伊藤真一さんにホンダのオートバイを思う存分乗り尽くしてもらい、新しい魅力を発見するロングラン研究所。今回は、ヨンヒャク・スポーツの雄、CBR400Rを大小のコーナーが連続で楽しめる蔵王エコーラインで試してもらった。(まとめ:宮崎 健太郎)

刺激的なデザインながらツーリングも得意分野

今回テストしたのはマイナーチェンジしたCBR400Rですが、この新型のスタイリングは格好良くなっていますね。

初代モデルが2016年モデルチェンジでLEDデュアルヘッドライトを採用したときも格好良くなったと思いましたが、新型はさらにデザインが洗練された印象を受けました。

画像1: 刺激的なデザインながらツーリングも得意分野

CBRシリーズが築いてきたのはスポーツマインドにあふれるシャープなスタイリング。

代を重ねるごとに、よりスピード感が強調されています。

まぁ格好よさも大事ですが、やっぱりバイクは走りが一番大事ですよね。

前の型のCBR400Rをこの連載で取り上げたとき、良いバイクだと評価しましたけど、新型はいろんなところがさらに良くなっていて、とても驚かされました。

まず、プロリンク式リアサスペンションの作動が良くなっていますね。

画像2: 刺激的なデザインながらツーリングも得意分野

リアサスは、バイクの走りを決める重要なパーツですけど、新型CBRはダンピングがしっかり効いています。

今回は主に蔵王のワインディングを走ったのですが、リーンウィズで走っていたときにちょっとフロントフォークの伸び側の戻りがちょっと弱いかな? と感じました。

新型は前の型に比べると、ハンドルまわりの変更でライディングポジションの上体の前傾が少し強くなっているのですが、リーンウィズで走っているときはちょっと後ろ寄りに座るので、新型のフロントフォークのリバウンドがちょっと弱く感じていたのかもしれません。

画像3: 刺激的なデザインながらツーリングも得意分野

最初にそれを感じたときは、イニシャルをちょっといじってみるかな? と思ったのですが、もうちょっと伏せるフォームにすればフロントフォークの作動感はより良くなるでしょう。

そのフロントフォークは厚側では路面が悪いところのバンプの吸収がすごく良かったです。

蔵王エコーラインは路面が荒れている箇所が割と多いのですが、絨毯の上を走っているみたいに乗り心地が良いです。

フロント側から体を離すより、ちょっと伏せた方がフロントフォークが仕事をする印象ですが、リーンウィズで乗っていてもリアサスの動きがとても良いので良い感じで走れます。

バイクの真ん中に乗って、ツーリングの間にスポーティに走ってみる、みたいな走り方が気持ち良いです。

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