2018年、バイク界に嵐を起こしたもうひとつの「横綱」がこのZ900RSとカフェ。どちらのモデルも発売と同時にたちまちバックオーダーが積み上がり、長い納車待ちが起きたのも記憶に新しい。改めてこのバイクの何がライダーを虜にするのか、執筆陣のコメントを見てみよう。

画像1: 【KAWASAKI Z900RS/CAFE】カタチは違えどあの頃の魅力は健在【ベストヒット番付2019】

SPECIFICATION
全長×全幅×全高 2100×865(845)×1150(1190)㎜
ホイールベース 1470㎜
最低地上高 130㎜
シート高 800(820)㎜
車両重量 215(217)㎏
エンジン形式 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量 948㏄
ボア×ストローク 73.4×56㎜
圧縮比 10.8
最高出力 111PS/8500rpm
最大トルク 10.0kg-m/6500rpm
燃料供給方式 FI
燃料タンク容量 17L
キャスター角/トレール量 25度/98㎜
変速機形式 6速リターン
ブレーキ形式 前・後 φ300㎜ダブルディスク・φ250㎜ディスク
タイヤサイズ 前・後 120/70ZR17・180/55ZR17

画像2: 【KAWASAKI Z900RS/CAFE】カタチは違えどあの頃の魅力は健在【ベストヒット番付2019】

宮崎敬一郎

自分の青春時代をともに過ごしたかつての相棒と同じ「RS」という名を持ったZ900RS。正直言って、それに似せようとした割には、あまりにかけ離れた姿だと最初は困惑していた。

だが、走ってみるとコレがすばらしい。最初感じていた違和感はドコへやら…。サウンドが野太くて少し愉しかったりするし、ハンドリングはあっけないほど素直で誰にでもなじむ。エンジンの調教もすばらしく、低回転域からよく粘って上で軽い。おまけに乗り心地もよくて、そこそこスポーツもできる。

あの頃の「RS」が光らせていた魅力を、カタチこそ違えど、Z900RSはしっかりと現代風に光らせている。かつてのモデルのような「最強最速」というような勲章こそないが、等身大になってその魅力を投影している。ベースモデルのZ900も自然ですばらしいが、このRSにはこのスタイルが濃いスパイス。オシャレだ。

画像3: 【KAWASAKI Z900RS/CAFE】カタチは違えどあの頃の魅力は健在【ベストヒット番付2019】

八代俊二

Z2やCB750で育った世代にとって、Z900RSは「どストライク」のバイクだよね。タイヤ2つに丸いヘッドライトとティアドロップタンク。はっきりレイアウトが見えるフレームにエアクリーナーボックスを覆うサイドカバー。特別な物は何もないが、オートバイ本来の姿がそこにあると思うのは俺だけじゃないだろう。それでいて、一見何の変哲もないように見せかけて、エンジンは最新の水冷だし、リアサスはスーパーバイク譲りのリンクタイプを採用している。試乗したことがないので断言できないが、走行性能はかなり高そうな印象。だけど、重要なのはゆっくり走っても楽しめること。Z900RSにはその資質を感じる。是非乗ってみたい1台だ。

画像4: 【KAWASAKI Z900RS/CAFE】カタチは違えどあの頃の魅力は健在【ベストヒット番付2019】

ばどみゅーみん

自宅が神戸で、明石が近いから、というわけではないんですが、カワサキ車は大好きです。Z900RSは、モーターサイクルショーなどで見る機会も多く、街やジムカーナの大会でも比較的よく見かけることもあって、印象深い1台です。

ネオレトロなモデルらしく、一世を風靡したかつてのZを巧みにオマージュしていて、特にタンクの形状などはZらしいカタチだと思いますし、現代のバイクですが、全体のデザインもカワサキらしく、上手にまとめているなぁと思います。

カラーリングはやっぱり火の玉に限りますね。Z900RSを気に入っているのは火の玉カラーだから、というのも理由のひとつです。

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