ロードスターでもっと熱く走りたい!その要望に応えたセパハン&バックステップ

セパハン&バックステップのハーレー⁉ ビッグツインをイメージしてしまうと違和感を覚える人もいるかもしれないが、スポーツスター・ロードスターならご覧の通り意外と似合う。

これはすべて純正パーツで仕上げられた『カフェカスタム・コアパッケージ』。詳細は公式ホームページにあるパーツリストで確かめて欲しいが、セパレートハンドル、アルミグリップ、バーエンドミラー、ケーブル類、バックステップキットが組み込まれたコンプリートモデルだ。

画像: ハーレーダビッドソン史上初のセパレートハンドルだ! バーエンドミラー&アルミグリップ、そしてバックステップを装着したコンプリートモデル。今回紹介するアイテム以外にも純正カフェカスタムパーツはまだまだあり、さらなる発展も可能となっている‼

ハーレーダビッドソン史上初のセパレートハンドルだ! バーエンドミラー&アルミグリップ、そしてバックステップを装着したコンプリートモデル。今回紹介するアイテム以外にも純正カフェカスタムパーツはまだまだあり、さらなる発展も可能となっている‼

そもそもスポーツスターは、そのネーミングが示すとおりハーレーの中ではもっとも運動性能に優れるモデル。4カム、一体式ミッションなど、エンジンは専用の1202㏄あるいは883㏄の2本立てとなっているし、車体もツアラーのようなドッシリとしたものではなく、軽快感にあふれるものとなっている。

なかでもロードスターは、φ43㎜倒立フォークやダブルディスクブレーキ、アルミキャストホイールにラジアルタイヤを履くというスポーティさを強調したモデル。「ハーレーでもアグレシッブに走りたい」という声は昔からあり、その要望を叶えるモデルとして16年春にデビューして以来、高い人気を誇っているが、このカフェカスタムはその持ち味をさらに前面に押し出した待望の1台と言えよう。

画像: ロードスターでもっと熱く走りたい!その要望に応えたセパハン&バックステップ

跨ってみると、従来のハーレーではまず感じることのない「さぁ、飛ばすぞ〜」という気持ちが芽生えてくる。Vツインエンジンをドコドコ言わしながらノンビリ行こうという、ハーレー特有の大らかな感覚はこのオートバイにはない。

これはハーレーの新たなるチャレンジであり、結果的にこれまで国産スポーツバイクに乗ってきた人にも受け入れられそうだ。

SPECIFICATION
全長×全幅×全高:2185㎜×860㎜×1080㎜
ホイールベース:1505㎜
最低地上高:150㎜
シート高:785㎜
車両重量:259㎏
エンジン形式:空冷OHV2バルブV型2気筒(AirーCooled Evolution)
総排気量:1202㏄
ボア×ストローク:88.9×96.8㎜
圧縮比:10.0:1
最大トルク:9.18kg-m/4000rpm[90.1Nm/4000rpm]
燃料タンク容量:12.5ℓ
レーク角/トレール:28.9°/140㎜
変速機形式:5速リターン
ブレーキ形式 前:φ300㎜ダブルディスク(ABS) 後:φ260㎜ディスク(ABS)
タイヤサイズ 前:120/70R19 後:150/70R18
燃費:20.4㎞/ℓ[4.9ℓ/100㎞]

前屈みのライディングポジションのおかげでいつも以上にアグレシッブ!

スポーツマインド漂う前傾のライディングポジションに加え、ビレットアルミ製のソリッドな握り心地のグリップでもうスイッチが入ってしまう。「ワイドオープンで行こう!」という脳内スイッチだ。

グリップエンドからステーが伸びるバーエンドミラーを後方確認できるよう合わせると、これが意外と左右に飛び出していて、幅のあることを再認識させられる。スリ抜けをするなら気をつけたい。

ステップは、スタンダードではパッセンジャー用ペグが取り付けられる位置まで後退され、前傾姿勢にうまくフィットしている。

画像: ミッドコントロールだったステップは、パッセンジャー用ペグのマウント位置まで下げられた。前傾のライディzzzングポジションに違和感なく合わせられるのはもちろん、バックステップ化によってバンク角も稼いだ。

ミッドコントロールだったステップは、パッセンジャー用ペグのマウント位置まで下げられた。前傾のライディzzzングポジションに違和感なく合わせられるのはもちろん、バックステップ化によってバンク角も稼いだ。

乗り慣れたスポーツスター・エボリューションエンジンに火を入れ、容量3・3ガロン(12・5L)の燃料タンクを抱きかかえるようにして低いグリップを掴むと、その唸りがダイレクトに全身を包み込み、興奮がさらに増す。エンジンがいつもより身体の近くにあり、ラバーマウントで身震いする排気量1202㏄のVツインがより荒々しく感じる。

コーナーでは曲がりたい方向(イン側)へ腰をしっかりズラす意識を持って乗ってみると、旋回性はなかなかにして高い。車体左面にニーグリップする場所がないのは相変わらずだが、これはリプレイスパーツにあるニーグリップバーで解決できるから、さほど致命的な問題ではない。

それよりも、前屈みになったライポジのおかげで、強烈に加速しようとも身体が置き去りになることはないし、ハードブレーキにも対応しやすくライディングが積極的になっていることが自分でもわかる。これは急かされているのではなく、バイクを操ることを楽しんでいるのだ。

画像: 前屈みのライディングポジションのおかげでいつも以上にアグレシッブ!

エンジンがチューンされているわけでもないのに、乗車姿勢が変わっただけで走りが熱くなってしまうのだから面白い。つまりオートバイは感覚で乗っているところが大きいのだと改めて思う。空力特性に優れるフルカウルや200馬力のエンジンがなくたって、気分はカフェレーサーというわけである。前傾で上半身を伏せてバイクを操るって、なんて楽しいのだろう! そんな新鮮な感覚を味わえる。

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