タクティカルブーツはもともとライダーにも人気のブーツカテゴリー。ただ専用品ではないため、どうしてもバイクに乗るときに「こうだったらいいのにな」と思うことも。フラッグシップが開発した「タクティカルライディングブーツ」は、魅力的な性能を備えている。
文:太田安治/モデル:平嶋夏海/写真:南 孝幸

履き脱ぎがスムーズな全天候型ショートブーツ

画像: フラッグシップ FSB-802 タクティカルライディングブーツ 税込価格:1万8480円 サイズ:23.0~28.0cm カラー:ブラック、サンドベージュ

フラッグシップ FSB-802 タクティカルライディングブーツ

税込価格:1万8480円
サイズ:23.0~28.0cm
カラー:ブラック、サンドベージュ

以前紹介したフラッグシップのFSB-801は、履き脱ぎのしやすさと防水性能の高さを特徴とする、通勤通学などの普段使いに適したライディングブーツ。対して今回試したFSB-802は、開発コンセプトと構造、デザインを共有しつつ、筒丈(高さ)を長くしたブーツに仕立てられている。

第一の特徴がシューレースに代え、金属製ワイヤーをリールで巻き取ってフィットさせるSPINONシステムの採用。上部と側面の2カ所にリールを配置したことで、好みに応じたフィット感が簡単に得られる。ブーツタイプはシューズに比べると履き脱ぎに手間がかかるが、履き脱ぎに要する時間は片側10秒程度。日常的な使用ではこの素早さが大きなメリットになる。

第二の特徴は耐摩耗性、耐候性の高いマイクロファイバー素材のアッパー内側に防水透湿性能の高いフィルムを内蔵していること。これが雨天時の浸水と蒸れを防止してくれるのでシーズンを通して履ける。シャワーを掛け続けてもブーツ自体の防水性は充分で、内側が濡れることもなかった。本格的なツーリングブーツほどの高さはないので、雨天時は裾丈の長いレインパンツと組み合わせた方がいい。

シューズタイプよりも保護性能が高く、足首周りが冷えないので、寒い時期のツーリングにもおすすめだ。

画像: フラッグシップオリジナルのソールは濡れた路面や未舗装路でのグリップに配慮した設計。かかと部分の白いラインはリフレクターになっている。

フラッグシップオリジナルのソールは濡れた路面や未舗装路でのグリップに配慮した設計。かかと部分の白いラインはリフレクターになっている。

画像: 防水透湿フィルムの「ヴォクサーム」をアッパー部に内蔵。履き口からの浸水に気を付ければヘビーレインでもブーツカバーは必要ない。

防水透湿フィルムの「ヴォクサーム」をアッパー部に内蔵。履き口からの浸水に気を付ければヘビーレインでもブーツカバーは必要ない。

画像: リールを押し込んで時計回りに回せばフィッティング完了。脱ぐときはリールを引いてワイヤーのテンションを解除する。履き口が細めで、裾の細いパンツとの相性も上々。下側のSPINONシステムは車体の傷付き防止のため外側に配置されている。

リールを押し込んで時計回りに回せばフィッティング完了。脱ぐときはリールを引いてワイヤーのテンションを解除する。履き口が細めで、裾の細いパンツとの相性も上々。下側のSPINONシステムは車体の傷付き防止のため外側に配置されている。

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