編集部員が趣味で買ったものをご紹介する「webオートバイ編集部員の自腹インプレ」。趣味というか、実用というか、今回は編集部の福田が何のために買い足しているのか微妙な、「エアゲージ」のお話です。

意外と(?)楽しいタイヤの空気内圧点検

自分のズボラな性格は重々承知しているのですが、過去にオートバイ誌の連載「カスタム虎の穴」を担当させてもらった影響もあり、「車両のコンディションを正しく維持する」って点については、ちょっとだけ敏感なんです。おまけに、ローンを組んででも即決即買いという悪癖があり、この組み合わせによって自宅の工具が増える一方だった時期があるんですよ。

中でも、特に楽しくてちょこちょこ買い足していたのがタイヤの「エアゲージ」です。それまでも、安いタイヤゲージを使いまわしてはいたものの、ゲージの精度や空気内圧の違いによる走行性能の変化なんて、考えたこと無かったんですけどね。

話がそれましたが、「ちょっとイイエアゲージが欲しいな」と思ったときに、周囲に相談した結果選んだのがブリヂストンの「レーシングエアゲージ RCG-10」です。

レーシングエアゲージと言っても、もちろん街乗りバイクで使ってもまったく問題ありませんし、やっぱり使っている人も多いですからね。でも、購入から長く使っている内に、何度か地面に落っことしたこともありまして、ふと気がつくと針がちょっとズレた状態になってしまったんです。

ま、常に同じところを指しているから、差し引いて考えれば計測はできますし、全然使えるような気はするんですが、気分の問題でなんか表示部を直したいなと。修理に出すと時間も費用もかかるし…ということで、メーター屋さんのサイトで各種径が合うものに交換してみることに。これが数年前のことで現在に至っているんですが、問題なく使えています。ちなみに、このエアゲージは今でも編集部に置いてあって活用していますし、オートバイ女子部が走行前の点検に使っていますね。

画像: メーター部分は代わっていますが、今でも重宝しています。

メーター部分は代わっていますが、今でも重宝しています。

そして、その後はエアゲージで空気内圧を点検するのが楽しくなってきまして、旭産業さんの「ぬきボタル(AD-206MC)」や、コンプレッサーと接続して使うタイプの「ゲージボタル(AG-8006-5)」を購入。おまけに同社のバータイプエアゲージ「BC-1」まで購入して使っていたんですけど…「BC-1」はどっか行っちゃったな…。

タイヤゲージと言えば、本当は定期的に校正に出すのが良いのですが(ちゃんと計測できているか調べる作業)、やっぱりサボっちゃうんですよね。ということで、あんまり使わないゲージを中心に、それとのズレを確認している感じです。

画像: 旭産業 ぬきボタル(AD-206MC) 文字通り「抜く」専用のゲージ。空気入れで空気を多めに足して、減らしながら調整する。そんな使い方ですね。

旭産業 ぬきボタル(AD-206MC)
文字通り「抜く」専用のゲージ。空気入れで空気を多めに足して、減らしながら調整する。そんな使い方ですね。

画像: こちらは「ゲージボタル(AG-8006-5)」。コンプレッサーと接続して使っているので、空気を足すのも抜くのも簡単。盤面に蓄光塗料が塗布されていて、暗いところでも目盛りが読みやすいのが特徴。

こちらは「ゲージボタル(AG-8006-5)」。コンプレッサーと接続して使っているので、空気を足すのも抜くのも簡単。盤面に蓄光塗料が塗布されていて、暗いところでも目盛りが読みやすいのが特徴。

画像: こちらはエトスデザインの「究極・エアゲージ(トライアル車専用)」。愛車のXR230にトライアルタイヤを装着して、オフロードに遊びに行くことがあるのですが、そんなときは内圧を0.7とか0.8とか、極端に落とすことがありまして…このゲージは必需品です。

こちらはエトスデザインの「究極・エアゲージ(トライアル車専用)」。愛車のXR230にトライアルタイヤを装着して、オフロードに遊びに行くことがあるのですが、そんなときは内圧を0.7とか0.8とか、極端に落とすことがありまして…このゲージは必需品です。

そんなこんなで、増えていく我が家のエアゲージ。先日、レーシングライダーの伊藤真一さんと雑談で、「0.1、0.2違ったら差が分かるよ。0.3違ったら、もう別のバイクでしょ」って言われたこともあり、さらなる空気内圧への興味が高まり(影響を受けやすいんです)、同時に物欲も盛り上がりつつあります。個人的にはお馴染みの危ない状態です…。

ここまでエアゲージの話ばかりでしたが、目下の課題は「自分の中に空気内圧の差を、感じられるセンサーを作る」ってことなんですけどね。こればっかりは、なかなか進化しないんですよねぇ。

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