撮影●鈴木広一郎 文●ノア セレン

しかしJはいい!

画像1: しかしJはいい!

幾度となく書いてきたことだが、自分でZに乗るなら絶対J、とまた書く。なんて素晴らしいバイクなのだろう! 本心で欲しくなる素晴らしいバランスだ。

何よりエンジンにはとにかく惚れてしまう。スムーズでパワフル、低振動のおかげで高速道路の移動も大変得意な上、アイドリングの安定感やフケ上がりのまろやかさ、負圧キャブによるアクセルの軽さやクラッチのキレなど日常領域での接しやすさも高いため、今回のように点在する遺跡を巡りストップ&ゴーやUターンを繰り返すのも苦にならない。

画像2: しかしJはいい!

特に北米向けの「丸J」はルックスもマイルドで、スポーティな印象が少ないがゆえにあらゆるシーンにマッチする。

現車はハンドル位置が低いモデルだが、初期型の北米仕様はもっとアップで、LTD的ですらあるポジションは楽チン。ノンビリにもカッ飛びにも、あらゆるツーリングシーンにしっかり応えてくれる。

画像3: しかしJはいい!

Zが欲しいという人がいれば、これまでもこれからもまずはJを薦めるが、一つ気を付けたいのはサイズ感だろうか。Z1などに比べると一回り大柄で、重量は軽いのに取り回しに難儀することがあるかもしれない。

しかし走り出せば逆に堂々とした車格を軽々と振り回す魅力があり、その高いスポーツ性には惚れ惚れするだろう。

1981 KAWASAKI Z1000J ディテール

画像: 北米市場にはこのティアドロップ型タンク、欧州市場には角ばったタンクと2 種類存在するJ。容量はいずれも21.4 L である。

北米市場にはこのティアドロップ型タンク、欧州市場には角ばったタンクと2 種類存在するJ。容量はいずれも21.4 L である。

画像: センターに燃料計も備えるメーター。ハンドルは欧州が低く北米が高いというのが一般的だが、丸J にも低ハンドル仕様があったようだ。

センターに燃料計も備えるメーター。ハンドルは欧州が低く北米が高いというのが一般的だが、丸J にも低ハンドル仕様があったようだ。

画像: 上質でパワフルなエンジンは振動の少なさも魅力。

上質でパワフルなエンジンは振動の少なさも魅力。

画像: F19 インチは接地感が豊富。

F19 インチは接地感が豊富。

1981 KAWASKI Z1000J J1 SPECIFICATION

画像: 1981 KAWASKI Z1000J J1 SPECIFICATION

● エンジン種類: 空冷4 ストローク4 気筒DOHC2 バルブ● 総排気量( ボア× ストローク):998.6cc(69.4 × 66.0mm) ● 最高出力:102.0PS/8500rpm ● 最大トルク:9.3kg-m/7000rpm ● ミッション:5速リターン● 全長×全幅×全高:2240 × 845 × 1145mm ● ホイールベース:1520mm ● シート高:805mm ●キャスター/トレール:27°30′/99mm ●タイヤ前・後:3.25V19・4.25V18 ●燃料タンク容量:21.4ℓ●乾燥重量:230kg ●発売当時価格:輸出専用車  ※スペックは北米仕様

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