リアカメラ、ヘッドアップディスプレイ、ノイズカット……未来のヘルメットの発売が近い?

バイクは電子制御システムに可能性を見出して以降、どんどんと進化を遂げています。そんななか、これから注目したいのがヘルメット。

インカムを内蔵したものなどは、海外では少し前から登場していましたが、日本でもいよいよヘルメットの新時代といえる時期が訪れるかもしれません。

CROSS HELMET X1

今回紹介するのはクロスヘルメットというブランドの「X1」。海外でクラウドファンディングを行ない、目標額の300%を達成。現在、国内でもクラウドファンディングを行なっています。

「国内」といったのは、わけがあります。このヘルメットは「日本発」のベンチャー企業が作ったブランドなのです。それでは、クロスヘルメット X1は、いったいどういったことができるのか見てみましょう!

ヘッドアップディスプレイとリアカメラにより後方の状況を目の前に表示!

画像: ヘッドアップディスプレイとリアカメラにより後方の状況を目の前に表示!

クロスヘルメット X1には、HUD(ヘッドアップディスプレイ)+カメラシステムが搭載されていて、後方の状況まで見られます。すごい!

後頭部にカメラを装備!

画像: 業界で唯一のデュアル光学エンジンHUDシステムを備えたCrossHelmetの双眼式ディスプレイ。専用スマホアプリと連携することで、ナビ表示まで可能に!

業界で唯一のデュアル光学エンジンHUDシステムを備えたCrossHelmetの双眼式ディスプレイ。専用スマホアプリと連携することで、ナビ表示まで可能に!

音楽やナビが聴けるだけじゃない! サウンドコントロール機能まで搭載

画像: 音楽やナビが聴けるだけじゃない! サウンドコントロール機能まで搭載

ヘルメット内部にはスピーカーも搭載されています。スマホとのワイヤレス接続が可能で、ナビの音声や音楽を聴くのもお手の物。さらにBluetoothインカムのように、グループトーク機能まで搭載。同じクロスヘルメット X1のユーザーと最大6人まで接続が可能とのこと。

そして、サウンドコントロール機能「クロスサウンドコントロール」も搭載されています。これは、外部の音をヘルメット内に設置されたマイクが集音し、周波数帯域に応じて音場のダイナミックコントロールを行なうというシロモノ。

つまり、ノイズを軽減する機能です。ヘルメットメーカー各社は、走行風の静粛性も追求し続けています。それをクロスヘルメットは科学の力で解決しようと、取り組んだわけですね。こちらも画期的な機能です。

画像: さまざまな操作は、ヘルメット左側カバーをタッチして行ないます。カバー内部に静電容量式タッチパネルが内蔵されているとのことです。

さまざまな操作は、ヘルメット左側カバーをタッチして行ないます。カバー内部に静電容量式タッチパネルが内蔵されているとのことです。

セーフティLEDライトを搭載

画像: セーフティLEDライトを搭載

さらにバッテリーが内蔵していることを生かし、夜間の被視認性をアップさせる高輝度LEDライトを装備。ヘルメットの側面がライン状に輝きます。

気になる安全性は?

もっとも気になるのは安全性でしょう。僕もそうです。

クロスヘルメットによれば、すでに北米向け安全規格DOT認証はパスしたとのこと。現在は、欧州向け規格ECEと日本向け規格JISの認証を並行して行なっているそう。この点がクリアできれば、一気に日本でも市民権を得るかもしれませんね。

また、心配なのは内蔵されたバッテリーに関するトラブル。X1に搭載されるバッテリーはリチウムセラミックバッテリー(LCB / UL認証取得済)のもの。あらゆる衝撃、刺突、変形、燃焼などに際しても発熱、発火、爆発を起こさないという極めて高いレベルの安全性を確保しているとのことです。

クロスヘルメット X1 の価格と発売時期

もうひとつ気になるのは価格ですよね! すでに販売予定価格は発表されています。お値段税込18万9,000円。

これまでのヘルメットと比較すれば高価なもの。だけど、機能性はこれまでのヘルメットとは比べ物になりません。

出荷時期は2020年11月中旬以降を予定しているそうです。

発売されれば、いっそう大きな話題となるでしょう。
いま、ツーリングという文化が大きく変わる変革期なのかも。そんなことまで考えされられたホットなトピックスでした。

まとめ:西野鉄兵

より詳しい情報は、公式サイトおよび現在実施中のクラウドファンディングのサイトで確認できます!

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