こんな季節に革ジャンはいかが^^

ようやっと、もう春だね、大丈夫だね、って季節になってまいりました。三寒四温から二寒五温、一寒六温……そんな言葉ないか~w 
街を歩くにも、そろそろダウンは仕舞おうかな、バイクに乗る時も、ウィンタージャケットはクリーニングに出して、冬のあいだは手放せなかった電熱ウェアもコード抜いちゃおうかな、デニムの下のスパッツも脱いでいいかー、ってね。コロナウィルスの感染拡大防止のこと考えて、なかなか出歩きづらい世の中ですが、バイクでソロで出かけるのは、感染拡大の「三密」には当たりづらいからね。人混みの電車の乗るよりずいぶんマシだし!

それだけに、この季節ちょっと悩むのはウェアです。冬の間のあったかいジャケットでは、昼間に暑く感じることも増えてきました。特にチェストプロテクター入れて走ってると、プロテクターの形に汗かいちゃったりね。朝出かけるときはちょっと寒くて、昼間はあっつい、夕方また肌寒くなったりして。防風インナーを取り外しできるウェアを着てみたり、インナーに一枚足してみたり、なかなか決定打がなかったりしてすよね。

画像: クシタニ レギュレータージャケット 黒/茶/グレー M/L/LL/XL/3L 6万4000円~

クシタニ レギュレータージャケット 黒/茶/グレー M/L/LL/XL/3L 6万4000円~

そんな中、クシタニさんから今年の春物モデルが届きました。今まで使ってたモデルも、インナーダウン脱着式のモデルとかがあったんですが「今シーズン、革のウェア使ってみて」ってことで、「レギュレータージャケット」が手元に来たのです。
ほぉ、革ジャンかぁ、最近はあんまり着ることなかったかなー。もちろん、人によるんでしょうが、革ジャンって熱狂的ファンが多い分、逆に縁遠い人も少なくないですよね。実は、それほどテキスタイル(つまり革以外の)ジャケットが優秀、ってことなんです。

革ジャンっていうと、着始めはまだ革が硬かったり、動きが制限されちゃったりで「革は育てるもの」って側面もあります。そのかわり、着込んだら自分の体にピタッと合って、手放せなくなる、なんてよく聞きます。

画像: 写真は4月はじめの朝8時ごろかな。メッシュグローブが平気になってきました 写真/折原弘之

写真は4月はじめの朝8時ごろかな。メッシュグローブが平気になってきました 写真/折原弘之

そんなこんなでクシタニ・レギュレータージャケット、着てみました。革ジャンっていっても、ちょっとハードロック系のやつじゃなくて、パーカー(正確にはフーディ、です)タイプのカジュアル系。使っている革はステアで、どっちかって言うとソフト系素材。
着心地、柔らかいですねぇ。いかにもクシタニの革、って感じで、ぴんと剛性があってしっかりしてるんだけど、ソフトな肌触りと軽い着心地。見た目もゴツいっていうよりきれいだし、なんか、革ジャンに持っていたハード系のイメージ、覆されましたね。

革ジャンっていうと「よーしやったるか」って気持ちになるもんだと思っていたら、レギュレータージャケットは「さぁてバイクでも乗るかな」って軽めの気持ち。フードついてると、バイクに乗ってない時でも、サッと羽織れる気軽さがありますね。

早速、そのレギュレータージャケットを着こんでロケに出発。詳細は5/1発売の6月号でお判りになると思うんですが、早朝スタートのXSR700のロケがありまして、そこに着ていったわけです。

画像: <左上から時計回りに>英語圏ではパーカーじゃ通じない、フーディって言うのです^^ ちょっとした裏地のチェック模様とか、シャレとんしゃる これが背中のエアアウトレット。フラップの下にファスナーが隠れてます ホックつきループはパンツのベルトループとかにつないで背中出ちゃわない用に チェストパッド用のベルクロとインナー用のファスナーが見えます

<左上から時計回りに>英語圏ではパーカーじゃ通じない、フーディって言うのです^^ ちょっとした裏地のチェック模様とか、シャレとんしゃる 
これが背中のエアアウトレット。フラップの下にファスナーが隠れてます 
ホックつきループはパンツのベルトループとかにつないで背中出ちゃわない用に 
チェストパッド用のベルクロとインナー用のファスナーが見えます

画像: 脇ファスナーは上半分がエアインテーク、下半分がポケット これ1本でつながってます

脇ファスナーは上半分がエアインテーク、下半分がポケット これ1本でつながってます

編集部を出たのが4月初めの朝5時。気温が上がる予報だった日ですけど、朝5時はまだまだ肌寒い。それでも、出発するとそんなに寒さは感じない。信号待ちの時に、グローブ外して表面を触ってみたら、革って表面温度下がるから、冷たい冷たい! きっと内装とか裏地がよく出来てるんでしょうね。体に寒さが届かない感じ。
気温は、ロケ中に徐々に上がってきて、20度近くに。その状態で走っても、今度はパシッと防風しすぎていないっていうか、そんなに革の暑さは感じませんでした。途中、背中のベンチレーションを開けて走ってみましたが、そうすると意外に寒く感じたりね。昔の革ジャン、こんなベンチレーションよくできてなかったのになー。

革ジャンって、テキスタイルに比べて温度調節が上手くできない、と思い込んでいたんですが、そうでもない! 寒い早朝に出かけて、暑くなる日中を経て、って使い方で、すごく快適でしたね。もちろん、走っている最中の「守られている感」とか「走行風に型崩れない感」は革ジャンならでは。万一の転倒なんかでも、テキスタイルより完全に安全です!
今年の春先からは、ちょっと革使ってみようかな、って思った春の一日でした。もちろん、クシタニさん以外にもバイク用の革ジャンはたくさん。ここんとこそんなに目立っていなかった革ジャン、少し見直してみましょう^^

