2017年から発売されているレブル250は、まれに見る大ヒットモデルとなった。同じく2017年に登場したレブル500も存在感を放っている。そして、2021年3月11日には「レブル1100DCT」が発売された。そんなレブルの歴史は知る人ぞ知る深いものがある。ルーツから2017年に復活を遂げるまでのモデルを紹介しよう。

ホンダ「レブル」の歴史

レブルが初めて登場したのは1985年。コンパクトな車体にトルキーなSOHCツインエンジンを搭載。足つき性や取り回しに優れ、フットワークもクイックということで、幅広い層のライダーに支持された。

1988年にはフラットバーハンドル仕様もリリースされた。現在のレブルシリーズに通じる、スリムでコンパクトな車体がもたらす軽快な走り、というコンセプトはこれが源流とも言えるだろう。

その後、国内でアメリカンブームが到来、各メーカーとも押し出しを重視したキャラクターのモデルが人気を博したこともあり、クルーザークラスは一気に重厚長大路線へと舵を切り、奮闘していたレブルもやがてその波に飲み込まれていった。

しかし、自由に走りを楽しむレブルのスタイルは、2017年登場の250、500で再び脚光を浴びることになるのである。

画像: 1985年 Rebel/SPECIAL

1985年 Rebel/SPECIAL

空冷4スト・233㏄のSOHCツインエンジンをコンパクトな車体に搭載。トルキーなパワー特性がもたらす軽快な走りで、女性にも人気を博した。

画像: 1986年 Rebel/SPECIAL

1986年 Rebel/SPECIAL

ツインキャブレターを採用してパワーを向上。燃料タンクのデザインを一新し、スペシャルは各部にゴールド仕上げのパーツを採用。

画像: 1988年 Rebel/SPECIAL

1988年 Rebel/SPECIAL

スポーティなフラットバーハンドル仕様を新たにラインアップに追加。今日のレブルシリーズの源流ともいえるモデルだ。

画像: 1990年 Rebel

1990年 Rebel

エンジン外観、サイドカバーのデザインを変更。スペシャルは消滅、プルバックハンドル、フラットバーハンドルの2タイプとなった。

画像: 1994年 Rebel

1994年 Rebel

初代最後のモデルチェンジ。マフラーを左右2本出しから右側2本出しに変更、ハンドルは幅広のプルバックタイプのみとなった。

現行型の初代モデル。シンプルでコンパクトな構成の車体に、CBR250R/CBR500R系のエンジンを搭載。幅広い層のライダーから人気を博した。

ホンダ「レブル」シリーズ2021年モデル情報

画像: 左手前:Rebel1100 DCT 右手前:Rebel1100 左奥:Rebel500 右奥:Rebel250

左手前:Rebel1100 DCT
右手前:Rebel1100
左奥:Rebel500
右奥:Rebel250

2021年3月11日、レブル1100のDCT仕様車が発売された。スタンダードのレブル1100は、5月13日に発売予定だ。

レブル250とレブル500は、2020年にモデルチェンジしLEDの灯火類、アシスト&スリッパークラッチを採用。メーターは多機能なものとなり、サスペンションの設定も見直されている。レブル250にはヘッドライトカウルなどを標準装備した「レブル250Sエディション」もラインアップ。

まとめ:オートバイ編集部

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