1909年、初めての国産のオートバイが誕生した。それから100年以上、あまたのモデルが世に出て、愛され、そして消えて行った。時代時代で光を放ったオートバイたち…。今となっては、もう写真でしか見ることができない車両もある。そんな、日本が誇るオートバイの歴史を紐解いていこう。「果たしてあなたは何台のオートバイを知っているだろうか?」

カワサキゼファー750 1990 年8 月

画像: ●空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒●738㏄●68PS/9500rpm●5.5㎏-m/7500rpm●201㎏●120/70-17・150/70-17●65万9000円

●空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒●738㏄●68PS/9500rpm●5.5㎏-m/7500rpm●201㎏●120/70-17・150/70-17●65万9000円

ネイキッドブームの発端、ゼファーの登場から遅れること1年で登場したナナハン版。名車・Z2を思い起こさせる古典的なフォルムだが、フレームは新設計ダブルクレードル、エンジンはGPZ750F系の空冷DOHC4気筒を搭載。高性能を追い求めるのではなく、必要にして充分な性能とナチュラルな乗り味が多くのライダーに支持された。

ヤマハTZR250R 1991年3 月

画像: ●水冷2ストクランクケースリードバルブV型2気筒●249cc●45PS/9500rpm●3.8kg-m/8000rpm●126kg●110/70R17・150/60R17●62万9000円

●水冷2ストクランクケースリードバルブV型2気筒●249cc●45PS/9500rpm●3.8kg-m/8000rpm●126kg●110/70R17・150/60R17●62万9000円

ヤマハの市販レーサー・TZ250がフルモデルチェンジでVツインエンジンを搭載したのに歩調を合わせ、TZレプリカであるTZRもVツインエンジン搭載の新型へと進化した。フレームもTZと同じディメンションのデルタボックスフレームに改められ、よりシャープな走りが可能となった。

スズキ GSX-R1100 1991年

画像: ●油冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●1127cc●145PS/9500rpm●11.9kg-m/7250rpm●226kg●120/70ZR17・180/55ZR17●輸出車

●油冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●1127cc●145PS/9500rpm●11.9kg-m/7250rpm●226kg●120/70ZR17・180/55ZR17●輸出車

極めてパワフルな1100cc油冷エンジンは基本的にそのまま、クリアレンズを採用したニューデザインのアッパーカウルやテールカウルなど、91年モデルのGSX-R750と同様のスタイルに外観を変更している。エンジンの最高出力は前年型より2PS向上した。

ホンダ CBR250RR 1991年1月

画像: ●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●249cc●45PS/15000rpm●2.5kg-m/12000rpm●142kg●110/70R17・140/60R17●59万9000円

●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●249cc●45PS/15000rpm●2.5kg-m/12000rpm●142kg●110/70R17・140/60R17●59万9000円

レッドゾーンが1万9000回転からという、超高回転型エンジンを搭載するCBR。ブルーメタリック、シルバーメタリックのカラーが追加。

ヤマハ DT200WR 1991年1月

画像: ●水冷2スト・クランクケースリードバルブ単気筒●199.7cc●35PS/9000rpm●3.0kg-m/8000rpm●107kg●3.00-21・4.60-18●41万9000円

●水冷2スト・クランクケースリードバルブ単気筒●199.7cc●35PS/9000rpm●3.0kg-m/8000rpm●107kg●3.00-21・4.60-18●41万9000円

ベストセラーとなったDT200Rの後継車で、オフロード性能を極限まで追求するため、競技専用モデルをベースに開発。フレームはYZベース、Fフォークは倒立タイプ、Rサスは細かくセッティングが可能とされ、ストロークは前後とも300mm。エンジンは200Rベースだが全面的に見直されてパワーアップ。

※諸元の並び順●エンジン形式●総排気量●最高出力●最大トルク●車両重量●前・後タイヤサイズ●価格(発売当時)

画像: ヤマハ DT200WR 1991年1月

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画像: www.autoby.jp
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