寒いんだから、それなりの装備を揃えないとキツイ? いえいえ、低予算でどうにかしちゃいましょう! テント内で冷えがちな足を保温するなら、アウトドアメーカーのお高い羽毛入りソックスが最高としても、安く済ませられる代用品はある。また冬用シュラフは羽毛がいっぱい入っている分、値段も高くなってしまうのは当たり前。だったら、3シーズンシュラフを2枚重ねて使うとか、3シーズン用に夏用シュラフを重ねてみるなど、ウエア同様にシュラフをレイヤードしてみればいい。地面から上がってくる冷気をシャットアウトするため、テントの下にシートを敷き、さらに内側にも何か一枚敷くなど、工夫を凝らそう。冬山登頂するわけじゃなし、オートバイで行くキャンプ・ツーリングなら「安く、楽しく、暖かく」が可能です!

ワークマン「あったかフェルト風インナーソックス」

長靴用インナーやルームシューズとして販売されているこの商品、ポリエステル素材でとても暖かく、テント内オーバーソックスとしても使用可能。税込350円って魅力的でしょ!? 柔らかくて厚みがあるので、バイクでの移動中はランタンなどの衝撃吸収ケースとしても代用可。サイズはM~LL。

画像: ワークマン「あったかフェルト風インナーソックス」

冬用のシュラフがなければ、いつものシュラフを重ねる

シュラフの2枚重ねは、思わず笑みがこぼれるほどあったかい! いつもの3シーズンシュラフに、夏用のシュラフを重ねて使うだけ。化繊シュラフとダウンシュラフを2枚重ねする際は、ダウンシュラフを内側に使うと身体とのフィット感がよく、暖かさが増すのだ。

画像: 冬用のシュラフがなければ、いつものシュラフを重ねる

テントのグランドシートにも防寒の工夫を

グランドシートが汚れないよう、テントを張る前にブルーシートなどを地面に敷く人は多いはず。それだけでも地面からの冷気と湿気をさえぎってくれるが、さらにテント内にも敷物を広げておこう。ペラペラのものでも、ないよりはマシ。地面に敷くシート、テントのグランドシート、テントの中に広げる敷物、以上3枚のシートが重なることによって、防寒効果がアップする。グランドシートの防水コーティングを保護する意味でも、敷物は使ったほうがいい。

画像: テントのグランドシートにも防寒の工夫を

フライシートとインナーテントは接触させない

インナーテントを雨や湿気から守ってくれるのが、フライシート。防水性の高いフライシートは、テント内にいる人間の呼気や発汗などによって内側が結露しがちだ。なので、フライシートを適当に張ってたるませたままでいると、フライシート内側とインナーテントの壁側が接触し、結露がインナーテントまで伝わってきてしまう。これを避けるためにも、フライシートは「ピン!」と張っておくこと。写真のように、フライシートとインナーテントの接合部にテンション調整ベルトがある場合は、きつく引いておこう。

画像: フライシートとインナーテントは接触させない

何よりありがたいのはやっぱり焚き火

キャンプのお楽しみといえば、焚き火。といってもバイクの場合、あまり大きな焚き火台は積載しづらい。収納時に軽量コンパクトなため、ライダーに絶大な人気なのが、ユニフレームの焚き火台「ファイアスタンドⅡ」。特殊耐熱鋼を使った金属メッシュは風の通りがよく燃焼効果が高い。メッシュの網目は0.96mm目、地面に火が落ちることはほとんどない。使用サイズは400×400×高さ300mm。収納時は約φ60×570mm。価格6000円(税込)。

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画像1: 何よりありがたいのはやっぱり焚き火

いかがでしたか? 秋のキャンプは寒くて大変そうなイメージもありますが、夏と比べてキャンプ場も空いているし、やぶ蚊などの害虫が少なく、星空がきれいだったり、焚き火がうれしかったりと、メリットもいっぱい。次回はライダー向けの焚き火料理についてお伝えする予定です。お楽しみに!

画像2: 何よりありがたいのはやっぱり焚き火

アウトライダー菅生雅文 氏のコラムはコチラからご覧頂けます!

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