「S1000XR」は大きいと思う人にちょうどよさそうな895ccの「F900XR」が誕生

画像1: 「S1000XR」は大きいと思う人にちょうどよさそうな895ccの「F900XR」が誕生

EICMA2019でBMWからニューモデルとして公開されたF900Rと同時に、もう1台のNewFシリーズとしてF900XRもお披露目された。

ロードスターファミリーの1台であるF900Rが、軽快な走りを楽しめるミドルサイズのベーシックスポーツという位置付けだったのに対して、F900XRはスーパースポーツ譲りの強力な4気筒エンジンを搭載したアドベンチャースポーツ・S1000XRのコンセプトをFシリーズに取り入れて開発された。まさにS1000XRの弟分というべき、ミドルアドベンチャースポーツである。

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搭載されているエンジンはF900Rと基本的に共通で、アドベンチャーツアラー・F850GS用の水冷並列ツインをベースに、排気量を895ccまで拡大してパワーアップしたもの。最高出力77kW(105HP)、最大トルク9.3kgmというスペックもF900Rと同じだ。

画像: 左が「F900XR」、右が「F900R」

左が「F900XR」、右が「F900R」

エンジン自体も強度部材として使用する設計のスチール製ブリッジフレームもF900Rと共通。フロントに倒立フォーク、リアは両持ちスイングアームにモノショックを組み合わせる足回りの基本構成もF900Rと変わらないが、サスペンションのストロークはアドベンチャースポーツらしく前後共にF900Rよりも長目に設定されている。

また燃料タンク容量もF900Rが13Lなのに対し、このF900XRは15.5L。スクリーンやカウルも備わり、よりロングなツーリングユーザーを視野に入れ、造られているのが分かる。

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スタイリングはF900Rと共通のダイナミックなイメージをベースに、快適性、実用性が高く評価されているアドベンチャーツアラー・GSシリーズの人間工学的アプローチをミックス。

シャープなデザインが印象的なアッパーカウルが目立つデザインは、先進的なスポーティさを感じさせるのと同時に、ロングツーリングも苦としない高いレベルでの快適さも実現するものだ。

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ヘッドライトをはじめとする灯火類がLED化され、バンク角に応じて照射範囲を自動的に変えるアダプティブコーナーリングライトまで採用されているのもF900Rと同様。ただしヘッドライトのデザインは大きく異なっている。

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ライダーをサポートするために豊富に用意されているシステムもF900Rと同様。コネクティッド機能なども備える6.5インチのTFTカラー液晶をはじめ、キーレスエントリー、電子制御サスのダイナミックESA、ライディングモードPro、シフトアシスト、インテリジェントエマージェンシーコールなどによって、長時間・長距離のハードなツーリングであっても快適なライディングを楽しめる。

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このF900XRはスタンダードモデルに加えて、軽快な雰囲気のショートスクリーンが目立つスタイルスポーツ、ハンドルガードなどを装備するのが特徴のスタイルエクスクルーシブという、合計3種のバリエーションが用意されることになる。

また、パニアケースをはじめとするアドベンチャーツアラーらしい、さまざまなオプションも用意される。

BMW F900XR の主なスペック(欧州仕様)

全長×全幅:2,160×860mm
ホイールベース:1,521mm
シート高:825mm
車両重量:219kg
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量:895cc
最高出力:77kW(105HP)/8,500rpm
最大トルク:92N・m/6,500rpm
燃料タンク容量:15.5L
変速機形式:6速リターン
タイヤサイズ(前・後):120/70 ZR 17・180/55 ZR 17
ブレーキ形式(前・後):ダブルディスク・シングルディスク

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