1909年、初めての国産のオートバイが誕生した。それから100年以上、あまたのモデルが世に出て、愛され、そして消えて行った。時代時代で光を放ったオートバイたち…。今となっては、もう写真でしか見ることができない車両もある。そんな、日本が誇るオートバイの歴史を紐解いていこう。「果たしてあなたは何台のオートバイを知っているだろうか?」
ホンダVF1000R 1984 年
CB1100Rの後を継ぎ、世界最速の市販車を目指したV4エンジン搭載のフラッグシップ・スポーツ。大部分をFRP製としたカウルやカムギアトレーン、フローティングディスクなど、画期的な装備を満載して登場した。旋回性の向上を狙い、NSタイプのホイールは前16、後17インチの組み合わせを採用。
スズキ GSX750Sカタナ 1984 年 3月
第2世代のカタナはリトラクタブルヘッドライトを持つ先鋭的なスタイルが特徴で、ゴールドフレームで登場。空冷最大の77PSエンジンはTSCCで、サスペンションはフロントはポジティブダンピングフォースを装備し、リアはフルフローターを採用している。
カワサキ KR250 1984 年 4月
レーサーKRの思想を反映して84年4月に市販開始されたカワサキのスーパーレプリカ。公道モデル唯一のタンデムツインは2気筒独立のCDI点火、多段膨張式チャンバーの採用でクラストップの45PSを発生。エンジン下には前後方向に設置した市販車初の水平ユニトラックサスを採用。
ヤマハ RZ250R 1984 年 3月
ハーフカウルのRRに対してRはネイキッドスタイル。電気式YPVSを装着、出力特性をマイルドにして扱いやすさを向上させている。
スズキ シュート 1984 年 3月
扱いやすく軽快な走りでヒットしたモデル。この年式から、ヘッドライトは新たに明るさに優れたハロゲンヘッドライトを装備している。
※諸元の並び順●エンジン形式●総排気量●最高出力●最大トルク●車両重量●前・後タイヤサイズ●価格(発売当時)