250cc・4気筒モデルとして2020年内に販売されるであろうカワサキNinja ZX-25Rと、対抗する現行の2気筒フルカウルスポーツたち。
Ninja ZX-25を中心に各社自慢のマシンたちのスタイリングを見ていこう。いずれも流麗なフルカウルではあるが、それぞれにこだわりと個性があって面白いぞ。

カワサキ Ninja ZX-25R

画像: カワサキ Ninja ZX-25R

ZXシリーズの名にふさわしい精悍さ!

注目のニンジャZX-25R、そのスタイリングは兄貴分のZX-6Rや、2気筒モデルのニンジャ250によく似たもの。

カワサキのカウル付きスポーツモデルに共通する「ファミリーフェイス」がこの25Rでもしっかり守られているのが分かる。ボディカラーは兄貴分のZX-10Rに通じるKRTカラー。

市販開始時にはほかのカラーも用意されるものと思われるが、クラス唯一の4気筒スーパースポーツだけに、ワークスカラーがよく似合う。

画像: サイドカウルにはゴールドで彩られたハニカム状のグラフィックが中央に入る。

サイドカウルにはゴールドで彩られたハニカム状のグラフィックが中央に入る。

画像: 絞り込まれたテールカウル。タンデムシートはニンジャ250とは異なる形状となる。

絞り込まれたテールカウル。タンデムシートはニンジャ250とは異なる形状となる。

ラムエアを採用したマスクは兄貴分の6R似。4気筒ながら車幅は想像以上にスリム。

テールランプは10Rや6Rに使用されているものと同一。ZXファミリーらしいリアビューだ。

KAWASAKI Ninja ZX-25R 発表されているスペック

エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量:249㏄
変速機形式:6速リターン
ブレーキ形式 前・後:シングルディスク・シングルディスク
タイヤサイズ 前・後:110/70R17・150/60R17

詳細な解説記事

ホンダ CBR250RR

画像: ホンダ CBR250RR

スーパースポーツらしい先鋭的なデザイン

ローノーズとハイテールカウルの、先鋭SS風デザインがCBR。コンパクトなLEDヘッドライトはポジションランプとの上下2段デザインとなって、さらに「エイリアン」感を強調している。

タンク上のヒジホールドパネルなど、ライディングの実用面も高い。

画像: スーパースポーツらしい先鋭的なデザイン

Honda CBR250RR 主なスペックと価格

全長×全幅×全高:2,065×725×1,095mm
ホイールベース:1,390mm
最低地上高:145mm
シート高:790mm
車両重量:165kg〈ABSは167kg〉
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量:249cc
ボア×ストローク:62.0×41.3mm
圧縮比:11.5
最高出力:28kW(38PS)/12,500rpm
最大トルク:23N・m(2.3kgf・m)/11,000rpm
燃料タンク容量:14L
変速機形式:6速リターン
キャスター角:24.30゜
トレール量:92mm
タイヤサイズ(前・後):110/70R17M/C 54H・140/70R17M/C 66H
ブレーキ形式(前・後):シングルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格(消費税10%込):80万3,000円
ABSは82万1,700円(グランプリレッドは85万4,700円)

インプレ記事

ヤマハ YZF-R25

画像: ヤマハ YZF-R25

2019年にスポーティさを増した新型が登場

2代目となるR25は、MotoGPマシン・YZR-M1をイメージしたセンターエアダクト&ウィングレットが大きなインパクトを与えている。

タンクカバーも新デザインで、ストレート走行時の伏せやすさとヒジホールド性も高い。CBRとR25のみ倒立フォークを採用。

画像: 2019年にスポーティさを増した新型が登場

YAMAHA YZF-R25 主なスペックと価格

全長×全幅×全高:2,090×730×1,140mm
ホイールベース:1,380mm
最低地上高:160mm
シート高:780mm
車両重量:167kg〈ABSは170kg〉
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量:249cc
ボア×ストローク:60.0×44.1mm
圧縮比:11.6
最高出力:26kW(35PS)/12,000rpm
最大トルク:23N・m(2.3kgf・m)/10,000rpm
燃料タンク容量:14L
変速機形式:6速リターン
キャスター角:25.00゜
トレール量:95mm
タイヤサイズ(前・後):110/70-17M/C 54S・140/70-17M/C 66S
ブレーキ形式(前・後):シングルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格(消費税10%込):61万500円
ABSは65万4,500円

インプレ記事

カワサキ Ninja250

画像: カワサキ Ninja250

ニンジャらしい精悍フォルム

「Ninjaファミリー」デザインを採用、全体の雰囲気はZX-25Rと同イメージ。

空力特性もよくエンジンの発熱をうまくカウル外に排出する構造となっている。フューエルタンクもハイファット&ショートデザインで、最適なライディングポジションの実現に貢献している。

画像: ニンジャらしい精悍フォルム

KAWASAKI Ninja250 主なスペックと価格

全長×全幅×全高:1,990×710×1,125mm
ホイールベース:1,370mm
最低地上高:145mm
シート高:795mm
車両重量:166kg
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量:248cc
ボア×ストローク:62.0×41.2mm
圧縮比:11.6
最高出力:27kW(37PS)/12,500rpm
最大トルク:23N・m(2.3kgf・m)/10,000rpm
燃料タンク容量:14L
変速機形式:6速リターン
キャスター角:24.3゜
トレール量:90mm
タイヤサイズ(前・後):110/70-17M/C 54H・140/70-17M/C 66H
ブレーキ形式(前・後):シングルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格(消費税10%込):65万4,500円

インプレ記事

スズキ GSX250R

画像: スズキ GSX250R

伸びやかな流麗スタイル

異形一灯ヘッドライトと面発光LEDポジションランプを組み合わせた顔つきは、GSX-Rシリーズにも通じるスズキらしいデザインで、そこが人気の理由のひとつでもある。

ライバル3車に比べてオーソドックスなスタイリングで、流行りに左右されないのも好印象。

画像: 伸びやかな流麗スタイル

SUZUKI GSX250R 主なスペックと価格

全長×全幅×全高:2,085×740×1,110mm
ホイールベース:1,430mm
最低地上高:160mm
シート高:790mm
車両重量:178kg
エンジン形式:水冷4ストSOHC2バルブ並列2気筒
総排気量:248cc
ボア×ストローク:53.5×55.2mm
圧縮比:11.5
最高出力:18kW(24PS)/8,000rpm
最大トルク:22N・m(2.2kgf・m)/6,500rpm
燃料タンク容量:15L
変速機形式:6速リターン
キャスター角:25.35゜
トレール量:104mm
タイヤサイズ(前・後):110/80-17M/C 57H・140/70-17M/C 66H
ブレーキ形式(前・後):シングルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格(消費税10%込):53万6,800円
トリトンブルーメタリックNo.2は54万8,900円

インプレ記事

文:太田安治・中村浩史・月刊オートバイ編集部/写真:南 孝幸・森 浩輔・島村栄二

月刊『オートバイ』最新3月号では、現在の2気筒250ccと80~90年代の4気筒250ccの対決をお楽しみいただけます!

【250ccスポーツバイク比較検証】装備・メーター・足つき性編

【250ccスポーツバイク比較検証】エンジン&メカニズム編

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