大型バイク購入に意欲を燃やすオートバイ女子部の平嶋夏海ちゃんによる、試乗インプレッション企画! 親子でジムカーナを楽しんだり、オートバイ女子部としてミニバイクレースに挑戦したりと、ますますバイク熱が高まる一方のなっちゃんが、いまリアルに気になる車輌とは……? 第2回目では、ニンジャ650とZ650という、カワサキから登場した注目のモデル2台を乗り比べてきました!

画像1: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」
(第2回:KAWASAKI Z650、Ninja650)

ーー出発前にちゃんとエアチェックしてたけど、普段から自分のバイクもチェックしてるの?

画像2: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」
(第2回:KAWASAKI Z650、Ninja650)

「自分のバイクは、ツーリングの時はお父さんにやってもらってるんですが、ジムカーナの時は、最初の頃は全部自分でやらされてたんですよ。お父さんに『これくらい覚えておきなよ』って言われて。でも最近は、もうやり方わかったでしょ、みたいな感じでやってくれる(笑)。なので、今回は久々に自分で空気圧を見ました。去年、自分でVTRのタイヤ交換を初めてやった時以来ですね」

画像3: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」
(第2回:KAWASAKI Z650、Ninja650)

ーー今回もなっちゃんリクエストにより用意した2台なんだけど、実は公道でカワサキ車に乗るのが初めてだったんだよね? ジムカーナ好きのお父さんから、ホンダ車しか認めないって育てられたの?

画像4: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」
(第2回:KAWASAKI Z650、Ninja650)

「確かにお父さん、ホンダ大好きだけど、そんなことないです(笑)。この連載の1回目で乗ったSV650も、もともとはお父さんが『夏海が大型を買うなら、SVがいいんじゃない?』って勧めてくれたから、『乗りたい』ってリクエストしたんですよ。今回ニンジャに乗りたいって言ったのは、去年の12月にブリヂストンさんの新タイヤ“BATTLAX HYPERSPORT S22”の試乗会に参加して、試乗車の中にニンジャ650があったんです。私、フルカウルのモデルはちょっと苦手なのに、乗ってみたらすごく楽しかったんですよ。これなら普段も乗れるかもしれないって思えたので、ニンジャとZに乗ってみたいってリクエストしました。」

画像5: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」
(第2回:KAWASAKI Z650、Ninja650)
画像1: KAWASAKI Ninja650

KAWASAKI Ninja650

画像1: KAWASAKI Z650

KAWASAKI Z650

ーー乗り比べてみて、率直な感想はどんな感じ?

画像6: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」
(第2回:KAWASAKI Z650、Ninja650)

「先にニンジャに乗ったんですけど、サイドスタンドを払ってからの引き起こしは、ニンジャの方が重く感じたのに、いざ走り出しちゃうと、Z650よりニンジャの方が軽く感じたんです。エンジンから伝わってくる感じ、トルクとかも、ニンジャの方が細やかというか、擬音でいうと“サラサラ”した感じがして…同じエンジンのハズなのに、Zの方が激しめに感じました」

画像7: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」
(第2回:KAWASAKI Z650、Ninja650)

ーー実際の車重はニンジャが193kg、Z650が187kg。エンジンは同じだから、その印象は車体のイメージから来る違いかもね。

画像8: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」
(第2回:KAWASAKI Z650、Ninja650)
画像9: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」
(第2回:KAWASAKI Z650、Ninja650)

「そうですね。Zの方が走りが重いってわけじゃないし、荒々しさを感じるのも、不快な荒さじゃないので。逆にニンジャの方が、乗り始めちゃうと『650ってこんな軽かったっけ?』と思うくらいだったので、大きなバイクに乗りたいって人は、あっさり感じちゃうかも。もちろん、軽く扱える大きなバイクが欲しい人には、ニンジャ650はオススメできるって思います。車重の差は、取り回しの時はやっぱりZの方が全然軽く感じるんです。やっぱりニンジャはカウルの分重いので、路肩に停めた時とか、駐車場とかも左下がりになってる場所だと、ふんばらないといけないのが私は結構つらいなって。でも走り出したらすごく軽くて。あと、今回すごい便利と思ったのが、両車に付いているスリッパークラッチ! 私、たぶんスリッパークラッチが装備されてるバイクに乗ったのが初めてだったんですよ。今までもしかしたら、付いてるバイクに乗ったことあるのかもしれないけど、意識して乗ったのは初めてで(笑)。料金所とか、高速道路からサービスエリアに入る時とかに、気兼ねなくシフトダウンができちゃうので、ツーリング初心者にはすごくラクだなって思いました」

ーースリッパークラッチの感覚に慣れちゃうと、他のバイクに乗った時にやばいよね(笑)。

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(第2回:KAWASAKI Z650、Ninja650)

「そう! コレに慣れちゃうと、他のに乗った時『おっ!?』ってなりそう(笑)。クラッチ操作とか多少ラフにしても、エンジンブレーキでグンッと来るアクションがなく、スルスルと走れるので、すごくラクでした」

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(第2回:KAWASAKI Z650、Ninja650)

ーーポジション的にはどうだった?

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(第2回:KAWASAKI Z650、Ninja650)

「ニンジャはセパレートハンドルだけど、トップブリッジに装着されてるからすごい持ちやすい位置だったし、しかもハンドルがちょっと手前側に垂れてるから、さらに近く感じて。このハンドル位置は、ライディングポジションがラクに感じる理由の大きなひとつだなって思いました。ちょっと話ズレますけど、最初に車輌の説明で“トップブリッジ”って言葉を読んだ時に、『トップブリッジってどこ!?』って、私思ってて(笑)。実際に見た時に『あ、ここのことか!』って勉強になりました」

画像13: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」
(第2回:KAWASAKI Z650、Ninja650)
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(第2回:KAWASAKI Z650、Ninja650)

ーーそれは良かった(笑)。ニンジャはもともと前傾がちょっと苦手ななっちゃんでも、違和感ない乗車姿勢だったのかな。

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(第2回:KAWASAKI Z650、Ninja650)

「そうですね。今回のニンジャくらいだったらアリだなって思いました。ただ、その後にZに乗っちゃうと、よりハンドル位置が高めで乗りやすい位置なので、差は感じたけど、ニンジャ単体で乗ったら全然十分にラクなポジションだと思います。ニンジャとZって似たシートだけど、Zはいちばん後ろまで着座位置を下げても違和感ないんですよ。でもニンジャは後ろに下げると急にお尻が高く上がるように感じるんですね。それってハンドル位置がニンジャの方が低いから、より高くお尻が上がったように感じるのかなって思いました」

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(第2回:KAWASAKI Z650、Ninja650)
画像17: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」
(第2回:KAWASAKI Z650、Ninja650)

ーーサイズ感的にはどう?

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(第2回:KAWASAKI Z650、Ninja650)

「ハンドル位置が遠すぎるとか、近すぎるとかもなかったし、どちらの足着きも全然問題なかったです。タンクとか、シート周りのカウルがジャマして足着きが悪くこともなく、見た目通りの足着きだと思います。だからニンジャもセパハンとは言っても、そこまで前かがみにならないで済むのかなって」

画像2: KAWASAKI Ninja650

KAWASAKI Ninja650

画像2: KAWASAKI Z650

KAWASAKI Z650

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