メディアをはじめとして、聞こえてくる評判がとてもよく、好セールスが期待される新型CRF250L。Off1.jpでは、ファーストインプレッションとして和泉拓に試乗いただき、とても高い評価を得ている。さらにその「FUN」な部分を確かめるがべく、今回はサスペンションの短いスタンダードタイプ、サスペンションの長い<s>タイプ、そして旧型CRFを揃えて、様々な著名人で囲んでみた。
画像: MTBダウンヒルチャンピオン経験者でありJNCCトップランカーの内嶋亮、JECチャンピオン経験者の池田智泰、エンデューロライダー西田幸弘、マジモンのLの人、そしてXRといえばこの人モトショップストラーダの渡辺健氏。写真には写っていないが、オートバイジャーナリストの中村友彦氏にもご参加いただいた

MTBダウンヒルチャンピオン経験者でありJNCCトップランカーの内嶋亮、JECチャンピオン経験者の池田智泰、エンデューロライダー西田幸弘、マジモンのLの人、そしてXRといえばこの人モトショップストラーダの渡辺健氏。写真には写っていないが、オートバイジャーナリストの中村友彦氏にもご参加いただいた

車高の差は、どう現れるのか。スタンダードモデルと<s>を乗り比べる

画像: 左がスタンダード(シート高830mm)、右が<s>(シート高880mm)

左がスタンダード(シート高830mm)、右が<s>(シート高880mm)

新型のCRF250Lは、スタンダードのシート高を低く(830mm)、足長バージョンを<s>バージョンとして設定した。旧型では、シート高が低いローダウンタイプを「LD」として販売していたのだが、立場が入れ替わったわけだ。

旧型のCRF250LDについては、不満を漏らす者も少なくなかった。編集部でもLDをインプレッションしたことがあるが、ダートの上では少しのギャップで、特にフロントサスペンションの入りがよく、そのままボトムまで一気に沈み込んでしまう印象があった。また、フロントサスペンションのボトムに減衰力が乏しく、ガシャーンと底づく感触もあった。さらに、CRF250RALLYのLDタイプは車重のせいかその傾向が顕著だった。とはいうものの、過渡特性に優れた軽いロードゴーイングマシンとしては、LDの性能はとても優秀で、まさに誰にでも乗れるエントリーマシンとしておすすめできるものでもあった。もとい…このLDの記憶が強く、今回のCRF250Lスタンダード、つまり現ローダウンタイプはどうしても確かめてみたかったのだ。

CRF250L スタンダード(シート高830mm)

画像1: CRF250Lじっくりインプレ vol.1「足付きがいいだけじゃなかった。スタンダードと足長の<s>を比較」

CRF250L<s> (シート高880mm)

画像2: CRF250Lじっくりインプレ vol.1「足付きがいいだけじゃなかった。スタンダードと足長の<s>を比較」

身長165cmの内嶋亮にまたがってもらったところ、オフロードブーツを履いてこんな感じ。スタンダードはかかとまで地面につくかつかないかといったところ。<s>はかなり高めでつま先で地面に接地する。

画像3: CRF250Lじっくりインプレ vol.1「足付きがいいだけじゃなかった。スタンダードと足長の<s>を比較」
画像4: CRF250Lじっくりインプレ vol.1「足付きがいいだけじゃなかった。スタンダードと足長の<s>を比較」

フロントサスペンションの沈みこみをみても、差は大きい。今回集まってもらったライダー達が手練れだったため、足つきについての不安は出てこなかったのだが、初心者で165cmクラスだと<s>は手強さを感じるかもしれない。

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