元SKE48の梅本まどかちゃんがお送りする連載コラム『梅日和』。今回は、「オートバイが取り持つ、世代を超えた触れ合いとライダー同士の友情」というお話です。

前回の『梅日和』で、愛知県にある道の駅「立田ふれあいの里」に行ったお話を書いたのですが、読んで頂けたかな?

美味しいソフトクリームを食べて、スタンプブックにスタンプを押し、道の駅の施設をいろいろ見たり楽しんで、そろそろ帰ろうと愛車のもとへ戻ると、70代くらいのおじいちゃんが私の愛車CB400SFをジロジロ。なんかあったかなぁ…!?と、ドキドキしながら愛車に近づくと「これ乗ってるの?」とおじいちゃん。「はい、私のバイクです」と答えると「かっこいいの、乗っとるね〜。いいよね、バイクはぁ」と笑顔で話しかけてくれました。ジロジロ見ている時は険しかった顔が、話しているとどんどん嬉しそうになるのでいろいろ聞いてみると、昔はバイクに乗っていたけど脳梗塞で一度倒れてしまい、それ以来、乗っていないそうなんです。

私のバイクに跨りたそうな仕草をしたので「跨ります?」と聞くと、「もう足がこんなに上がらないんだよ」と、ちょっと寂しそうに教えてくれました。ホントにバイクが好きなおじいちゃんの昔の愛車は、ホンダCS90とCB250だったそう。昔は仲間とよく夜中まで走ったよ。ずっと毎日走っても楽しくて♪と、楽しそうに昔話をするおじいちゃんのトークはとても面白くて、気づけば30分以上、話し込んでいました!

おじいちゃんはこの道の駅の近所に住む人で、道に詳しいと言っていたので「どこかこの辺りで、いいスポットありますか?」と聞くと、「ここを真っ直ぐ行って、2つ目の信号を右に曲がると田んぼが続く良い道があって、そこをずーっと先まで行くと、郡上の方まで行けるんだけど、すごく綺麗だよ」と。帰りにちょっとだけ走りに行ってみると伝えると、おじいちゃんは今の愛車・マツダ ロードスターに乗って、途中まで道案内してくれました。なんて優しいおじいちゃん。そして、なんてかっこいい!!

おじいちゃんとバイバイしてから走った田んぼの中の道は、とても気持ちが良く、のどかな風景に癒されて、信号もあまりないのでホントに最高な気分でした♪ こういう場所を走るのはすごく久しぶりで、開放感があり、来て良かったなと改めて感じました。

おかげで思っていたよりも時間が経っていて、帰り道には帰宅ラッシュ時に渋滞する1車線の場所があるのですが、見事にはまってしまい、予定していた時間より2時間以上遅く帰宅することに。でも、おじいちゃんに出会えて、素敵な景色の中を走ることができて、とても幸せな時間でした☆ また時間できたら、ふらっと走りに行きたいな♪

画像1: 世代を超えたバイクトーク! 道の駅でかけがえのない出会いがありました(梅本まどか)【梅日和 第33回】

文・写真:梅本まどか

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