完結30周年を迎えた不朽の名作『あいつとララバイ』(楠みちはる)。その作中で登場するオートバイを紹介していきます。
 
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第16回/エミとマコのヤマハ「SR400」

本牧レディこと相沢理恵がリーダーを務めるレディスチーム、エンゼルキッス。

メンバー全員が美形揃いなのだが、その暴れっぷりはハマのワルたちが可愛く見えるほど最強かつ最凶。エンゼルキッスで悪魔のコンビと呼ばれるのがエミとマコで、ヤマハSR400をカスタムしたマシンを駆り、チェーンを振り回して研二を襲う!

画像: ヤマハSR400 1976年2月に当時国内最大となる4スト単気筒エンジンを積むビッグオフローダー、ヤマハ・エンデューロXT500が登場。そのXT500をベースとしたオンロード・スポーツSR500/400は1978年3月にデビューした。SR500は2000年をもって生産終了。SR400は一時カタログ落ちすることもあったが、そのスタイルを変えることなく現在もラインアップされている。

ヤマハSR400
1976年2月に当時国内最大となる4スト単気筒エンジンを積むビッグオフローダー、ヤマハ・エンデューロXT500が登場。そのXT500をベースとしたオンロード・スポーツSR500/400は1978年3月にデビューした。SR500は2000年をもって生産終了。SR400は一時カタログ落ちすることもあったが、そのスタイルを変えることなく現在もラインアップされている。

エンゼルキッスのエミとマコのマシンはSR400ベース。

トリプルディスクブレーキとしてセパハンやバックステップ、シングルシートというレーシーな改造が施されているが、エキゾーストはサイレンサー前でぶった切った直管仕様。

楠先生によると、下のカットの「手前のマシンはXT500のエンジンに換装しています」とのことだった。

画像: 第16回/エミとマコのヤマハ「SR400」

市場全体が多気筒化、高性能化に進む中で、簡素で非力なSRのスタートは必ずしも順風満帆ではなかった。しかし「単車」という呼び名がしっくりくるシンプルさと扱いやすさが少しずつ浸透。

いつしかヤマハを代表するモデルの1台となっていく。その存在感は、デビューから40年を過ぎた現在も変わっていない。

(次回は洋一のBMW R90Sを解説します。お楽しみに!)

過去の回はこちらからご覧いただけます。

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