AT小型限定普通二輪免許が最短2日間で取得が可能になったことからも、注目度が高まっている原付二種スクーター。通勤通学や買い物など日常のコミューターとして最適なモデルはどれなのか? 各メーカーの広報担当者におすすめの一台を聞いてみました。今回はホンダ編をお届けします!
まとめ:西野鉄兵/取材協力:ホンダモーターサイクルジャパン

ホンダの広報担当者のイチオシは「リード125」

ホンダは2020年7月現在、4機種の原付二種スクーターを一般向けに販売しています。PCX、PCXハイブリッド、リード125、Dio110。

PCXシリーズはいわずと知れた大人気車種、リード125もDio110もよく街で見かけるロングセラーモデルです。そんな魅力的なラインナップのなかで、ホンダモーターサイクルジャパンの広報担当・斎藤さんは「通勤でのご利用という点を考慮すると、リード125がおすすめの一台です」と教えてくれました。

画像: Honda リード125 総排気量:124cc メーカー希望小売価格(税込):31万5,700円、ツートーンカラーは31万9,000円 写真のカラーはキャンディラスターレッド

Honda リード125

総排気量:124cc
メーカー希望小売価格(税込):31万5,700円、ツートーンカラーは31万9,000円
写真のカラーはキャンディラスターレッド

いまバイクに乗る人で、ホンダ「リード」の名を聞いたことがない人はまずいないでしょう。「リード」ブランドの誕生は、1982年2月に発売された「リード50」「リード80」シリーズから始まりました。

画像: 1982年2月19日に発売された「リード50 スーパーデラックス」。いまへと続くリードの車名はこの一台から始まります。

1982年2月19日に発売された「リード50 スーパーデラックス」。いまへと続くリードの車名はこの一台から始まります。

「リード125」が初めて登場するのは、1982年10月。その後、時代の流れに合わせるように、いや時代の流れをリードするかのように排気量やスタイリング、各部仕様を変えてモデルチェンジを重ねていきます。1988年には「リード90」、1998年には「リード100」も生まれ、さまざまなリードが人気を博しました。

画像: 1998年3月に発売された「リード100」はヒットモデルでロングセラーに。このころのエンジンはまだ2ストローク。いまでも街中でよく見かけますよね?

1998年3月に発売された「リード100」はヒットモデルでロングセラーに。このころのエンジンはまだ2ストローク。いまでも街中でよく見かけますよね?

そして「リード125」が再び販売され始めたのは、2013年のこと。現行モデルは2017年にモデルチェンジを受け、外観を一新、装備をさらに充実させたこちらとなります。

画像: Honda リード125 総排気量:124cc メーカー希望小売価格(税込):31万5,700円、ツートーンカラーは31万9,000円 写真のカラーはパールダークアッシュブルー(ツートーン)

Honda リード125

総排気量:124cc
メーカー希望小売価格(税込):31万5,700円、ツートーンカラーは31万9,000円
写真のカラーはパールダークアッシュブルー(ツートーン)

洗練されたスポーティなデザインのボディ。一昔前のスクーターと比べると、すごくシュッとしているのが見て分かると思います。ヘッドライトとポジションランプは高い視認性を発揮するLEDを採用。

画像: www.honda.co.jp
www.honda.co.jp

124ccの水冷4スト単気筒エンジンは、低燃費かつ市街地の走行においても力強さを持つ仕様。そして、静粛性も特長で住宅街などを走る際も安心です。

ホンダの斎藤さんが推しているのは、低・中速域での加速能力。「街中のストップ&ゴーを得意とし、キビキビと軽快に走れますよ」とのこと。

また、アイドリングストップ機能も搭載。僕も実際に乗ったことがありますが、近年のホンダのスクーターのこの機能はとても優秀だと感じました。

画像: アイドリングストップ機能は、スイッチでオンオフを切り替えられます。

アイドリングストップ機能は、スイッチでオンオフを切り替えられます。

アイドリングストップが出始めたころは、エンジンが止まってからかかるまでにワンテンポのタイムラグを感じ「こういうものか」とあきらめていましたが、いまではすっかりストレスフリーに。再始動する際スロットルを回した瞬間、エンジン始動~加速をシームレスで行なってくれる感覚で、エンジンが止まっていたのにも気づかないほどです。

リード125の大きな特徴は「スリム」であること!

