
ダカールラリーでは、運搬する物資の量が多く、また厳重なセキュリティのためもあって、輸送機が離着陸できる空港に隣接してビバークが設けられることが多くなっているが、アフリカエコレースでは、あえて、市街から離れた郊外にビバークを設け「原初のラリー」を再現しているのが特徴のひとつだ。
プリミティブなラリーの姿
モーターホームを利用しているチームも多くなく、大部分は小型のテント泊。まさに昔ながらのラリーの再現だ。ビバークは、大会本部とレストランが中心になっていて、各チームが周辺の思い思いの場所に陣取るというわけだ。

手前のルノー Kangooはoff1取材班のクルマ
毎日温かい食事が提供される
主催者は、参加のために最大限のもてなしを用意してくれていることが感じられた。食事は、朝食も夕食も温かいものが提供され、ビール、ワイン、ソフトドリンクも用意。さらに、ランチパックといって、簡単なお弁当と充分な量の飲料水が配布される。
AER2020 ビバークの日常
youtu.be不自由だから楽しいんだ
トイレやシャワーの質は、モロッコではまずまず、モーリタニアで少し下がって、セネガルではとってもよくなった! でもこれも、その国、その土地でできる最大限のものだろうと感じられ、不満をおぼえることはない。だって、砂漠の真ん中で、じゃんじゃんシャワーを使えるんだから。

リンドン・ポスキットたちのチーム

西サハラ、ダクラのビバーク。きれいなビーチでここが一番気持ち良かった
2週間のビバークライフは、何不自由ない生活というわけではない。でも、だからこそ、みんなが同じ苦労をして、それを一緒になって笑い飛ばす楽しみがあるんだろう。