アライヘルメットのトップモデル「RX-7X」用のオプションパーツ「レーシングスポイラー」。今回、高速道路とサーキットでテストを行った。それぞれで感じたことを正直にお伝えしよう。
文:太田安治/写真:南 孝幸、島村栄二/モデル:平嶋夏海

アライヘルメット「レーシングスポイラー」テスト&レポート

画像: アライヘルメット RX-7X レーシングスポイラー 税込価格:4400円 (ライトスモーク) 5500円 (白、黒、グラスホワイト、グラスブラック、フラットブラック)

アライヘルメット RX-7X レーシングスポイラー

税込価格:4400円 (ライトスモーク) 5500円 (白、黒、グラスホワイト、グラスブラック、フラットブラック)

アライヘルメット「RX-7X」のルックスをFIM認定仕様に!

MotoGPやWSBではFIM公認ヘルメットの着用が必須。アライヘルメットは『RX-7X FIM Racing#1』で認証を得ているが、認定販売店での限定発売という扱い。ただし同ヘルメットに装着されているレーシング・スポイラー単体ならRX-7X用オプションパーツとして普通に購入できる。

取り付けはRX-7Xのデュフューザー部に差し込んで両面テープで帽体に貼り付けるだけ。僕が被っているRX-7Xのオリジナルグラフィックが隠れないようにライトスモークを装着したが、作業時間は貼り付け面の脱脂を含めて1分ほどだ。

レーシング・スポイラーはヘルメット後方で起きる乱流を抑制してブレ(左右方向の振動)とリフト(ヘルメット全体が上方向に引き上げられる動き)を減らす空力パーツだから、速度が上がるほど効果が大きくなる。ニンジャ1000で高速道路を走りながら頭の前傾角度を変えてみたが、120km/h以下では効果を感じられなかった。

CBR250RRでサーキットを走ったときは、伏せているときのブレと180km/h近くで上体を起こしたときのリフトが若干減ったから、200km/hオーバーの世界では大きな効果を発揮すると思う。実際に効果を感じる状況は限定されるが、「本物のレーシングパーツ」を手軽に使えるだけでも価値アリだと思う。

画像: デュフューザーに差し込んで両面テープで固定。RX-7X専用パーツなので位置決めも簡単だ。

デュフューザーに差し込んで両面テープで固定。RX-7X専用パーツなので位置決めも簡単だ。

画像: 純正ディフューザーのエアアウトレット開閉レバーに指が届きにくくなるが、走行中でなければ操作可能。

純正ディフューザーのエアアウトレット開閉レバーに指が届きにくくなるが、走行中でなければ操作可能。

画像: 最高速が350㎞/hに達するMotoGPシーンで生まれた製品。明らかな効果を実感できるのは200km/hを越えてからだ。

最高速が350㎞/hに達するMotoGPシーンで生まれた製品。明らかな効果を実感できるのは200km/hを越えてからだ。

テスター太田安治の欲張りリクエスト 
 
高速サーキットで恩恵を受けられる単機能パーツなので特に不満はないし、価格も妥当だと思う。逆に120㎞/h以下での整流効果とベンチレーション性能アップを狙ったストリート仕様があっても良さそう。

画像: ARAI channel Vol.37 - RX−7X レーシング・スポイラー登場 www.youtube.com

ARAI channel Vol.37 - RX−7X レーシング・スポイラー登場

www.youtube.com

文:太田安治/写真:南 孝幸、島村栄二/モデル:平嶋夏海

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