画像: 「長い闘いの終焉。ラックローズへ」Real Race to DAKAR vol.12

1月19日(日) ステージ12 セネガル
サンルイ~ダカール 291,97km

画像: サン・ルイから最後のリエゾンを走る

サン・ルイから最後のリエゾンを走る

パリダカへのオマージュ

1月5日にモナコ公国を出発したラリーは2週間の行程を経てセネガルの首都ダカールに到着した。最終日はモーリタニア~セネガル国境のサン・ルイのビバークから230kmのリエゾンでラックローズまで走り、そこで21kmの短いSS=ビクトリーランを行うというスケジュールだ。ルネ・メッジは、ティジクジャの困難なスペシャルステージも含めて、このラリーのルートデザインは故ティエリー・サビーネが作ったパリダカールラリーへのオマージュであると公言する。モロッコの砂丘で氷点下の寒さに震えていたのはわずか1週間前だった。勝者たちを迎えるダカールの陽光はまぶしく、そして暖かい。

画像: AER2020 最終日 ステージ12 youtu.be

AER2020 最終日 ステージ12

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想像を超える厳しさ

7000kmに及ぶラリーの行程は困難を極めた。モロッコ3日目のステージ3からDNFが続出。モーリタニアのティジクジャでは多くのライダーが「こんなに厳しいステージは今までに経験したことがない」と話すほどだった。約100名がモナコをスタートし、最終的に全日程を走り切ったライダーは二十数名に留まる結果。そのほかのライダーは、いずれかのステージで途中棄権、またいくつかのステージをスキップして再スタートしたことになる。

画像: ラックローズのポディウムにて。左は地元セネガルの英雄 #143 ママドゥ・ボッコム(左)。総合16位でのフィニッシュだ

ラックローズのポディウムにて。左は地元セネガルの英雄 #143 ママドゥ・ボッコム(左)。総合16位でのフィニッシュだ

目標に向かって走り続ける力

2輪の日本人参加者で最上位となったのは杉村晋吾の46位。ティジクジャまでのSS中で燃料ポンプを破損し、ここで一度、杉村のラリーは途切れてしまった。燃料系統のトラブルはモーリタニアの最終日に再び発生、涙を飲む結果となった。「今回起きたことをすべて検証して次回に役立てます」と、ラックローズのポディウムを背に語った。

増田まみは、メルズーガ砂丘のステージ2から、バッテリー系統のトラブルが続いた。そのため前半はラリーの本隊にお追いつくための単独行の連続。モーリタニアからは、SS中で故障してはスイーパーを待ち、そしてまた翌朝スタートするという、とにかく走り続ける日々だった。

最終日は、サンルイのビバークから200km超のリエゾンを走破、ラックローズのSSも一斉スタートするが6km地点でストップ。ラリーは「またか」と叫びたくなるようなことの連続だったが、増田はとにかくラックローズを走った。それが彼女の目標だったからだ。最後はカミオンバレイでフィニッシュにたどり着く。増田は最終的に65位。

途中、数日間ステージをスキップした大塚正樹は最後の2日間を走って66位。資延哲規は、ティジクジャで肩を負傷し、その後はサポートカーでラリーを応援した。

菅原の新しい挑戦

SSVクラスの菅原義正・羽村組は4輪総合30位、SSVクラス15位で見事完走した。「ぼくたちのクルマはターボがついていないからどうしてもパワーで負けちゃうんだよ。それでも今日のラックローズでは5位まで上がったよ(笑)。次回は、今回の反省を生かしてマシン作りからもっとしっかり取り組んで臨みますよ」と、レーサーらしい負けん気を見せる。羽村は「想像していたよりずっと厳しいラリーでしたね。正直、苦しい局面もありました。そんな中で、しっかりと完走に一歩一歩近づいていく菅原の強さに、改めて感じるものがありました」と話した。

画像: メカニックのゴッチェと喜びを分かちあう菅原義

メカニックのゴッチェと喜びを分かちあう菅原義

ボットゥーリが連勝

2輪総合では、やはりイタリアのベテラン、アレッサンドロ・ボットゥーリが優勝。2位にパルアンダース・ウレバルーセター(ノルウェイ)が続いた。3位にリンドン・ポスキット(イギリス)、4位にパオロ・ルッチ(イタリア)という結果。ルッチは、前日まで暫定3位だったが、使用タイヤに疑義があるとして抗議があり、これが認められてペナルティが加算されての結果。

画像: シャンパンファイト。中央がアレッサンドロ・ボットゥーリ

シャンパンファイト。中央がアレッサンドロ・ボットゥーリ

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