昨年のインターモトでもっとも注目を浴びたメーカーのひとつがBMW。

前ページまでで紹介したR1250GSとともに、ツーリングモデルとして最高の評価を得ているRTも1250ccエンジンを搭載して登場した。

画像1: 伝統のフラットツインを大幅に改良したツーリングモデルの最高峰『BMW R1250RT』

可変バルブタイミング/リフト機構を採用した伝統のフラットツインエンジンは、パワー特性だけでなく、燃費の向上や、排気ガスのクリーン化までも実現。

オートバイとしての完成度を大きく高めている。

シフトカムを採用して大きくパワー特性と燃費を向上

BMWは今回のインターモトにおいて、最大の目玉となるGSシリーズのニューモデル・R1250GSと並んで、もう1台注目すべきニューモデルとしてR1250RTををデビューさせた。

従来のR1200RTの後継モデルとしてのフルモデルチェンジだ。

画像1: シフトカムを採用して大きくパワー特性と燃費を向上

BMWの高い技術力と信頼性の象徴である、フラットツインエンジンを搭載するRシリーズの中で、RTはハードな長距離ツーリングでの快適性、安全性に特化させた質実なツアラーマシンという存在であり、この新型R1250RTでもこれまでのR1200RTのコンセプトをしっかり受け継いでいる。

優れた防風性能を備える大型のカウルやスクリーンをはじめ、疲労を極力抑えるようなポジション設定、安定性を重視した車体に関するメカニズム、そしてツーリングを快適にサポートする充実した装備や電子制御デバイスなどは、多くのツーリングライダーから支持されてきたR1200RTからの正常進化させるために多くの改良が施された。

このモデルチェンジで大きく進化したのは、Rシリーズを象徴する空水冷フラットツインエンジン。

新型R1250GSと基本的に共通のこのエンジン、排気量が1169ccから1254ccにアップされるなど変更点は多いが、最も注目すべきは、動弁機構の吸気側に「シフトカム」と呼ばれる可変バルブタイミング/リフト機構を備えること。

画像2: シフトカムを採用して大きくパワー特性と燃費を向上

回転数に応じてバルブタイミングやリフト量の最適化が可能で、パワーアップだけでなく燃費向上や排ガスのクリーン化まで実現、オートバイとしての完成度が大きく高まった。

SPECIFICATION
全長x全幅×全高 2222x985xNA㎜
ホイールベース 1485㎜
シート高 805/825㎜
最低地上高 NA
車両重量 279㎏
エンジン形式 空水冷4ストDOHC4バルブ水平対向2気筒
総排気量 1254㏄
ボア×ストローク 102.5x76mm
圧縮比 12.5
最高出力 136HP/7750rpm
最大トルク 143Nm/6250rpm
燃料供給方式 FI
燃料タンク容量 25L
キャスター角/トレール NA/116mm
変速機形式 6速リターン
ブレーキ形式 前・後 φ320㎜ダブルディスク・φ276㎜ディスク
タイヤサイズ 前・後 120/70ZR19・180/55ZR17

DETAILS

画像: アナログ表示のスピードメーターとタコメーターの間に多機能液晶パネルを備え、さらに上部には大型のカラー液晶パネルを装備し、ツーリングに必要な多彩な情報を表示することができる。

アナログ表示のスピードメーターとタコメーターの間に多機能液晶パネルを備え、さらに上部には大型のカラー液晶パネルを装備し、ツーリングに必要な多彩な情報を表示することができる。

画像: RTのスタイリングを特徴づける大型のスクリーンは絶大な防風性能を発揮。電動調整式で、状況や好み、ライダーの体格などに合わせて細かく調整することが可能。

RTのスタイリングを特徴づける大型のスクリーンは絶大な防風性能を発揮。電動調整式で、状況や好み、ライダーの体格などに合わせて細かく調整することが可能。

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