スーパーカブのスポーク張りをやってみたい。なんせカブシリーズのほとんどがスポークホイールなわけで。で、自分で出来たらメンテナンスの幅が広がるし、家に籠ってやる作業としても、とても良いと思うんですよね。春に向けてちまちまスポーク張りしたいのね。というわけでプロにやり方を教えてもらいました。

冬の夜長にスポーク張りとしゃれこみたい

頑張ればできそうだけど、でもやっぱり敷居の高い作業といえばスポーク張り。できれば自分でやってみたいですよね。でも、うまくいかなかったらどうしようという不安も。

なのでプロに聞いてきました! タイヤ交換でもお世話になったダートフリークで。
なんせダートフリークでは、ホイール組み立てサービスも行ってる、つまり熟練のプロがたくさんいるわけですよ。

ちなみにプロに任せる場合はコチラ。
正直割と大変なので、頼むのも全然アリ。自分でやるよりはるかに精度高いし。

スーパーカブ110のリムを軽量アルミリムにするのだ

釣りツーで活躍してもらってるダートフリークODAさんが、リム交換するというので、作業にお邪魔してきました。リム交換、つまりはスポーク張り変えについて教えてもらおうって寸法なのね。

ダートフリーク
ODAさん

通勤に使ってるスーパーカブ110のリム交換をします。
元々フロントはリム交換してるので、今回はリアのリムも変えることで前後アルミリムになります。

リムは弊社のZウィールです。リム幅は1.4幅になりますが、ばね下軽量化という意味ではより効果的かと思います。

なにより黒くカッコ良くしたいんですよ!

というわけで左が今回交換するZウィールのS30。右がノーマル。

画像: 交換後のアルミリムが1.04kgで、取り外したノーマルリムが1.80kg。いずれも実測。アルミ軽いね。

交換後のアルミリムが1.04kgで、取り外したノーマルリムが1.80kg。いずれも実測。アルミ軽いね。

実測ですが、なんと760gの軽量化。半分といったら言い過ぎだけど、それに近いレベルですよ。しかもばね下だから効果はそれ以上!ちなみにばね下ってのは wikiによるとこんな感じ。

ばね下重量の軽量化の効果はエンジンやボディなどのサスペンションより上にある重量物の軽量化の効果と比較して同じ質量あたり4~15倍の効果があるといわれており、加速性能の向上、燃費の向上のほか、乗り心地や、路面追従性の向上につながる

前後で約1.5kgのばね下重量軽減は、走行にも相当な効果がありそう。
サスセッティングなんかにも影響でそうなので、そのあたりはまたサスペンションセッティングのプロ「サスペンションエッヂ」さんに話を聞きに行こうかと。

あと大事な見た目。ノーマルより幅は細くなるものの、黒なのでむしろタイヤの存在感は増しそうなのよね。悪くないぞコレ。

というわけでこれがZウィールS30。スーパーカブ110に装着できるんだけど、リム単品販売の際には以下お問い合わせからお願いします。黒くて軽くてかっこいいゾ。

画像1: スーパーカブのスポーク張りをプロに教えてもらうのだ。〈若林浩志のスーパー・カブカブ・ダイアリーズ Vol.57〉

Z wheel S30リム

品番:W02-51411
価格:一本9,900円(税込)

ほんとは自分のカブもリム交換したいんだけど、デカドラム装着車両にはちょっぴり加工が必要っぽい。それもまた詳しく調べておきます。

スポーク張りに必要なもの

さて、今回の先生はダートフリークのチョーさん。いわゆるひとつのスペシャリスト。

よろしくお願いします! まず、どんなものが必要ですか?

ダートフリーク
チョーさん

よろしくお願いします。

弊社のサービス業務ではダイヤルゲージなども使用しますが、最低限となると以下のようなものを参考にしてもらえればと思います。
できればニップルトルクレンチもあると良いですね。

あと、小さい洗濯ばさみなども基準点になるスポークにチェック入れる時に便利ですよ。

画像: スポーク張りに必要なもの


ジャイロスタンド

スポーク張りの必需品。ここにホイールを装着して、回しながらバランスをとっていくのだ。
DRCのジャイロスタンドは、バランス調整も振れ調整もできる優れもの。
フラットなボディは折りたたみ可能で、収納にも便利。

カブの場合はシャフト径が細いので、オプションの10mmシャフトセットが必要。



スポークレンチ

ニップルを回して調整するためのレンチ。これも必需品。
DRCのPROスポークレンチは8種類のサイズに変更可能なので、複数車種所有している人にはベスト。あと、カッコ良い。



ニップルをリム側から締める工具。

最初にニップルをリム側から締めるために必要。今回使用するDACHIのニップルはマイナスで締めるけど、カブ純正ニップルの場合はプラス(フィリップス)。あとメーカーによっては四角だったり色々あるよ。



ニップルトルクレンチ

なくても張ること自体は出来るけど、あると便利なニップル専用のトルクレンチ。まさに専用工具。
スポークの振れを取った後、最終確認に使うぞ。



スレッドコンパウンド

カジリ防止のため、スポークのネジ部分に塗布するよ。



曲尺(さしがね)

基準点を出すために必要。曲尺にも色々種類あるけど、長い辺がタイヤの半径より長ければ大丈夫なはず。

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