895ccまで排気量をアップ、日本を走ることを考えても過不足ない充実のパッケージ

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BMWがEICMA2019で世界に向けて公開した、2020年ニューモデルの1台がF900R。

BMWを象徴する水平対向2気筒エンジンを積んだRシリーズや並列多気筒エンジンを搭載するS/Kシリーズといった大排気量モデルと、単気筒エンジンを積む小排気量モデルをラインナップするGシリーズの間を埋める、並列2気筒エンジン搭載のミドルレンジモデル・Fシリーズの最新モデルである。

R1250RやS1000Rといった、軽快なネイキッドスタイルとスポーティな走りを味わえるロードスターファミリーの1台であるF900Rは、その車名からもわかるように従来のF800Rの後継となる、ミドルサイズのベーシックスポーツという位置付け。

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2018年に発売され、すでに高く評価されているFシリーズのアドベンチャーツアラー・F850GSの853cc水冷並列2気筒エンジンをベースに、ボアを2mm拡大して895ccまで排気量をアップしたものを採用、最高出力は77kW(105HP)を発揮してロードスターらしい力強い走りを支える。

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このエンジンを搭載するフレームは、エンジンをストレスメンバーとする設計のスチール製ブリッジ構造。従来のF800Rの特徴だったシート後方の燃料タンクは、ライダーの前側の一般的な位置に戻り、軽量な樹脂製が採用された。

これらのエンジン、フレームといった主要なメカニズムは、双子モデルであるアドベンチャースポーツバージョンのF900XRと共通のものだ。

画像: こちらがF900XR

こちらがF900XR

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そのスタイリングはこれまで以上に軽快さやスポーティさを強調するため、従来モデルの面影を感じさせない、シャープなラインで構成されたものに一新。よりアグレッシブなイメージへと変身した。

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メーターは多彩な機能を備える6.5インチのTFTカラー液晶。ヘッドライトをはじめ灯火類はLED化されていて、バンク角に応じて照射範囲を自動的に変えるアダプティブコーナーリングライトも選択できる。

さらに加えてキーレスエントリーや電子制御サスのダイナミックESA、ライディングモードPro、インテリジェントエマージェンシーコールなどなど、ライダーをサポートするさまざまなシステムも用意されていて、状況を選ばず快適にライディングを楽しめるように配慮されている。

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このF900Rには、スタンダードモデルに加えて装備などが一部異なるスタイルスポーツの2モデルが設定されている。パッセンジャーシートカバーが標準装備されているのが、スタイルスポーツの識別ポイントだ。

BMW F900R の主なスペック(欧州仕様)

全長×全幅:2,140×815mm
ホイールベース:1,518mm
シート高:815mm
車両重量:211kg
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量:895cc
最高出力:77kW/8,500rpm
最大トルク:92N・m/6,500rpm
燃料タンク容量:13L
変速機形式:6速リターン
タイヤサイズ(前・後):120/70 ZR 17・180/55 ZR 17
ブレーキ形式(前・後):ダブルディスク・シングルディスク

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