1909年、初めての国産のオートバイが誕生した。それから100年以上、あまたのモデルが世に出て、愛され、そして消えて行った。時代時代で光を放ったオートバイたち…。今となっては、もう写真でしか見ることができない車両もある。そんな、日本が誇るオートバイの歴史を紐解いていこう。「果たしてあなたは何台のオートバイを知っているだろうか?」

カワサキGPZ900R 1990 年

画像: ●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●908cc●108PS/9500rpm●8.5kg-m/8500rpm●234kg●120/70V17・150/80V18●輸出車

●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●908cc●108PS/9500rpm●8.5kg-m/8500rpm●234kg●120/70V17・150/80V18●輸出車

登場から6年を経ても色褪せない性能と、独特のスタイルの魅力もあって、根強く支持されていたGPZ900R。細かな改良を受け続けて完成度も高まっていった。90年モデルは型式がA7となり、初のビッグマイナーチェンジを受ける。フロントホイールが17インチ化され、ブレーキやフロントフォークなどの足まわりも強化された。

スズキGSX1100S カタナ1990 年

画像: ●空冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●1075cc●111PS/8500rpm●9.8kg-m/6500rpm●232kg●3.50V19・4.50V17●119万円

●空冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●1075cc●111PS/8500rpm●9.8kg-m/6500rpm●232kg●3.50V19・4.50V17●119万円

斬新なスタイリングがインパクトを与えて、登場以来ファンを惹き付けて止まないGSX1100Sカタナ。1990年式はスズキの創業70周年を記念したモデルで、ブレーキレバーやホースなどを変更。70thアニバーサリーステッカーやキーホルダーが付いた限定1000台のデリバリーで、一時はプレミア価格が付くほどの人気に、その後通常モデルとして発売された。

ヤマハ FZR1000 1990 年

画像: ●水冷4ストDOHC5バルブ並列4気筒●1002cc●145PS/10000rpm●10.9kg-m/8500rpm●209kg●130/60R17・170/60R17●輸出車

●水冷4ストDOHC5バルブ並列4気筒●1002cc●145PS/10000rpm●10.9kg-m/8500rpm●209kg●130/60R17・170/60R17●輸出車

ヤマハレーサーレプリカのフラッグシップ。750ccクラスに匹敵するコンパクトな車体で、軽快なハンドリングを実現。90年モデルはカラー変更のみ。

スズキ GSX-R1100 1990 年

画像: ●油冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●1127cc●143PS/9500rpm●11.9kg-m/7250rpm●219kg●130/60R17・180/55R17●輸出車

●油冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●1127cc●143PS/9500rpm●11.9kg-m/7250rpm●219kg●130/60R17・180/55R17●輸出車

ライバルたちと同様、当時最大排気量のGSX-R1100も倒立フォークを採用。同時に足まわりを中心に大幅な改良を敢行。

スズキ GSX1100G 1990 年

画像: ●油冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●1127cc●100PS/8000rpm●9.9kg-m/7000rpm●236kg●110/80V18・160/70V17●輸出車

●油冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●1127cc●100PS/8000rpm●9.9kg-m/7000rpm●236kg●110/80V18・160/70V17●輸出車

油冷GSXシリーズの中ではレアな存在のオーソドックスなネイキッド。6本スポークのキャストホイールを採用するシャフトドライブ車。

※諸元の並び順●エンジン形式●総排気量●最高出力●最大トルク●車両重量●前・後タイヤサイズ●価格(発売当時)

画像: スズキ GSX1100G 1990 年

↓【連載】「日本バイク100年史」バックナンバーをまとめて見る

画像: www.autoby.jp
www.autoby.jp

【ニッポンのバイク112年歴史】月刊オートバイの「バックナンバー」はこちら!

This article is a sponsored article by
''.