軽やかなステップを踏む、落ち着いた車体!

ランブレッタのスクーターは、排気量49.5cc、124.7cc、そして168.9ccの3モデルがラインナップされている。いずれもシャシーは共通。ただ、シリーズ最大排気量となるこの「V200スペシャル」は、ツインショック仕様となり、外観で違いがわかるポイントとなる。

画像1: 軽やかなステップを踏む、落ち着いた車体!

さらに、それぞれバリエーションは、フロントフェンダーがボディに固定されている「Fix」と、フロントサスにフェンダーが装備されている「Flex」の2タイプがラインナップ。

シリーズ最大排気量169ccエンジンの走り出しは、しっとりした雰囲気で滑らかさがあり、それでいて淀みのないCVT特有の伸びをみせる。

画像2: 軽やかなステップを踏む、落ち着いた車体!

初速こそ加速力に鋭さは伺えないが、30㎞/h以上に速度を上げていくと、逆にチカラが上乗せされていくので、常用域での過減速は実にキビキビとしたものだ。

それこそ、幹線道路を流しつつ追い越しを掛けるシチュエーションであっても、タイミングを逸することなく、前車をパスするのに必要な速度を得る事が可能。

画像3: 軽やかなステップを踏む、落ち着いた車体!

パワーと車体のバランスが良好で、重たさを感じる事なく、車格のイメージに反してヒラヒラと軽やかなステップを踏める。

さらに、シリーズ唯一のツインリアショックにより、高速域においての不快な突き上げはなく、重厚感すら漂わせる落ち付き払った巡航が可能だ。

画像4: 軽やかなステップを踏む、落ち着いた車体!

速度域が上がると少々不安になる12インチのタイヤだが、V200ではABSをフロントに標準装備。雨天時はとても心強いだろう。

実際のABS動作は、とてもキメ細やかでギクシャクせずにベストな制動を促してくれる。

クラシックスタイルのようであり、先進的なギミックをバランスさせた、現代のあるべきスクーターの姿がV200シリーズなのかもしれない。

文:山口銀次郎/写真:伊勢 悟

画像5: 軽やかなステップを踏む、落ち着いた車体!

ランブレッタ V200 Special Fix / V200 Special Flex 主なスペックと価格

全長×全幅×全高:1890×735×1115mm
ホイールベース:1340mm
シート高:770mm
車両重量:134kg
エンジン形式:空冷4ストOHC2バルブ単気筒
総排気量:168.9cc
圧縮比:10.2
最高出力:12PS/7500rpm
最大トルク:1.3kg-m/5500rpm
燃料供給方式:FI
燃料タンク容量:6L
変速機形式:Vベルト無段変速
ブレーキ形式 前・後:φ226mmディスク・φ220mmディスク
タイヤサイズ 前・後:110/70-12・120/70-12
メーカー希望小売価格(8%税込):45万円(単色)/50万円(バイカラー)

各部をチェック!

試乗車には、フロントバスケットに小ぶりなウインドスクリーン、そしてクロームガード等オプショナルパーツを装備。

フロントブレーキにはV200スペシャルのみABSを装備。ホイールデザインはドラムブレーキを彷彿させるクラシカルなものとなる。

画像: 広々としたフットボードにはグリップラバーが配される。後端に伸びるフットボードはタンデムライダー用となる。

広々としたフットボードにはグリップラバーが配される。後端に伸びるフットボードはタンデムライダー用となる。

画像: スッキリと薄いシートは必要にして充分なクッション性を持つ。シートオープンはメインキーに一括操作可能。

スッキリと薄いシートは必要にして充分なクッション性を持つ。シートオープンはメインキーに一括操作可能。

画像: シート下スペースにはフルフェイスヘルメットも収納可能。工具いらずでそのままバスケットを抜き取れるのだ。

シート下スペースにはフルフェイスヘルメットも収納可能。工具いらずでそのままバスケットを抜き取れるのだ。

画像: シート下のスペースのバスケットを外すと、エンジン上面にインジェクションや電装関連の手入れが可能となる。

シート下のスペースのバスケットを外すと、エンジン上面にインジェクションや電装関連の手入れが可能となる。

ランブレッタ 公式サイト(サインハウス)

こちらのインプレ記事もおすすめ!

This article is a sponsored article by
''.