あの時のあの車両に!

「今回の車両はSUZUKI ジクサー250!」と聞いて、「あれ? 2019年の東京モーターショーで跨ったあの車両?!」と驚きながらも乗れるのを楽しみにしていました。

実は2019年の東京モーターショーで気になっていた1台。SUZUKIブースに行った時に実際に跨ったり、隣にエンジンが置いてあり、何か特別なエンジンなのかな?!と思い、その時いろんな方のお話しを聞いたのですが、よく使われている水冷エンジンではなく、油冷エンジンという所までしか理解できていませんでした!

今回乗る事が決まってから調べてみると、SUZUKIさんと油冷エンジンとの関わりが沢山出てきて、中でも「GSX-R750」というバイクの事が書かれていました。
主にルマン24時間耐久でワンツーフィニッシュした事など耐久レースでの速さ! そして軽さが当時はとても凄い技術で欧州でも人気があったと知り、そんな歴史があったんだ!と初めて知りました。

そもそも「油冷エンジン」のバイクに乗った事がない私にとって、油冷エンジンって乗ったらどんな感覚なんだろう?と不思議でした。

実際に乗ってみると、確かに軽いしパワーもあるし、乗りやすい!
でも知らずに乗っていたら、私では違いがわからないなぁ、、、と、ひたすら「これが油冷エンジン」と思い感じながら乗ってみました(*´꒳`*)

最近バイクの基礎を勉強している私は、エンジンの中の図を書きながら勉強したので、走りながらその絵を頭に浮かべて、こうやって動いて今走っているのか...と思うと凄い乗り物だし、ただ何も考えずに乗っていても楽しいけど、知るともっと素晴らしい物だと感じるし、奥が深い!もっと知りたい!と思うきっかけの1つになりました!

車両に乗る前に、いつもシート下やメーターまわり、足つき、いろんな角度からバイクを見たりしているのですが、機械的な部分は難しいと思っていた私も今回ばかりは逆に気になっていつも以上に見てしまいました!!!

画像: エンジン。1200mlって書いてあります!

エンジン。1200mlって書いてあります!

画像: オイルクーラーとエンジン!

オイルクーラーとエンジン!

この油冷エンジンは新開発されたもので、油冷だからエンジンオイルを用いた冷却方式を採用したエンジン。

前は冷却の機能を兼ね備えたオイルポンプから圧送して、いろんな場所を通り燃焼室やピストンの裏側などにはオイルをジェット噴射して冷やしていたり、空冷のようにエンジンにフィンがついていたりしていたようなのですが、今回はSOCS(Suzuki Oil Cooling System)と呼ばれる冷却システムを採用していて、オイルを噴射させず、燃焼室周りにオイルジャケットとよばれる冷却回路を這わせ、そこにオイルが通る事で冷やしているそうなんです。

油冷でもそんな違う方法があるんだ!と驚くばかりですが、、、。
こういう事を調べていくと開発者の方の凄さをホントに感じます!

画像: エンジンとパシャリ☆

エンジンとパシャリ☆

こういった話は沢山記事になっているので是非気になった方はチェックしてみて下さい☆

いつもと違う感じで乗る前の事を沢山伝えてしまいましたが、ここからは通常運転。
乗った感想をお伝えしていきます!
お待たせしました!!!

軽い!乗りやすい!どこでも安心!

私が走って一番感じた事は「どの速度、どのギアでも乗りやすくて、軽い!!」

車体自体も軽いと思うのですが、アクセルを開けた時にパワーがあるから軽く感じるその感覚にとても驚きました!!!

正直、軽いと聞いていたから「凄く軽いのか」と思って押し歩きをすると確かに押し歩きしやすいけど「ホントに凄く軽い!なんだこれ!」という感じではなく「楽だなぁ」という感じ。

逆にアクセルを開けた時に「あ!これの事だったのかも?」と思う軽さを感じ、この感覚はとても楽しいし、何より爽快感を得られるので嬉しくなってしまいました!

1速2速3速といろんなギアで高速道路や下道で試しながら乗ってみたのですが、個人的には5,500〜6,000回転ちょっとくらいで走るのがとても気持ちよくて、よくその辺りを中心に使っていました!

どのギアも6,500から7,000くらいになると少しハンドルやステップから振動が出てきて、7,000を超えて8,000回転になるとシート下までブルブル(レッドゾーンは10,000回転から)。

でも、合流で低いギアでも頑張って加速してくれる感と実際の加速も充分にあるので、ここでいこう!とグイーンってアクセルをあけてメリハリある安全運転がとてもしやすく感じたし、それを楽しめる事が出来て乗っていて幸せな気分になりました♪

加速する時に風が強いと疲れたりするので、私はよく速く走るためでもなく、休憩がてら伏せて走る事があるのですが、私の体格(164cm/体重は内緒)で伏せると、ちょうどギリギリ収まるという感覚だったのでピッタリサイズ!!

