さて、お待たせしてしまったが、全日本モトクロス選手権、最高峰IA1クラス、山本鯨のタイトルについてお届けしよう。HRCが解散したことで今年から山本を取り巻く体制は大きく変わった。同じクラスで戦う小島庸平率いるHonda Dream Racing Bellsから参戦し、これまでとはまた違った一年になったようだ。

山本はここまで全3戦8ヒート中、5ヒートで優勝、残り3ヒートも全て表彰台に乗る活躍を見せており、ランキング2位の富田に31ポイント差をつけて最終戦オフロードヴィレッジを迎えた。

画像1: 「今年のBELLSは鯨を勝たすためのチームだった」新しい時代の始まりを予感させる、IA1山本鯨がV4達成

予選で1位となり、最優先でグリッドを選択する権利を手に入れた山本は、ヒート1、イン側3台目からスタートした。

画像2: 「今年のBELLSは鯨を勝たすためのチームだった」新しい時代の始まりを予感させる、IA1山本鯨がV4達成

1コーナーイン側で、前を富田俊樹、星野優位のYAMAHA勢に閉められるも、上々の立ち上がり。

1周目はトップで通過

画像1: 1周目はトップで通過

後ろに星野、富田、そして能塚智寛、小方誠を引き連れて、一周目のゴールゲートをトップで通過した。しかし、このあと、山本をパスしてレースをリードしたのは地元・星野だった。

画像2: 1周目はトップで通過

山本は中盤、3〜4番手で富田とバチバチのバトルを展開。先にレポートをお届けしたIA2横山や、レディス川井も同じく、山本はこのレースで富田に勝つ必要はなかった。それでも、チャンピオンとしての誇りが守りに徹することを許さなかった。

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