名車への敬意すら感じる、欧州ヤマハが生んだXSR700の派生機種

イタリアミラノで11月5日~10日に開催されたEICMA2019のヤマハブースには、こんな車両もディスプレイされていました。

XSR700 XTribute

じつはこの車両、昨年のEICMA2018にも登場し、すでに欧州では正規ラインナップされています。(※アクラポヴィッチのアップマフラーはオプションパーツ)

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ベテランライダーで勘のいい方なら、ビビッと来たかもしれませんね。

この「XSR700 XTribute」は、ヤマハが生んだ1970年代の名車「XT500」をオマージュした、XSR700の派生モデルとなります。

画像: XT500’(1979年式)

XT500’(1979年式)

XT500といえば、いまなお続くロングセラーモデルSR400の先輩ともいえる機種です。XT500は1976年誕生、SR400とSR500は1978年に市販化されました。

XT500は空冷単気筒、XSR700は水冷2気筒とまるで異なるモデルですが、軽量で扱いやすく、誰でも気軽に楽しめるという特徴は共通しています。

画像2: 名車への敬意すら感じる、欧州ヤマハが生んだXSR700の派生機種

XSR700は、もともとネオクラシックの潮流に素早く乗り、古き良きスタイリングを現代のバイクに落とし込んだモデル。そりゃXT500風なテイストもぴったりハマるわけです。

「XSR700 XTribute」の仕様は、あくまで味わいを楽しむもの。スタイルこそXTをオマージュしていますが、本格的にオフロードを攻め込むキャラクターではありません。

ただ、オフ車を思わせるワイドなハンドルバーやフォークブーツ、ブロックパターンのピレリ製タイヤなどを装備しているので、未舗装路やフラットダートを少し走りたい場面、例えばキャンプ場の入り口を走る際や、山里のお蕎麦屋さんを訪問するときなどの安心感は高そうです。

画像3: 名車への敬意すら感じる、欧州ヤマハが生んだXSR700の派生機種

そのほか、メーターやテールランプ、シート、ステップなどもスタンダードモデルとは異なるパーツが標準装備されています。

画像4: 名車への敬意すら感じる、欧州ヤマハが生んだXSR700の派生機種

残念ながら、日本での販売に関するアナウンスは、いまのところありません。

とくに新車のXT500がバリバリ走っていた70年代から80年代に知るライダーの中には、「ぜひ日本でも発売して欲しい!」と願う方もいらっしゃるでしょう。期待して待ちたいですね。

最後に、YouTubeチャンネル「Yamaha Motor Europe」が公開している動画をぜひご覧ください。

「XSR700 XTribute」と「XT500」の共演。胸が熱くなる内容です。

New XSR700 XTribute: Yamaha’s retro Faster Sons scrambler(1分42秒)

画像: New XSR700 XTribute: Yamaha’s retro Faster Sons scrambler youtu.be

New XSR700 XTribute: Yamaha’s retro Faster Sons scrambler

youtu.be

写真:Yamaha Motor Europe/まとめ:西野鉄兵

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