画像: こんな感じで伏せていました。

こんな感じで伏せていました。

足つきは片足ステップだとかかとが少し浮くくらい。

画像: 片足ステップです。

片足ステップです。

画像: 両足おろしたバージョン。

両足おろしたバージョン。

両足下ろすと爪先がつくという感じ。
意外とシート高が高い事に、跨ってから気がつきました。
でも乗っていて思ったのは「あれ? 足がつきやすい!」という事。

いつもこのくらいの足つきだと怖くはないけど、快適でもないのですが、このままバックもできちゃいます。

バイクの軽さと、シートが硬過ぎず柔らか過ぎずのちょうどいい感じだからなのかな?!と思ったのですが、この足つきに対して乗った時の快適さにはホントにびっくりでした!!!

オートバイ編集部のテストライダーにも好評で「ウチの子の1台目にいいバイク」という話も聞いていたのですが、こういった点からも「なるほど! 確かに乗りやすいし安心感も楽しさもあるからかな」と自分なりに納得してしまいました。

ブレーキも結構しっかり目で効いてくれるし、何よりクラッチ操作が凄くしやすい!

画像: クラッチレバー握っています。握りやすい形。

クラッチレバー握っています。握りやすい形。

正直、私の手のサイズだとレバーを握る幅は若干遠く、調整ができないのですが、クラッチの握り加減の調整が凄くしやすくて、「これ一本橋やったら凄く上手にできそう♪」と妄想したり、上手くできている感覚から1人で勝手にですが、優越感に浸ったりもしました。笑

上手く乗れている気がすると嬉しくなっちゃいますよね♪

ミラーもメーターも見やすくて快適でした!

画像: 何回転かわかりやすいし、何速かも見やすいです♪

何回転かわかりやすいし、何速かも見やすいです♪

左右のボタンのデザインも可愛いし、表示の切り替えが出来るのも便利です。
実はミラーにも模様があり、ちょっとした所に可愛いさがあっていいな♪と思いました!

この曲線がたまりません。

今回凄く気に入った部分があったのですが、それはタンクのフォルムと感触。

私は曲線の見た目と感触に関してはバイクに乗る上で結構好みで左右されるのですが、ジクサー250は凄く素敵な感触でした。

バイクに跨ってタンクを見ると凄く大きく感じるのですが、両足をステップに乗せると「え?! 細っ!!!」と、モデルさんのウエストを見た時のような「細くて素敵」というあの感覚に近いものを感じました。

画像: 足で車体を挟むとこんな感じです。

足で車体を挟むとこんな感じです。

とても挟みやすいし、今までは車体に触れられるのは一箇所でその面積が大きいとよりいいなと思う感じだったのですが、このジクサーは足全部で挟めて触れられるんです!!

太腿はもちろん、くるぶしらへんまでどこも車体に触れていて「この感覚は凄い!」感動しちゃいました!!!

画像: 太腿から膝、足首辺りと触れられます。

太腿から膝、足首辺りと触れられます。

実際カーブもお尻でクイクイ動かすとスインと程よい感じで動くのでいいのですが、それに加えてこのフィット感はこのバイクに乗って一番感動したポイントかもしれません。

あとスタンドも細くて長いので凄く出しやすいタイプ。足を引っ掛ける部分もあります。

画像: サイドスタンドです。

サイドスタンドです。

軽くて長いので出しやすいのですが、車体を傾けながら出すとしっかりいれられないので、油断禁物と感じました。

油断禁物といえばもう1つ。

このジクサーには「SUZUKI EASY START SYSTEM」といってワンプッシュ始動できるシステムが付いていて、スタートボタンを押すと一定時間スターターモーターが回転。ECMが始動状況を確認してスターターを止めるそうなんです。

画像: ここをワンプッシュ♪

ここをワンプッシュ♪

ワンプッシュってとても楽なので快適なのですが、クラッチレバーを甘く握るとかかりません。
これも油断禁物です。

こういった部分は変な慣れをしない為の、安全性って感じるので素敵だなと思いました。

走っている時にも油断禁物と思った事があり、それはハンドルの位置がとても楽なんです!

画像: 走行してる時はこんな感じです。

走行してる時はこんな感じです。

今回SUZUKI ジクサー250に乗り、ホントにいろんな事を学び、そして体感できて楽しかったです♪

イメージ的には楽で価格もお手頃!っていう印象の方が強かったけど、とても楽しくて、乗ったからこそ得られたものがホントに多く、試乗できて良かったです☆+°

画像: 楽しかったジクサー250と記念写真♪

楽しかったジクサー250と記念写真♪

モーターショーではこのジクサー250の隣にカウルのついたGIXXER SF250があり、跨った印象が違った覚えがあるので、今度はそちらも乗ってみたいです。

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