画像: カラーはパールメタロイドホワイト(ツートーン)

カラーはパールメタロイドホワイト(ツートーン)

2人乗りがラクラクできる段差付きのシートを採用し、単体写真だと車体サイズは一見大きく感じるかもしれません。しかし実際に見ると、コンパクトでスリムさが際立っているモデルです。

街中でショートカットのために細道を選んだり、ちょっと寄り道するのも苦にならない、シティコミューターとしての特性を持っています。

身長156cmだというホンダ斎藤さんがライディングポジションの参考にと、写真を送ってくれました。

シート幅が広くないため、跨りやすくて足つき性も良好です」とのこと。リード125のシート高は760mm。数値はPCXと4mmしか変わらないものの、シートやフットボードの形状により足を下ろしやすいことから、足つき性は数値以上といえるでしょう。

また、「押し歩きなどの取り回しの際、ハンドルの位置がちょうどよくて、自然に車体の重心に近づくので安定感があります」と斎藤さん。自宅での出し入れ、駐輪場に駐めたり、降りてUターンなど、小柄な女性でも軽々と扱えるのが特徴ですね。

車両のサイズは全長1,840mm・全幅680mm・全高1,130mm。ホンダの原付二種スクーターのなかでは、全長・全幅が一番コンパクトなモデルとなっています。

リード125の「荷物を運ぶ」能力は、ビッグスクーター以上!?

ここまでお伝えしたところでは、コンパクトさ最優先と思われそうですが、「リード125」は見かけによらず、じつは収納力がものすごい。これがホンダ斎藤さんがイチオシに上げた一番の理由でもあります。

シート下のラゲッジボックスの容量は37L! ヘルメットがものにより2個同時に収納できちゃう容量です。これは250ccビッグスクーター並みともいえるでしょう。

B4サイズのバッグも収納可能なのもポイントです」と斎藤さん。通勤通学では欠かせない書類を入れるための横広のバッグが、ちょうどよく入るというのはありがたい。

さらに荷物を運ぶ上でビッグスクーター以上といえる理由が積載能力の高さです。リング状の大型フックと、リアキャリアを標準装備しています。

「仕事帰りの買い物も心配ないですよ」

シート下ラゲッジスペースに加えて、プラスアルファの積載能力があるのは嬉しい限りです。

画像1: リード125の「荷物を運ぶ」能力は、ビッグスクーター以上!?

標準装備のリアキャリアは車体のデザインに合わせてスタイリッシュな形状をしています。

オプションパーツのトップボックスを付ければさらに便利な仕様に。トップボックスはメインキーと同じ鍵が使える「ワン・キー・システムタイプ」。これ、実際に所有するとかなり便利です。

画像2: リード125の「荷物を運ぶ」能力は、ビッグスクーター以上!?

そして、いまでは欠かせない装備も。フロントインナーボックスには、アクセサリーソケットを標準搭載。

まさにリード125は、ホンダが考える現代の通勤スペシャルバイクに仕上がっています!

画像: 500mlペットボトルが入るフロントインナーボックス内に、電源ソケットを完備!

500mlペットボトルが入るフロントインナーボックス内に、電源ソケットを完備!

ホンダ「リード125」主なスペックと価格

全長×全幅×全高1840×680×1130mm
ホイールベース1275mm
最低地上高140mm
シート高760mm
車両重量114kg
エンジン形式水冷4ストSOHC2バルブ単気筒
総排気量124cc
ボア×ストローク52.4×57.9mm
圧縮比11.0
最高出力8.3kW(11PS)/8500rpm
最大トルク11N・m(1.1kgf・m)/5000rpm
燃料タンク容量6.0L
変速機形式無段変速式(Vマチック)
タイヤサイズ(前・後)90/90-12 44J・100/90-10 56J
ブレーキ形式(前・後)シングルディスク・ドラム
メーカー希望小売価格税込31万5700円(ツートーンカラーは31万9000円)

最後にホンダモーターサイクルジャパンから通勤通学でバイクに乗るときは「くれぐれもお気をつけて」というメッセージをいただきました。

一日のうち、交通事故の多い時間帯は、日没前後1時間となっています。
 
仕事疲れの帰り道、集中力も途切れてきますが、速度を落とし、車間距離を十分に保ち、周りの交通状況にさらに注意して、自宅に帰るまで安全運転を心がけましょう。
 
また、走行中はスーツの上からでも、リフレクター付きのライディングギアを着用するなど、自分の存在をまわりの車両が気づくように目立たせましょう。
 
雨の日はさらに視界が悪くなります。どうしても二輪車で通勤をしなくてはいけない場合、リフレクター付きの明るい色のレインコートを着用し、晴れの日とは運転方法が変わることを意識し、注意して走行してください。

楽しくて快適なバイク通勤・バイク通学ライフを過ごすため、いつでもどこでも安全運転で!

まとめ:西野鉄兵/取材協力:ホンダモーターサイクルジャパン

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