絶妙なセッティングのサスで小柄なライダーでも楽しめる

ナナマルのLS(ロースタイル)に乗った私なりの感想をお届けしますっ☆

まず最初に驚いたのは、跨っただけでリアサスがスッと沈んだこと!

これまでさまざまなローダウン仕様のバイクに乗ってきましたが、ほとんどがサスペンションのストロークが短いせいでサスが硬く、私の体重(38㎏)ごときではサスがきちんと動かないことが多いのです…。

画像1: 絶妙なセッティングのサスで小柄なライダーでも楽しめる

段差を越える時にお尻が痛いんだ…。

しかし!  このLSのナイトロンサスは違ったのです‼

跨った瞬間から「コレはひょってしてイイかも?」と好印象でした♪

今回、市街地から高速道路、ちょっとしたワインディングまで走りましたが、サスの動きがすごくしっとりしていて、段差や路面のギャップを越えるときや、急ブレーキをかけるような場面でもイヤな突き上げがないし、なんせ、お尻が痛くならないのです!

画像2: 絶妙なセッティングのサスで小柄なライダーでも楽しめる

最初はフロントフォークとのバランスがどうか気になっていましたが、リアに合わせて調整してあるようで、走ってみて特に気になる所はなく、とても相性がよかったです☆

何より、身長150㎝の私でも、両足をおろせば親指の付け根あたりまで地面に着くので、バイクをしっかり支えられて不安がありません。

急にバランスを崩しても自分の足で支えられるのはとっても大きい!

また、信号待ちの交差点で、いつもならつま先に神経を集中し、しっかりブレーキを握っていないと不安なのですが、このナナマルならハンドルから手を放してまったりできちゃう!

画像3: 絶妙なセッティングのサスで小柄なライダーでも楽しめる

足つきに悩んだことのないライダーさんには普通のことかもしれませんが、ちびっこライダーにとって、この安心感ってすごく大きいんですよ!

リラックスできると余裕が出てきて、走りがとても楽しくなりますよねっ☆

エンジン関係はノーマルだそうですが、4気筒エンジンはとても勇ましく、吹かしたときのサウンドもフィーリングもとても魅力的!

おまけにギアを1速に入れるときの「カコン!」という感触がたまりませんっ!

画像4: 絶妙なセッティングのサスで小柄なライダーでも楽しめる

CBといえば私には教習車のイメージなんですが、今回改めてCBを見直しちゃいました♪

12色のボディカラー、11色のセンターストライプを組み合わせて、好きなカラーにできるシステムも気に入りましたっ☆

人にはそれぞれお気に入りの色がありますし、自分だけのテーマに合わせたコーディネイトができるってすごくイイと思います!

さすがにちょっとお値段は張りますが、これだけの内容を自分でカスタムすることを考えれば価格も納得。

ちびっこライダーや女の子にはオススメできる1台です!

SPECIFICATION
全長x全幅×全高 2080x745x1080(1160)㎜
ホイールベース 1410㎜
シート高 735㎜
最低地上高 130
車両重量 201(206)㎏
エンジン形式 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量 399㏄
ボア×ストローク 55x42㎜
圧縮比 11.3
最高出力 56PS/11000rpm
最大トルク 4.0㎏-m/9500rpm
燃料供給方式 PGM-FI
燃料タンク容量 18L
キャスター角/トレール 25度5分/90㎜
変速機形式 6速リターン
ブレーキ形式 前・後 φ296㎜ダブルディスク・φ240㎜ディスク
タイヤサイズ 前・後 120/60ZR17・160/60ZR17

テスター:オータの試乗インプレッション

オートバイの車体はエンジン位置、ホイールベース長、フロントのキャスター角とトレール量、スイングアーム垂れ角など多くの要素がバランスして成り立っている。

ローダウン化は、多くの場合サスストロークの短縮で乗り心地が悪化し、車体姿勢が後ろ下がりになってハンドリングは鈍重になりがちだ。

この「LS」はリアショック長をノーマルより15㎜短くしてあるが、フォークの突き出し量を増やし、プリロード量を減らして車体姿勢のバランスを取っている。

画像1: テスター:オータの試乗インプレッション

クルーザーか?と思うほど足着きがいいが、街乗りでの乗り心地やハンドリングにローダウン化の影響は感じない。

これはリアショックユニットの作動性の良さのおかげ。

画像2: テスター:オータの試乗インプレッション

大きなギャップの吸収性と、フロントからの旋回性は若干弱まっているが、激しいライディングでもしなければ気にならない。

「これがノーマル」と言われても納得できる操縦性だ。(太田安治)

PHOTO:南 孝幸 TEXT:美環、太田安治、本誌編集部

公式サイト

最新号

This article is a sponsored article by
''.