画像: カドヤ レザージャケットパンチング 黒/ネイビー S~4L 4万9500円~

カドヤ レザージャケットパンチング 黒/ネイビー S~4L 4万9500円~

セミダブルスタイルのレザーのパンチング仕様。襟はスタンドカラー、折り返してボタンで留められる。肩、ひじ、脊椎パッドポケットつき。カウ革(生後2歳以上の牝牛)パンチングの今風のシルエットで、春から夏にかけて、ちょっと気温が上がってきても着られますね~。 https://ekadoya.com

画像: ヒョウドウプロダクツ NAB D3O ST-X ライトレザージャケット 黒/ネイビー/アイボリー/黒青 M/L/LL/3L 6万2900円

ヒョウドウプロダクツ NAB D3O ST-X ライトレザージャケット 黒/ネイビー/アイボリー/黒青 M/L/LL/3L 6万2900円

きめが細かく、着心地の柔らかいカウ革を使ったレザーパーカー。着脱式の防風インナーつきで、衝撃吸収素材D3Oの肩、ひじプロテクター入り。脊椎にもフォームプロテクターを装備する。ヒョウドウはほんとシルエットがきれい。痩せなきゃ、って思いますw  https://www.hyod-products.com/

画像: 南海部品 エアロレザージャケット 黒赤/黒グレー M/L/LL/XL 5万2000円(税別)

南海部品 エアロレザージャケット 黒赤/黒グレー M/L/LL/XL 5万2000円(税別)

セパレーツ革ツナギのフォルムを採用したシングルライダース。肩前からひじのメッシュニットや肩後ろから脇にかけてのシャーリングは、まさにレザースーツスペック。背中にはエアロパッド(=首うしろのコブね)を採用、肩、ひじ、背中、胸にソフトプロテクターを配備した。着脱式ライナーつき。http://www.nankaibuhin.co.jp

画像: ゴールドウィン シンセティックレザージャケット 黒/ネイビー/タン/セージ M/L/XL 3万2780円

ゴールドウィン シンセティックレザージャケット 黒/ネイビー/タン/セージ M/L/XL 3万2780円

シンセッティックレザー(合成皮革)を使用した、レザーの重厚さとテキスタイルの気軽さを兼ね備えたジャケット。形はシングルライダース、肩、ひじ、背中、胸にプロテクター入り、背中の脇部分にはエアアウトレットを備え、通気性でも快適性をつくっている。自宅で手洗いOKなんだって! https://www.goldwin.co.jp/motorcycle/

画像: フラッグシップ ヴァーテックス メッシュジャケット 黒金/黒赤/黒 M/L/LL/LW/3L/4L 2万9800円

フラッグシップ ヴァーテックス メッシュジャケット 黒金/黒赤/黒 M/L/LL/LW/3L/4L 2万9800円

艶消しPUレザー(ポリウレタン・レザー=合成皮革の一種)とメッシュを使用したちょっとヤンチャ系デザインのメッシュレザー。フラッグシップロゴやワッペン、背中にも刺繍あり。肩、ひじ、背中、胸にプロタクター入り。着脱式の防風インナー装備で、長期間着られます。袖とスソにアジャスターがあって、フィット感も高い。 https://flag-ship.co.jp/

画像: アルパインスターズ GPプラスR V3レザージャケット 黒/黒赤/黒グレー サイズ48~60(日本サイズ:M~4Lくらい) 6万9800円

アルパインスターズ GPプラスR V3レザージャケット 黒/黒赤/黒グレー サイズ48~60(日本サイズ:M~4Lくらい) 6万9800円

1.3mmというちょっと厚めの牛革を使用したスポーティジャケット。襟まわりや方から手首にかけてストレッチ素材を使った、アルパインスターズのレザースーツにも通じる動きやすさと快適性をジャケットで再現。肩の樹脂パーツやひじのシャーリングなど、やっぱりアルパインスターズ!ってカッコよさ♪ http://www.alpinestars.com

画像: ペアスロープ G300D ハイスピードライディング 黒 S/M/L/LL/3L 10万円~

ペアスロープ G300D ハイスピードライディング 黒 S/M/L/LL/3L 10万円~

日本製ハンドメイドにこだわるレザー工房・ペアスロープの、ライディングに特化したフィット感の高いライディングジャケット。タイト目フィットながら動きやすさを損なわないフラットステア(生後2歳以上の去勢した雄牛)牛革を使用し、カッティングも前身ごろが短く、後ろが長い前傾姿勢用。なにせペアスロープ自ら「普段着としての用途は潔く切り捨てました」って言うくらい! http://www.pair-slope.co.jp

画像: アールエスタイチ GMXアローレザージャケット 黒/黒赤/黒黄/白黒 S/M/L/XL/XXL/3XL/4XL 6万4000円

アールエスタイチ GMXアローレザージャケット 黒/黒赤/黒黄/白黒 S/M/L/XL/XXL/3XL/4XL 6万4000円

RSタイチのレーシングスーツの安全性と、通気性などの快適性を両立したスポーツジャケット。着脱式ウィンドストッパーで幅広い季節に着ることができて、肩とひじにハードプロテクター、脊椎プロテクターも標準装備。ネックサポートも装着されている。 https://www.rs-taichi.com/

さて、春の夜長にネット巡回して2020年春用の革ジャンでも見て回ってみて下さい^^ 
発売中のオートバイ誌5月号には、革ジャンだけじゃない「ライディングジャケット図鑑」を掲載しています。

写真/各メーカーwebサイトよりお借りしました 文責/中村浩史

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