ-GP3のテーマは、いつもヤングライオンとベテランの壁との戦い。しかし!ここへ来てIDEMITSUアジアタレントカップの開幕戦&第2戦を連勝した古里太陽にド注目! 古里は昨年の全日本、このもてぎ大会にスポット参戦していきなり優勝をかっさらっていった15歳! ちょっと時間見つけてインタビュー申し込んでみます!
この古里をはじめ、成田彬人(SDGモータースポーツRTハルクプロ)、彌榮郡(マルマエwith Club PARIS)らヤングライオンの壁となるのが、小室旭(サニーモトプランニング)、徳留真紀(マルマエMTR)、宇井陽一(41プランニング チームOne for ALL)らの大ベテラン。勢いでぐいぐい来るヤングライオンに、戦いながらレースの組み立てやペース配分、タイヤセービングを教える、優しく高い壁になってほしいですね。

画像5: 走る方も見る方も取材する方も感染拡大に気をつけようぜ!
画像: CBRがYZFがNinjaが大バトルするJP250 写真は2020年最終戦です

CBRがYZFがNinjaが大バトルするJP250 写真は2020年最終戦です

画像: JP250に出場OKとなったNinja ZX-25R 写真は2020年九州エンデュランスフェスティバルに出場したPS-K、つまりプロショップキヨのマシンです

JP250に出場OKとなったNinja ZX-25R 写真は2020年九州エンデュランスフェスティバルに出場したPS-K、つまりプロショップキヨのマシンです

さらに2021年シーズン、オートバイが大プッシュしようと考えているのが、市販250ccスポーツを使用するJP250です。国際ライセンス/国内ライセンス混走の入門クラス――というか、街乗りのバイクにダイレクトにつながってるところが楽しいんです!
このJPには、開幕戦に「絶対王者」笠井悠太の姿はなく、昨年の国内ライセンスチャンピオン田中敬秀(7cエムズホーム+NTRセクレテール)が国際ライセンス昇格でエントリーを継続! さらに、今シーズンから出場が公認されたカワサキの4気筒250ccモデル・Ninja ZX-25Rも開幕戦から2台がエントリー。豊田浩史率いるDiREXが、時間の制約がありまくりの開幕戦でどこまでマシンを仕上げてくるか、また開幕戦のポテンシャルを見て他チームがどれだけマシンスイッチを考えるか、ですね。KIJIMA-kissレーシングがヤマハYZF-R25からホンダCBR250RRにマシンをスイッチしていますね。

コロナウィルスの感染拡大に気をつけつつ、全7戦が予定されている全日本ロードレース。ライダーやチーム関係者、観戦に来てくれるファンのみんなが無事なままシリーズが進んでいくこと、強く望みます! あ、僕らメディアの人間も気をつけます!

写真/木立 治 後藤 純 文責/中村浩史

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