1909年、初めての国産のオートバイが誕生した。それから100年以上、あまたのモデルが世に出て、愛され、そして消えて行った。時代時代で光を放ったオートバイたち…。今となっては、もう写真でしか見ることができない車両もある。そんな、日本が誇るオートバイの歴史を紐解いていこう。「果たしてあなたは何台のオートバイを知っているだろうか?」

ヤマハXT250 1980 年4 月

画像: ●空冷4ストOHC2バルブ単気筒●249cc●21PS/8000rpm●2.0kg-m/6500rpm●121kg●3.00-21・4.60-17●29万8000円

●空冷4ストOHC2バルブ単気筒●249cc●21PS/8000rpm●2.0kg-m/6500rpm●121kg●3.00-21・4.60-17●29万8000円

軽量でスリムな車体は、モトクロッサー・YZ譲りのモノクロスサスペンションの装備もあって、オフロードでの高い走破性を実現。それと同時に粘り強いパワー特性の空冷4ストシングルエンジンによって、扱いやすさも備えていたデュアルパーパスモデル。

ヤマハXJ400 1980 年6 月

画像: ●空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒●398cc●45PS/10000rpm●3.5kg-m/8000rpm●176kg●3.00-19・110/90-18●41万円

●空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒●398cc●45PS/10000rpm●3.5kg-m/8000rpm●176kg●3.00-19・110/90-18●41万円

ヤマハが満を持して投入した4気筒の400ccスーパースポーツ。背面ジェネレーターなど当時最新の手法を駆使してコンパクトにまとめられた空冷直4エンジンは、電子進角フルトランジスタ点火などの効果もあって、クラス最強の最高出力45PSを絞り出した。

ホンダ スーパーホークIII 1980 年 8月

画像: ●空冷4ストOHC3バルブ並列2気筒●395cc●40PS/9500rpm●3.2kg-m/8000rpm●173kg●3.60-19・4.10-18●39万8000円

●空冷4ストOHC3バルブ並列2気筒●395cc●40PS/9500rpm●3.2kg-m/8000rpm●173kg●3.60-19・4.10-18●39万8000円

ホークlllのスタイルやエンジンなどはそのままに、二輪車では初のデュアルピストンキャリパーの採用や、リアブレーキのディスク化、セミ・エアサスペンションの採用など足回りを充実化。ジュラルミン鍛造のセパレートハンドル、ブレーキペタル、チェンジペタル装着で、各部の質感も向上した。

ホンダ XL500S 1980 年 8月

画像: ●空冷4ストOHC4バルブ単気筒●497cc●31PS/6500rpm●3.8kg-m/5000rpm●142kg●3.00-23・4.60-18●38万5000円

●空冷4ストOHC4バルブ単気筒●497cc●31PS/6500rpm●3.8kg-m/5000rpm●142kg●3.00-23・4.60-18●38万5000円

23インチの大径Fタイヤを装着したXLシリーズの最大モデル。フロントブレーキが強化され、Fフェンダーの形状が変更された。

カワサキ Z750FX-II 1980 年 8月

画像: ●空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒●738cc●67PS/9500rpm●5.6kg-m/7500rpm●210kg●3.25-19・4.00-18●51万5000円

●空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒●738cc●67PS/9500rpm●5.6kg-m/7500rpm●210kg●3.25-19・4.00-18●51万5000円

初代FXはZ2系のエンジンだったが、2型からはZ650・ザッパー系をベースにしたエンジンに変更。スタイルもZ1000MkIIl系の角張ったものから、丸みを帯びたデザインへ一新。コンパクトな車体とパンチの効いたエンジンの組み合わせで、走る楽しさも大きく増した。キャストホイールやトリプルディスクも採用している。

※諸元の並び順●エンジン形式●総排気量●最高出力●最大トルク●車両重量●前・後タイヤサイズ●価格(発売当時)

画像: カワサキ Z750FX-II 1980 年 8月

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画像: www.autoby.jp
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